【第104回】累計【1700件】突破!! ジャンプ+ではどこからでも投稿できる「WEB持ち込み」を大募集!

いつもジャンプルーキー!へのご投稿ありがとうございます!

このブログを読んでくださっている方々の中には、
「ジャンプ+で連載したい!」
という思いを持ってくださっている方も多いはず。

そのファーストステップとして「ジャンプルーキー!への投稿」と同じくらいおすすめしたいのが、
「持ち込み」
です!

持ち込みには、直接集英社に持ち込んでいただく方法と、本日のトピックである、
「WEB持ち込み」
の2種類があります(直接の持ち込みについては、第33回編集部ブログをチェック!)。

2020年4月から始まった「WEB持ち込み」ですが、2023年6月時点で、持ち込みしていただいた累計作品数がなんと…

1700作品を突破!!!

1日当たり約1.5件の持ち込みをしていただいている計算に! 沢山の応募、誠にありがとうございます!!

今回は、そんな絶賛募集中の「WEB持ち込み」の応募から、講評が返ってくるまでのフローを紹介させていただきます。

*****

◆「WEB持ち込み」はどんな人にオススメ?

持ち込みを検討されている方の中には、様々な事情があって直接持ち込むのが困難な方もいるはず。
特に以下のような理由のある方に「WEB持ち込み」をオススメしています!

① 地方に住んでいて、東京に行くのが難しい

皆様ご存じの通り、ジャンプ+編集部のある集英社神保町三丁目ビルは、東京にあります。地方に住んでいる方は、東京に来るだけでも一苦労。交通費だって馬鹿になりません。その点、「WEB持ち込み」なら、この問題は解決! 自宅でカンタンに持ち込みできます!

② 直接持ち込む勇気が…

自分の漫画を人に読んでもらって、感想を貰うというのは、とても勇気がいるモノ。「漫画を作ってみたけど、直接持ち込むほどじゃないかも…」と思う方もいると思います(もちろん、直接の持ち込みはいつでも大歓迎です! 編集部員が懇切丁寧に対応いたします!)。
しかし、「WEB持ち込み」なら? 編集部部員から対面で批評を受けるわけではない、しかし、丁寧な講評は貰える…! これならやってみようと思いませんか?

今述べた通り、「WEB持ち込み」では、ジャンプ+編集部部員が必ず目を通して講評します! 皆様の熱意のこもった作品を、ぜひご応募ください!

◆「WEB持ち込み」に応募してから、講評が返ってくるまで!

それでは、「WEB持ち込み」について、具体的に応募するところから紹介していきます!! 申し込み方法は、とてもカンタン! すぐに申し込みいただけます!

① まずは原稿を用意!

WEB持ち込みの際は、データで投稿する必要があります。以下の注意事項を確認して、原稿データを用意してください(こちらは申し込みページでも確認できます)。

・提出の際にはJPEG・JPG・PNG・PSDなどの画像ファイルをzip圧縮してください。
・ファイル名は「(作品のタイトル半角英数字).zip」など正式タイトルがわかりやすいものにしてください。
・各画像ファイル名は日本語は含めず「001.jpg」など掲載順がわかるものにしてください。
・提出ファイルのサイズ上限は200MBです。解像度はモノクロ2値600dpi以上を推奨します。

どのように原稿用紙を使ったらいいかわからない!という方は、四谷啓太郎先生(『悪魔のメムメムちゃん』)の「漫画原稿用紙の使い方」をチェック!

② 申し込みサイトで、必要事項を提出する

以下のリンク(https://www.shonenjump.com/p/sp/mochikomi/)から、「申し込む」をクリックして、必要事項を記入! 特に「※必須」項目は忘れずに!(「ジャンプ+ WEB持ち込み」で検索してもサイトに飛べます)

(※応募画像はサンプルです。ご自分の情報を入力してください)
記入事項が間違っていないかを確認したら、「確認ページへ」をクリック。そして「投稿」を押せば、応募は完了!

③1か月以内に、講評が返ってくる!

