掲載への最短直接ルート! プロのための少年ジャンプ+掲載読切ネーム大募集!

前回好評に付き、再度 少年ジャンプ+掲載読切 ネーム大募集!

募集期間:2021年4月20日〜2021年5月20日

デビュー済のプロ作家向け新作読切ネーム 募集開始!!

本日「プロのためのジャンプ+読切ネーム大募集!」応募受付を開始しました!

少年ジャンプ+は、No.1漫画アプリを目指しております。
昨年は、新人賞受賞作を含めると、年間200本以上の新作読切を掲載してまいりました。
今年も、全雑誌全アプリで、1番の新作掲載量を目指して、予定予算を組んでおります。

「他誌ではボツになったが諦めきれないネーム」
「ずっと温めてきた秘蔵ネーム」
「この告知をご覧になって、新たに描いた意欲的なネーム」etc

どんなネームでも商業誌未発表の新作であれば応募可能です。

WEB雑誌の強みを活かして掲載ジャンルも幅広く歓迎します。
男性向け、女性向け、子供向けなど問いません。

締切は2021年5月20日(木)です。
アナタのご応募お待ちしております!

掲載本数の上限はありません。
ジャンプ+が掲載したいものがあれば、全て掲載します。

応募は非公開です。
貴方から応募があったことは、ジャンプ+編集部員以外には分かりません。
後日、掲載の可否についての結果を必ず連絡させて頂きます。

原稿料はモノクロ1ページあたり9,000円以上。
(※その後、連載される場合は12,000円以上となります。)
他誌でそれ以上の金額の実績がある方は
相談の上、原稿料を決めさせて頂きます。

奮ってご応募頂ければ幸いです。

※こちらはジャンプルーキー!への投稿ではなく、応募受付フォームから応募していただく企画です。


応募要項

・応募資格

商業誌(WEB商業誌含む)において過去に読切(※)or連載で掲載されたことがある方
※連載経験がまだない読切掲載経験のみの方も大歓迎です。

・募集作品
商業誌(WEB商業誌含む)へ未発表の読切ネーム。ページ数の上限は無制限です。
※個人同人誌や個人アカウントのTwitter・pixivなど商業誌(WEB商業誌)ではないものに掲載したものなら応募可能です。
※ネームに限らず、完成原稿のご応募でも構いません。
※日本語以外の言語でのご応募はご遠慮ください。

・募集期間
2021年4月20日〜2021年5月20日23:59

・掲載する場合の原稿の締切、掲載時期の目安
(原稿の締切)2021年7月中旬予定
(掲載時期)2021年8月中旬予定
※相談の上、締切・掲載を後ろ倒しにすることも可能です。


ジャンプ+とは

ジャンプ+は現在1600万DLを突破したアプリ漫画雑誌です。


ジャンプ+の原稿料

・原稿料
読切の場合は、モノクロ1ページあたり9,000円以上(※)。
他誌でそれ以上の金額で実績のある方は相談の上、原稿料を決めさせていただきます。
(※)その後、連載される場合は12,000円以上となります。


※掲載の合否は5月27日頃にお送りします。想定以上に応募作があった場合は、お時間を頂戴する場合がございます。
※返信は応募要項を満たしているものに限らせていただきます。


【現在募集中!】
少年ジャンプ+ネーム原作マンガ賞はコチラ↓

少年ジャンプ+お仕事漫画賞はコチラ↓

第6回ジャンプルーキー!アナログ部門賞はコチラ↓

【第75回】200万閲覧突破!Twitterでバズった話題作「ぼくとねこ」作者初インタビュー! 投稿者必見!読者に刺さるストーリー作りの秘訣とは?

こんにちは。ジャンプ+編集部も2年目に突入しました、まだまだ新人のF田です。
突然ですが、皆さん、ぼくとねこというジャンプルーキー!投稿作品をご存じですか?

ピンク色の有害な霧に覆われてしまった世界で、「ねこ」と共に生きる「ぼく」の物語。序盤の描写で、今まさに起こっているコロナ禍を想定した方も多いのではないでしょうか。
Twitterを中心に大きく話題となるも、作者のyouさん・作品の多くは謎に包まれていました。
あの優しい物語を作った方はどんな方なのか? そして、なぜ猫だったのか? 担当のO本さんとともに「ぼくとねこ」創作裏話を聞いてみたら、作品作りの原点に立ち戻ることができました。

*****

<「ぼくとねこ」着想の背景―コロナ禍だからこそ、何か描かなきゃ嘘だと思った>

F田:本日はジャンプルーキー!編集部ブログのためにありがとうございます! まず初めに、「ぼくとねこ」をどのように思い付かれたのかお伺いしてもよろしいでしょうか?

