【第88回】『少年ジャンプ+恋愛漫画賞』募集開始!プロに聞く恋愛漫画の極意!!

春真っ盛りな今日この頃。
今回は4月27日(水)に募集開始した『少年ジャンプ+恋愛漫画賞』の投稿を考えている新人作家さん必見!

現在少年ジャンプ+で恋愛をテーマにした漫画を連載している下記の作家さんたちに恋愛漫画の極意を聞いてみました!!

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『オトメの帝国』 岸虎次郎先生

<ジャンプ+で読む>

・ 恋愛をテーマにした漫画を描くにあたって意識している点をお教えください

漫画を描く際に重要視するのは「文字にならない部分の表現」です。
極端な話、「モノローグに頼らない」こと。
ともすればモノローグは「表現」ではなく「説明」になってしまい作品への没入感を逆に阻害すると考えています。

・ 数ある恋愛をテーマにした漫画の中で、他の作品と違いを出すための工夫をお教えください

例えばその日主人公はどうしてその服を選んだのか、もしかして逆に選ぶ余裕がなかったからその服なのか?告白の瞬間の空気の冷たさ、風の強さ、光の向き、それら全てを心情描写のツールとして使うこと。
「なんとなく」は表現の放棄です。
文字に頼らない表現とは作品世界の情報量の多さであり、コマの外にも実際にその世界が存在しているような錯覚を持たせてくれます。

・ 最後に、恋愛をテーマに漫画を描こうと思っている新人作家さんたちに一言

恋愛作品の結末はイエスかノー、間を取っていい友達になったとしても3パターンしかありません。
作品で伝えるものが「感動」だとして、それがただ消費されるものではなく10年先にも残る感動にするためには、単に「ストーリー」というよりも「キャラの人生」を描くという意識が必要なのかなと思っています。


『口が裂けても君には』 梶本あかり先生

<ジャンプ+で読む>

・ 恋愛をテーマにした漫画を描くにあたって意識している点をお教えください

見守っていたくなる、最後まで見届けたくなる二人を目指して描いています。
「恋愛がテーマの漫画」に限ったことではないと思いますが、キャラクターの特徴や性格、それぞれが持つストーリーを意識して全体の流れやシチュエーションを考えることが多いです。
結果こういう恋愛したいな、こんな相手がいたら素敵だな、と思えるような作品になっていれば万々歳なのですが、最低でも見ていて苦にならない作品にしたいと心がけています。

・ 数ある恋愛をテーマにした漫画の中で、他の作品と違いを出すための工夫をお教えください

違いを出すことに重きを置いてこなかったので、質問の答えになっているかわかりませんが、私は「メインの二人の恋愛」の物語を軸に、他のキャラクターが中心の物語も作り込むようにしています。
ストーリー展開や絵柄、演出等、作家にはそれぞれの作風があると思うので、それだけで全体が一つのオリジナリティがある作品として、他とは違うものが出来ているんじゃないかな?と信じたいです。

・ 最後に、恋愛をテーマに漫画を描こうと思っている新人作家さんたちに一言

己の出せる最大限の力で、まずは自分が楽しんで描き続けられる恋愛漫画を描いてみるといいと思います。
もし恋愛のことが沢山わかってなくても大丈夫です。恋愛観は人それぞれですし、そんなもんわかってる人なんて この世に殆どいないので気負わずに、貴方なりの作品を作ってください。偉そうなこと言ってたらすみません。応援しています。


『ココロのプログラム』 中村ひなた先生

<ジャンプ+で読む>

・ 恋愛をテーマにした漫画を描くにあたって意識している点をお教えください

友達の恋愛話は気になるし、どうしてその人を好きになったの?とか色々聞きたくなるけど、知らない人の恋愛話に興味を持つのはちょっと難しいですよね。それはやっぱり、友達のことは好きだからもっと知りたくなるという心理だと思うので、漫画でも、登場人物のことを「知らない人」じゃなくて「友達」と思ってもらえるように描けたらいいなと思っています。

・ 数ある恋愛をテーマにした漫画の中で、他の作品と違いを出すための工夫をお教えください

男女どちらの方が読んでもあまり違和感がないようにすることでしょうか。 少年漫画・少女漫画というジャンル分けに捉われない作品は少し珍しいと思うので、違いは生まれるのかな…と。 少年(青年)漫画も少女漫画も好きなため結果的に中性的な作品になったというだけなので工夫とは言えないかもしれませんが、そんな感じで好きなもの同士を組み合わせると新しい雰囲気の漫画になると思います。

・ 最後に、恋愛をテーマに漫画を描こうと思っている新人作家さんたちに一言

恋愛は多くの読者が興味を持っていて、かつ描きごたえもある、ものすごくいいテーマだと思います。 自分なりの恋に対する偏見や理想をかたちにしてみてください。


『道産子ギャルはなまらめんこい』 伊科田海先生

<ジャンプ+で読む>

・ 恋愛をテーマにした漫画を描くにあたって意識している点をお教えください

ご褒美を用意する事。具体的にはキメ顔とかキメポーズとかハプニング展開とかです。

・ 数ある恋愛をテーマにした漫画の中で、他の作品と違いを出すための工夫をお教えください

自分の実体験や育った環境、趣味や特技を取り入れる事。逆に興味のない事や自分とかけ離れた要素を入れ過ぎると描く時に難しいと思います。

・ 最後に、恋愛をテーマに漫画を描こうと思っている新人作家さんたちに一言

空気感や雰囲気も大事ですが、物事を細かく具体的に描く事も大事ですので、その辺のバランスを意識してみて下さい。あと『その漫画でしか読めないもの』とかがあると、人に勧めやすくなるのでお得です。

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以上、少年ジャンプ+にて恋愛をテーマに連載をしている作家さんたちの恋愛漫画創作の極意でした!

取材ご協力いただいた岸虎次郎先生、梶本あかり先生、中村ひなた先生、伊科田海先生、ありがとうございました!!

最後に『少年ジャンプ+恋愛漫画賞』を企画立案者した編集者K谷にも投稿を考えている新人作家さんに向けてコメントをもらいました!ぜひ参考にしてみてください!!

・ 今回の『少年ジャンプ+恋愛漫画賞』でズバリどんな作品を求めていますかお教えください

編集者K谷:「恋愛」を自由に描いてほしいです。自分では普通だと思っていた感覚が他の人には新鮮に感じられることもあるので、自分なりの恋愛を全力で描いてもらえたらと思います。恋愛には「楽しい」「嬉しい」だけでなく「悲しい」「悔しい」「許せない」など色々ありますからね…(笑)今の自分が描きたいものを恋愛を通して表現してみてほしいです。皆さんの熱のこもった作品を楽しみにお待ちしております!


漫画賞の投稿に向けて少しはお役に立てたでしょうか?
恋愛の形や価値観は多種多様です。その中でも熱い想いで表現できている漫画に我々ジャンプ+編集部は心惹かれます。
ぜひ今回のブログを参考にしていただき、素敵な作品を投稿いただけることを願っております。
締切は7月31日です。たくさんのご投稿お待ちしております!!

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