応募していただいた原稿は、すべてジャンプ+編集部部員がチェックします。その後、応募時に記入していただいたメールアドレス宛に、講評をお送りします。

(※画像はサンプルです。実際はあなたの作品の講評が送られます)
※たくさんの方が「WEB持ち込み」で担当が付いています!
各編集部員が投稿された作品を読んで、「この人と一緒に漫画を作りたい!」と強く思った場合には、ぜひ担当させていただきたいという旨の連絡を編集部員からお送りすることがあります! もちろん、その方にも講評はお返しいたします!

いかがでしたか? 「WEB持ち込み」は、これだけのステップで投稿できます! もし、少しでも「WEB持ち込みしてみようかな…?」と思ったら、ぜひご応募ください!

◆「WEB持ち込み」担当編集者に聞いた!「こんな作品を読みたい!」

最後に、現在「WEB持ち込み」を担当している編集者たちに、どんな作品を求めているか、インタビューしました。その中で、特に意見の多かった「求めている要素」をお伝えしたいと思います。

  • 本当に描きたいことが描かれている:

担当編集者全員から出た意見です。編集者は常に、何か新しいものを求めています。「受けそうだから、なんとなく」作ると、あなたの作風が見えてきません。描きたいことを突き詰めると、そこに作り手自身のオリジナリティが生まれます。ぜひ「自分は何を描きたいのか」を考えてみてください。

  • 一つでも光るものが見える:

こちらも多くの編集部員から出た意見です。キャラクターの好感度の高さやストーリー構成のうまさ、画力の高さなど、何か一つでも光るものがあると、編集者の目に留まります。ご自身の強みを意識しながらそれを最大限表現できる漫画を作ってみてください。

  • 読者目線を意識する:

せっかく面白い漫画を作っても、コマがごちゃついていたり、誤字脱字が多かったりなど、ノイズとなるものが多いと、面白さが伝わりきりません。漫画を描き切ったら、読者の立場に立ち返って、読みにくいところはないか確認してみてください。

*****

いかがでしたか? 私たちジャンプ+編集部は、いつでも「WEB持ち込み」を歓迎しています。
少しでも、漫画家デビューを果たす、その助けになれば幸いです。


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【第103回】ジャンプルーキー!100回(と3回)突破記念! 編集部ブログ大賞決定!!

ジャンプルーキー!にいつもご投稿ありがとうございます!
そしてこの編集部ブログをご愛読いただきありがとうございます!

ジャンプルーキー!が出来てから早9年を迎え、この編集部ブログも100回を突破することが出来ました。

この編集部ブログは新人作家さんに向けて、漫画作成に少しでも役立つようにと始めたもので、ジャンプ+編集部の現場担当が毎月交代制で記事を作成しております。

ただ、心を込めて作成しましたブログも、100個もあると一つ一つ読んでいくのはあまりにも大変!!

ということで!
これさえ読んどきゃ間違いない!!
新人編集者が選ぶ! 作家さんにぜひ読んで欲しい編集部ブログ ベスト5発表!!

選考をしたのは、ジャンプ+編集部にやってきて2年以内の若手編集者たち5人です。さっそくいきましょう。

*****

第5位!
編集者が新人作家にまず伝えたい大事な事柄をまとめたこちらの記事がランクイン!
【第41回】漫画編集者が伝える、新人作家への最初の課題

【第5位のブログを読む】

  • 編集者I:担当編集がついた際の初めのやり取りを疑似的に体験でき、作品づくりの指標・目的意識を持てます。
  • 編集者A:新人作家が始めに読み切りを描く理由が書かれており、ある種初心に戻れる内容の記事になっています。


第4位は同率ポイントで2つご紹介!
【第68回】君の漫画をレベルアップさせる!『集英社漫画講座の埋蔵金』!!

【第4位のブログを読む】

  • 編集者S・K:まさに埋蔵金のような、自力でたどりつくのは難しい&役立つ情報が詰まっている記事をまとめてくれていてとても助かります。
  • 編集者I:本当に「宝の山」なサイトがたくさん。プロの実感のこもったインタビューは、モチベアップにも繋がりそうです。

【第78回】「SPY×FAMILY」「怪獣8号」「あやかしトライアングル」ネーム大公開!! 作品の魅力が伝わるネームづくりの極意

【第4位のブログを読む】

  • 編集者S・K:ネームを作るときに、どこまで描き込んだらよいのか…そもそも何に気を付ければいいんだろう…という方にぜひ一度読んでみてほしい記事です。
  • 編集者T:新人作家さんが迷いがちな、「ネームの段階で何を描いて何を描かないか」という取捨選択の参考になります!


