【第102回】投稿作を総チェック中! 担当編集者陣はこんな人!!

ジャンプルーキー!にいつもご投稿ありがとうございます!

ご投稿の理由は様々だと思いますが、アンケートを取りますと「ジャンプ+に載りたい」「プロ作家への足掛かりにしたい」という方も数多くいらっしゃいます。
ジャンプルーキー!では作品を拝見させていただいて是非一緒にマンガを作りたいと思う編集者がいる場合、ご登録済みの連絡先に連絡させていただいています。

そこで今回はその編集者をピックアップします。

今まで何度か明言させていただいておりますが、ジャンプルーキー!は投稿いただいた全ての作品をジャンプ+編集部の編集者がチェックしています。チェック漏れがないように週ごとに担当者も決まっています。
今回は特に皆さんの作品を拝見する可能性が高いチェック担当編集者4人にインタビューしました。作品作りの何か参考になれば幸いです。

質問は3つ
 Q1 新人さんにおすすめのマンガは?
 Q2 どんな新人さんに声を掛けるか?
 Q3 新人作家さんにするアドバイスは?

*****

【編集者S】
Q1
『トリリオンゲーム』 稲垣理一郎・池上遼一 著
それぞれのキャラクターが予想を裏切りながら活躍してくれます。しかも、“こいつならやれちゃうな”と思えてしまうような明確なキャラ立ても凄いです。

Q2 
普通なら言わないセリフを見かけたときに声をかけることが多い気がします。

Q3 
読者にキャラクターを好きになってもらうためには、まず描き手自身がそのキャラを好きになることが必要なので、自分自身がどんなキャラ・人間が好きなのか考えてみて欲しいです、ということが多いです。


【編集者I】
Q1
『幽★遊★白書』冨樫義博 著
キャラクター・構成・演出全てが完璧に近く、それが物凄いテンポの良さで無駄なく展開されていきます。読みやすさ、という点でもとても参考になると思います。

『藤子・F・不二雄SF短編集』 藤子・F・不二雄 著
アイデアの量・質が凄まじい傑作短編集です。またその見せ方が上手く、短いページ数で過不足なく読者に面白さを伝える手法は勉強になります。

Q2
例えまだ拙くても「自分にしか描けないもの」を描こうとしている作家さんに声をかけるようにしています。

Q3
自分が好きなもの・面白いと思うものを突き詰めて考えてもらうようにしています。


【編集者S】※1人目とは別人
Q1
『運命の女の子』ヤマシタトモコ著
味わいの異なる3編を収録した短編集。どんどん先を読ませる演出や構成、ストレスのないコマ割り・フキダシの配置など、どの短編も学べることが多いです。

『静かなるドン』新田たつお著
出てくるキャラクターがみんな独特かつ魅力的。コメディ、ドラマ、ロマンス…幅広いジャンルの勉強になります。

Q2
自分の「好き」を作品にぶつけている方。

Q3
コマ割りや文字数についてなど、読みやすくするための方法論。みなさんそれぞれが持つ面白さを最大限に読者に伝えるための技術についてお話しすることが多いです。


【編集者A】
Q1
『ブランクスペース』熊倉献 著
主人公の友人が「ある能力」を持っているのですが、そちらの企画設定・広げ方が秀逸な作品です。企画の転がし方で、悩む方には参考になると思います。

『銀河の死なない子供たちへ』施川ユウキ 著
テーマ性とエンタメ性が良い塩梅で調整されている作品です。物語の核となる部分をキャラクターや展開などで、どう味付けすべきかの参考になります。

Q2
粗削りであっても、企画・キャラクター・演出・画力等のどれかで、冒頭から惹きを感じさせる作品です。

Q3
物語冒頭の取っ付きやすさがないと、後半も読まれないので、どの要素で序盤の惹きを作るかの話をします。

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いかがだったでしょうか。
この4人以外もたくさんの編集者がルーキー!をチェックさせていただきお声がけさせていただいてます。
2022年は95人のルーキー!投稿者がジャンプ+に掲載されました。
プロへの一番の近道なマンガ投稿サイト、ジャンプルーキー!を今後ともよろしくお願いします。


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