続いて第3位は、ジャンプ編集部伝説の編集者へのインタビュー記事がランクイン!
【第62回】累計6億部以上!『ONE PIECE』『BLEACH』など大ヒット作の立ち上げ編集・浅田貴典が語る漫画話

【第3位のブログを読む】

  • 編集者A:ヒット作の魅力や裏話のような部分が面白く、漫画を描くうえでのモチベーションになる記事です。
  • 編集者T:大ヒット作を描かれた作家さんが意識していて、自分が意識していないものは何か…客観視できる記事です。
  • 編集者S・K:ルーキーブログの中でもかなり情報量が多く、インタビュー記事としても面白いです。


第2位はこちら!
連載1話目を編集者目線で解説した良記事が堂々のランクイン!!
【第58回】漫画の奥深さを100倍感じる!漫画家志望者におすすめしたい傑作「連載第一話」3選!!

【第2位のブログを読む】

  • 編集者I:編集者視点での「面白さの言語化」が勉強になります。タイトルのメジャーさも◎。
  • 編集者S・H:漫画を上手く作るための理屈と、理屈は絶対ではないことを教えてくれます。1話目なら電子書籍で試し読みしやすいです。
  • 編集者A:ベテラン編集者によるヒット作の読み方が非常に参考になります。漫画を読む視点が養えると思います。
  • 編集者S・K:編集者の視点で人気作を構造的に分析していて、何度も「なるほど!」と言いながら読みました。


そして栄えある、第1回編集部ブログ大賞に輝いたのは……!
ジャンプ+人気漫画をデータという違った視点で分析したこの記事に決定です!!!
【第93回】「少年ジャンプ+」のデータ担当Kさんに聞く! 読者の行動は数字で分かる!? 読者を逃がさない読切作品の作り方!!

【第1位のブログを読む】

  • 編集者T:よく編集がお伝えする「できるだけ文字量は少なく」というアドバイスの、定量的な根拠が明示されています!
  • 編集者A:数字から漫画を見る説得力のある記事です。作品の内容以外にもデータから漫画の作り方を学べます。
  • 編集者S・K:漫画づくりは正解が見えないですが、「データに基づいてできることがある」というのは作り手にとって支えになると思います。
  • 編集者I:他の記事とは違う「面白さ」の分解方法です。数字が具体的なので作品への落とし込み方がイメージしやすいです。


見事、編集部ブログ大賞に輝いた第93回の記事を作成した、編集者Sくんにトロフィーを贈呈!!

惜しくもランクインしませんでしたが、他にも若手編集者たちがオススメした記事は以下の通り。


【第45回】桃栗みかん(河下水希)先生 かわいい&かっこいいキャラクター描き方講座

  • 編集者S・H:かっこいいキャラ&かわいいキャラを描くことはとても重要だと思います。

【第48回】漫画家と担当編集者の出会いの全7パターン詳細説明と、良い点・悪い点

  • 編集者I:「作品は描けたけど、その後にどうすればいいかわからない」という作家さんにオススメです。

【第66回】担当作家 藤本タツキ先生Q&A!

  • 編集者S・H:今をときめく作家さんですし、量の重要さを教えてくれます。

【第71回】『ジャンプルーキー!』から連載へ!漫画歴40日だった『ゲーミングお嬢様』の作者、連載中の“今”に迫る!

  • 編集者S・H:マンガ歴が短い作家さんなので、あらゆる気づきが等身大でとても分かりやすいです。また、ネームにとてつもない意図が詰め込まれていてすごいです。

【第77回】間違えると致命傷!? 新人作家さん原稿ミスあるある3選!

  • 編集者S・H:超基本的な内容ですが、だからこそ早めに知っておいて欲しいです。

【第83回】最初が肝心! 人気作品から学ぶ「掴み」の技術!!

  • 編集者A:物語冒頭の「掴み」の生み出し方が書かれております。ヒット作を基に描かれているので参考になる部分が多いです。

【第88回】『少年ジャンプ+恋愛漫画賞』募集開始!プロに聞く恋愛漫画の極意!!

  • 編集者T:『オトメの帝国』作者・岸虎次郎先生の「『なんとなく』は表現の放棄です」というお言葉が沁みました…!

【第89回】『幕末賭博バルバロイ』『賭ケグルイ』の原作者・河本ほむら先生に聞く漫画原作者の極意とは?

  • 編集者T:最近持ち込みでも増えている、原作者志望の方々。作画をしない分何が要求されるか、端的に書かれています!

*****

他にも漫画制作に役立つ記事がたくさんあるので、興味がある人はぜひ過去のアーカイブから読んでみてください!!

これからもジャンプ+編集部は、ジャンプルーキー!へ投稿する作家さん、ジャンプ+での連載を目指す作家さんに向けてタメになるブログ記事を作成していきますので、こちらのブログもチェックしてもらえると嬉しいです!!

今後とも宜しくお願い致しますー!!


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【第102回】投稿作を総チェック中! 担当編集者陣はこんな人!!

ジャンプルーキー!にいつもご投稿ありがとうございます!

ご投稿の理由は様々だと思いますが、アンケートを取りますと「ジャンプ+に載りたい」「プロ作家への足掛かりにしたい」という方も数多くいらっしゃいます。
ジャンプルーキー!では作品を拝見させていただいて是非一緒にマンガを作りたいと思う編集者がいる場合、ご登録済みの連絡先に連絡させていただいています。

そこで今回はその編集者をピックアップします。

今まで何度か明言させていただいておりますが、ジャンプルーキー!は投稿いただいた全ての作品をジャンプ+編集部の編集者がチェックしています。チェック漏れがないように週ごとに担当者も決まっています。
今回は特に皆さんの作品を拝見する可能性が高いチェック担当編集者4人にインタビューしました。作品作りの何か参考になれば幸いです。

質問は3つ
 Q1 新人さんにおすすめのマンガは?
 Q2 どんな新人さんに声を掛けるか?
 Q3 新人作家さんにするアドバイスは?

*****

【編集者S】
Q1
『トリリオンゲーム』 稲垣理一郎・池上遼一 著
それぞれのキャラクターが予想を裏切りながら活躍してくれます。しかも、“こいつならやれちゃうな”と思えてしまうような明確なキャラ立ても凄いです。

Q2 
普通なら言わないセリフを見かけたときに声をかけることが多い気がします。

Q3 
読者にキャラクターを好きになってもらうためには、まず描き手自身がそのキャラを好きになることが必要なので、自分自身がどんなキャラ・人間が好きなのか考えてみて欲しいです、ということが多いです。


【編集者I】
Q1
『幽★遊★白書』冨樫義博 著
キャラクター・構成・演出全てが完璧に近く、それが物凄いテンポの良さで無駄なく展開されていきます。読みやすさ、という点でもとても参考になると思います。

『藤子・F・不二雄SF短編集』 藤子・F・不二雄 著
アイデアの量・質が凄まじい傑作短編集です。またその見せ方が上手く、短いページ数で過不足なく読者に面白さを伝える手法は勉強になります。

Q2
例えまだ拙くても「自分にしか描けないもの」を描こうとしている作家さんに声をかけるようにしています。

Q3
自分が好きなもの・面白いと思うものを突き詰めて考えてもらうようにしています。


【編集者S】※1人目とは別人
Q1
『運命の女の子』ヤマシタトモコ著
味わいの異なる3編を収録した短編集。どんどん先を読ませる演出や構成、ストレスのないコマ割り・フキダシの配置など、どの短編も学べることが多いです。

『静かなるドン』新田たつお著
出てくるキャラクターがみんな独特かつ魅力的。コメディ、ドラマ、ロマンス…幅広いジャンルの勉強になります。

Q2
自分の「好き」を作品にぶつけている方。

Q3
コマ割りや文字数についてなど、読みやすくするための方法論。みなさんそれぞれが持つ面白さを最大限に読者に伝えるための技術についてお話しすることが多いです。


【編集者A】
Q1
『ブランクスペース』熊倉献 著
主人公の友人が「ある能力」を持っているのですが、そちらの企画設定・広げ方が秀逸な作品です。企画の転がし方で、悩む方には参考になると思います。

『銀河の死なない子供たちへ』施川ユウキ 著
テーマ性とエンタメ性が良い塩梅で調整されている作品です。物語の核となる部分をキャラクターや展開などで、どう味付けすべきかの参考になります。

Q2
粗削りであっても、企画・キャラクター・演出・画力等のどれかで、冒頭から惹きを感じさせる作品です。

Q3
物語冒頭の取っ付きやすさがないと、後半も読まれないので、どの要素で序盤の惹きを作るかの話をします。

*****

いかがだったでしょうか。
この4人以外もたくさんの編集者がルーキー!をチェックさせていただきお声がけさせていただいてます。
2022年は95人のルーキー!投稿者がジャンプ+に掲載されました。
プロへの一番の近道なマンガ投稿サイト、ジャンプルーキー!を今後ともよろしくお願いします。


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【第101回】漫画を描く人なら誰でも参加できる! 少年ジャンプ+による漫画家限定イベント開催決定!!

少年ジャンプ+編集部は、漫画家限定の初イベント「少年ジャンプ+presents 漫画家のツドイ」を2023年6月25日に開催します!

  • 開催日時

 2023年6月25日(午前午後2部制、入退場自由)
 ・午前の部:11時~14時(10時30分受付開始)
 ・午後の部:15時~18時(14時30分受付開始)

  • 会場

 東京都渋谷区
  ※23年秋大阪でも開催予定

  • 参加費

 無料

 
「漫画家のツドイ」ってどんなイベント?漫画家限定のイベントって具体的に何をするの?と思った皆さん! プロ・アマ問わずすべての漫画家の方に満足していただけるよう、少年ジャンプ+編集部は様々なイベント内容を用意しました。
今回はその詳細について皆さんにお伝えします!

イベント内容は主に3つ!
1つ目は、「トークステージ」!!

少年ジャンプ+連載作家と担当編集者による対談や、漫画家の疑問に編集部員が答える特別ステージをご用意しました。

姫様“拷問”の時間です』原作者の春原ロビンソン先生(×担当編集・赤)や、『幼稚園WARS千葉侑生先生(×担当編集・林)が登壇し、作品作りについて語ります。現役連載作家が、作品作りについて漫画家の皆さんのために語りつくす贅沢なステージです。

また、漫画づくりやデビューまでの流れの質問に答える少年ジャンプ+編集部員によるトークステージも!
キャラクターやストーリーなど創作の基本から、漫画家の金銭事情まで!? 普段は聞けないニッチな質問をどんどんぶつけてください!

2つ目は、「展示」です!
少年ジャンプ+大人気連載作品の原画を展示いたします。美麗タッチを目の前で見ることで、創作意欲が刺激されること間違いなし。
さらに、連載漫画家による創作に関する一問一答も公開。「主人公を描く際に一番気を付けていることは?」「原稿が終わった自分へのご褒美は?」など、漫画家のリアルに迫ることができます。人気漫画家とあなたの意外な共通点が見つかるかも?

3つ目は、「持ち込み」です!
少年ジャンプ+の現役編集者に持ち込みをすることができます。目の前で感想やアドバイスを受け取って、自分の作品をブラッシュアップしてください。
また、少年ジャンプ+編集者と自由に雑談できるフリートークコーナーも開設! 好きな漫画や漫画家としての悩みなど、気軽に何でもお話ししましょう。

さらに、少年ジャンプ+連載作品から漫画作りのノウハウを学べる特製小冊子&オリジナルトートバッグを来場者全員にプレゼント! 豪華景品が当たる抽選も実施予定です。

いかがでしょうか?
少年ジャンプ+が漫画家限定で開催する初のイベント「漫画家のツドイ」。漫画を描く皆さんの様々な気持ちにこたえるため、様々な内容をご用意しました。少しでもご興味あれば、応募いただければ嬉しいです。

詳細は公式サイトでチェック!
https://www.shonenjump.com/tsudoi/

応募締め切りは5月16日(火)! 応募多数の場合は抽選となります。
漫画を描いている皆さんにお会いできることを、編集部一同、心より楽しみにしております!


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【第100回】『阿波連さんははかれない』作者・水あさと先生にインタビュー! ギャグシーンとキャラクターの魅力を高めるためには…?

こんにちは! 少年ジャンプ+編集部です。

編集部ブログもついに第100回! いつもご愛読ありがとうございます。

そんな記念すべき今回は、少年ジャンプ+で連載中の『阿波連さんははかれない』の作者・水あさと先生にインタビュー! 現在募集中の「少年ジャンプ+漫画賞 2023年【春期】」の特別審査員でもある水先生に、ギャグシーンや魅力的なキャラクターの作り方などについて伺ってきました。

新人作家の皆さん必読の内容です!

ジャンプ+で読む

*****

――『阿波連さんははかれない』は、どのようなきっかけから生まれた作品なのでしょうか。

コミティアで出した同人誌が初出でしたが、その時は「キャラクターから物語を作ってみよう」と思って描きました。
ストーリーよりもまずキャラクター、「こういう人がいたらかわいい」や「面白そう」など考えてキャラを作り、それを骨組みにして物語にしました。
同人誌の『阿波連さん』を読んだ担当さんにお声をかけていただいて、自分の希望により連載化が決定しました。

――『阿波連さんははかれない』の魅力の一つに、シュールなギャグシーンがあると思います。ギャグシーンで読者を笑わせるために必要なポイントについて、教えていただきたいです。

これは1つの手段ですが、まず読者の笑いのガードを下げさせる、または予想外の角度から笑わせるのがポイントだと思います。
面白いものが来るぞと言われると、読む方は身構えてしまいます。
しかしふとした瞬間に笑える要素を入れると、うまく読者のツボに入りやすくなります。
『阿波連さん』ではまず無表情ということで、読者の笑いのガードを下げさせております。
コマ外が黒という普段の漫画では回想で使われる、割とシリアスな場面で使われがちな表現もそれに一役買っているとおもいます。

――『阿波連さんははかれない』では連載が進むにつれ、思わず応援したくなるような魅力的なキャラクターが多数登場します。水先生がキャラクターを1から考案される上で、大事にされていることがあればお聞きしたいです。

キャラの役割がかぶらないことです。
それぞれのキャラの特徴はかぶっている部分はあるものの、役割が違えばちゃんとそれぞれの魅せ方があると思っています。
あと架空のキャラクターに説得力を持たせるには、リアルな部分や共感できる部分などを一つまみ入れることが大事かと思います。
簡単な方法として、作者の実体験や考えを一部分でもいいのでキャラに加えると、キャラに深みが生まれると思います。

――「少年ジャンプ+漫画賞 2023年【春期】」の特別審査員に、今回水先生が就任されました。水先生は以前、この漫画賞に応募する新人作家さんに向けて「数をこなしましょう」とアドバイスされていました。このお考えに至った経緯について、詳しく伺えれば幸いです。

プロとアマでは圧倒的に完成させた作品の数に差があります。
うまくなるにはやはり数、逆を言えば数をこなせばうまくなるのです。
あれこれ悩むのはとりあえず後まわしにして、とにかく完成まで描ききりましょう。
描ききれば問題点もたくさん見えてきます。問題点は次回作で直しましょう。そうすると悩んでる暇はないでしょう。
あとシンプルに「数打ちゃあたる」ことにもつながります、描いたものはとにかく公開しましょう。
「いくら描いてもうまくならない」という場合は問題点の見直しが足りないか、まだまだ数が足りないか、のどちらかがほとんどです。

――「少年ジャンプ+漫画賞 2023年【春期】」の締め切りまで、残り約2ヶ月です。この漫画賞に向けて作品作りを進める新人作家の皆さんに、改めてアドバイスがありましたら、お願いいたします。

一つの作品やアイデアに縛られず、いろんなものをどんどん描きましょう。
あと2ヶ月あればあと2本描いて、どちらかいいものを選ぶくらいの気持ちでいきましょう。
もし「作画が間に合わない」というのであれば作画スタイルを見直した方がいいかもしれません。
今は作品作りに便利なものがあふれていますので、うまく使いこなして自分のこだわりとの落としどころを見つけましょう。
プロになると、全てのことにこだわる時間などありませんので。

*****

水先生、ありがとうございました!
まずは数をこなして、自身の課題を明確にしつつ経験を積んでいくことが、実はデビューへの最短ルートである…ということが分かりました。
「少年ジャンプ+漫画賞 2023年【春期】」の応募締め切りは5/31(水)です!まだまだ準備期間はたっぷりあります。皆さんの渾身の作品をお待ちしております!


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【第99回】「ジャンプルーキー!」web版新機能のお知らせ

いつも「ジャンプルーキー!」をご利用いただきありがとうございます。

この度「ジャンプルーキー!」では、気になるお知らせを素早くチェックできる「通知機能」をweb版でも導入しました。
投稿した作品へのコメントや「いいジャン!」のお知らせ、お気に入りの作品の新着情報を、投稿者の皆さんにお届けします。

読者の反応が次々に届けば、投稿にも意欲がわくこと間違いなし。
ご自身の作品作りに、通知機能を大いに活用していただければ嬉しいです。


通知の内容は、画面の上部(ヘッダ)にある「通知アイコン」から確認できます。

お届けする通知はこちら!

<投稿者の皆さん>
 ● 自分がフォローされたとき
 ● 自分の作品が購読されたとき
 ● 自分の作品(話)が「いいジャン!」されたとき
 ● 自分の作品(話)にコメントがついたとき

<読者の皆さん>
 ● 購読中の作品が最新話を更新したとき
 ● フォロー中の作者が新作を公開したとき
 ● フォロー中の作者が「ひとこと」を更新したとき
(※作者が通知を送る設定を有効にしているときのみ)


また、受け取る通知の内容を個別に設定できます。
通知の受け取り設定を変更したいときは、「設定」にある「通知設定」欄から変更をお願いします。


さらに、「ひとこと」機能のweb版も登場!
「ひとこと」を記入することで、読者の方々に近況や執筆状況を伝えられます。
皆さんの作品を待つフォロワーに、作品の更新をアナウンスすることも可能です。

ひとことは、PCでは「ダッシュボード」、スマートフォンでは「作品・メニュー」から投稿できます。


今回のweb通知だけでなく、メールアドレスでも通知を受け取れる「メール通知」機能の開発も進めています。「メール通知」は近日リリース予定です!


さて、「ジャンプルーキー!」の新機能はいかがでしたか?
読者から反応がどんどん届けば、作品作りも楽しくなりますよね。
「通知機能」や「ひとこと」を皆さんの執筆活動に活かしていただければ嬉しいです。


今後も「ジャンプルーキー!」はスムーズな漫画投稿や購読をサポートするため機能改善・開発に努めてまいります。
どうぞよろしくお願いいたします。

(※ 通知の設定など、詳細はヘルプもご確認ください。)



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【第98回】本屋大賞ノミネート作品から見えてくる 作品づくりのヒント!!

こんにちは!
いきなりですが、最近 “小説” を読んでいますか?
新人さんは勉強のためにマンガはかなり読んでいる印象ですが、
小説を読んでいる方は少ない気がします。
確かにマンガと違う面も多いですが、実は参考になることが多いんですよ!

そこで、今回は小説を読む習慣がないという新人さんに
小説から得られる面白いマンガづくりのヒントをご紹介していきたいと思います。

さて、どんな小説を読めば良いかですが、正直どんな作品でもOKです!
とはいっても、そう言われると選べないという方には
“過去1年間に発売された色々なジャンルの面白い作品を読める”
本屋大賞 ノミネート作品をオススメします!

本屋大賞は「売場からベストセラーをつくる!」をコンセプトした賞で、
審査は全て全国の書店員さんの投票で行われます。
本に詳しい書店員さんたちが「面白い」「読んでほしい」と思う作品を選ぶので、
ノミネートした10作品には選ばれる何かがあるんですよね。

それでは早速、今年のノミネート作品を例に
小説から学べるマンガづくりのポイントを見ていきましょう!


テーマと題材選びの工夫
新しい作品を描くとき、使いたい題材が他の作品でも使われてきたものであることは多いと思います。その時に、題材を他の人と同じように描いてしまうと作品に新鮮さが欠けてしまいます。
そんなとき、他作品との差別化を計る方法として「題材を描く視点を変える」を試してみてください。例えば、サッカーを題材にしたとき「選手」の視点で描くのではなく、「監督」や「マネージャー」「サポーター」などを視点にしてみると、サッカーを新しい形で描くことができます。
川のほとりに立つ者は(寺地はるな/双葉社)では題材を変わった視点から描き、そうしなければ見せられない部分を見せています。こういった工夫があると他作品と同じ題材でも十分新鮮に見せることができます。

また、題材の切り口を変えるのも重要です。

君のクイズ(小川哲/朝日新聞出版)は「クイズ」、ラブカは静かに弓を持つ(安壇美緒/集英社)では「音楽」が題材になります。
こういった題材を描く時には「才能と努力」や「題材そのものの面白さ」などに焦点を当てて作品を描きたくなりますが、この2作品はそこから少し距離を置き、それぞれの題材とあるものを掛け合わせて新鮮さを生みました。
ではどうすればそういった発想が出るのか、といった時にまず試して欲しいのが題材について深く調べることです。両作品とも参考文献が多いことが特徴的でした。最近興味のある題材について、まずは深く調べてみると作品づくりのヒントが見つかるかも知れません。

題材やモチーフの組み合わせが良いと作品のテーマが読者に伝わりやすくなります。例えば、月の立つ林で(青山美智子/ポプラ社)では、いる場所が違えど見えるものは同時「月」と、どこにいても同じ内容を聴くことができる「ポッドキャスト」の組み合わせで、人と人との繋がりを描きました。

月は昔からよく作品に用いられますが、ポッドキャストは現代だからこそ選べた題材だと思います。自分が描きたいテーマに合い、且つ新鮮な読み味を出していけるように、世の中の様々なものに興味を持ち、題材の選択肢を広げてみましょう。


展開の爽快感
意外な展開でありつつも、期待外れでないラストは読後に爽快感を得ることができます。そういった展開づくりはまとめ上げるのがかなり難しいのですが、#真相をお話しします(結城真一郎/新潮社)、方舟(夕木春央/講談社)では鮮やかな裏切りを見ることができました。

少し異なる裏切り方をしていますが、どちらも十分爽快感を得られます。こういった体験を読者に届けるには、緻密な構成を丁寧な状況描写で描き、読者のために一番良い視点を用意する必要があります。こういった作品を読み、読者への仕掛け方を勉強してみると、自分でも読者を驚かせられる展開が描けるようになるかもしれません。


キャラクターの見せ方
答えのないテーマを描く時、結末を決めるのが難しいことはないでしょうか。そんな時、キャラクターに結末の説得力を上げてもらえることがあります。
汝、星のごとく(凪良ゆう/講談社)、光のとこにいてね(一穂ミチ/文藝春秋)では、答えを出すのが難しいテーマを描いていましたが、読後にモヤモヤはなく、素直に感動を得られました。

これは「キャラクターにとっての結末」という見せ方ができていたからだと思います。結末までのエピソードを通して、キャラクターがどんな経験をして、何を考えて来たのかが分かると、選んだ道に納得しやすいです。どの作品でも当てはまるような正解ではなく、この作品・このキャラクターだからこそ納得がいく正解であればあるほど、印象的な作品になるのではないでしょうか。

自分とは全く違うタイプなのに、深く共感できるキャラクターと出会ったことはありませんか?宙ごはん(町田そのこ/小学館)ではそんな体験ができました。

表面的には違うように見えるけれど、抱えているものや考え方に共感ができたからだと思います。そういった繊細な感情描写はマンガにも通ずる部分があり、文字だけでそれを表現する小説は感情描写、キャラクターの表現方法の教科書のようなものです。色々なパターンを頭の引き出しにストックしておけば、マンガの絵を描くときに「何を見せれば、何が表現できるのか」がスムーズに導き出せるようになるかもしれません。案外、感覚ではなく言語化して始めて使いこなせることが多いので、そういった意味でも小説は良い教科書だと思います。

深く共感できるキャラクターの逆で、異質なキャラクターも作品の魅力を高めることがあります。爆弾(呉勝浩/講談社)ではミステリー要素の面白さに加え、魅力的なヒール役がいました。

嫌な言い回し、動作などを言葉で見せてもらえるので、マンガからでは上手く言語化して整理しにくい、変わったキャラ作りのポイントを確認することができるかもしれません。

以上、10作品からマンガづくりに活かせるポイントの例を紹介しました!
本当はもっと語りたいところなのですが、今日のところはここまでとします。

今回は小説を紹介しましたが、世の中には様々なコンテンツがあります。
ぜひ、貪欲な気持ちで色々なことを吸収した上で素敵な作品を作ってください!



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