you:去年の4月、1回目の緊急事態宣言に突入した時に、なにか描かねばというよく分からない義務感にかられて。じゃあとにかく毎日10枚ずつマンガを描いて、みんなが読めるようにしようと思って。それで描き始めました。

F田:ピンク色の霧に覆われた世界が描かれますが、あれはやっぱりコロナのことなんですね。
 

you:はい。でも、いちいち理屈的なアレで始まっていないので…。何もするな、家に閉じこもってろって煮詰まった状態に放り込まれた時に、何か描かなきゃ嘘だと思いました。今描かなきゃダメだろうと。じゃあ何を描こうかと…。考えて、猫かなと。今の状況で猫について描くのは意味があるだろうなと思って。
F田:コロナだから何かしなきゃという気持ちと、猫が好きだという2つの要素で描かれたということなんですね。
 

you:はい。猫はその、これだけ猫が好きだと描く価値が出てくるだろうなと思って。だからコロナで何かってなったら、猫について描くのがいいだろうと。それは勘。自分の持ち合わせているものを考えて、猫かなあと。

F田:なるほど、そうやって始まったんですね。「ぼくとねこ」はSNSでかなりバズったかと思うのですが、どうでしたか?

you:突然始まったような感じ。ぐわっと伸びた。バズるっていうのは一瞬にして起こるんだなと。
 

F田:盛り上がっていましたよね。どう思われましたか?
 

you:ちょっと焦っていました。え!?と。感想とかも出てるのかなと思ってTwitter見たら、「猫──!」みたいな。なんじゃこりゃと。珍しい経験をさせていただきました。でも身内や知り合いの人間、一切誰にも話していませんので…この世界で私とこの作品が繋がっていることを知っているのは、F田さんとO本さんだけです。

F田:あら、光栄です。

 

O本:ははは

 

you:この世界で、2人だけ。だから、何にも周りは変わってない。一切誰にも言ってないので。一人でネット見てビビってる感じで。いつまで続くんだろうと。もう落ち着きましたよね。ほっとしました。


<「ねこ」のモデルはyouさんの飼い猫>

F田:また、猫についてお伺いしたく…。「ぼくとねこ」の猫にモデルはいるんでしょうか?
 

you:います。16年くらい前かな? 庭に子猫でやってきたんですよ。それから飼い始めて。だからもう相当なおばあさん。若い頃は気が強くてツンツンしてて、でも最近は甘えてくるようになって、尚更可愛く見える。まだまだずっと生きている予定です。

F田:猫に関して、何か一言お願いできますか?
 

you:なんだろう…。あ、全国の猫に迷惑をかけたかもしれない。「猫を抱きしめに行く!」みたいなことを言う人が結構いて、全国の猫に迷惑をかけたかもなとは思いました。


<話作りについて:読んだ人の解釈で話が完成する>

F田:それでは次は、作品作りについてお伺いしたく…。私、youさんが描かれる猫の絵がすごく好きで。
 

you:ありがとうございます。でも1話目の猫はかなり適当な感じで描いているはずなんですよ。でも描いているうちに、猫をちゃんと描かないのは嘘だと。なんとなく、勘で。猫をちゃんと描かないとお話自体成り立たないだろうという気がしてきたので、だんだん猫だけ手が入ってきちゃったんです。

F田:最後の方の猫はすごく丁寧に描いてありますもんね。
 

you:はい。でもその辺は理屈がどうとかいう話じゃなくって。描いているときはなんとなくこうだよなと思って進めているんです。

F田:なるほど。明確な狙いがあるわけじゃないんですね。
 

you:はい。結果としてTwitterの感想とかを見ると「猫だけちゃんと書いてあって他はいい加減なのは逆にいい!」みたいなの書いてあって、ふふ、なるほどね!と。

F田:読者の方が解釈してくれるんですね。

 

you:そう。描く人みんなそうだと思うんだけど、描いているときは、描いていない時よりちょっと頭がいいんですよ。で、シラフの時じゃないけど、描いてない時に「あそこはなんでこうなったの?」とか聞かれると、なんでだろうねえと。そういう返事しかできない。ほとんどの人は多分そうだと思う。だからみんながいろんなこと言って褒めてくれて、説明してくれるのってありがたいなと。

F田:読んでくれる人が解釈してくれて完成すると。
 

you:そうですね。それぞれがそれぞれの中で、すごく理想のイメージがあると思うんで。なんかこう、思い入れがすごくってありがたい。だから、おそらく作者は何も言わない方が良いだろうと。みんなの頭の中でいい形になって残っているみたいだから。


<話作りについて:セリフは嘘のないように>

F田:また、セリフ運びがすごい素敵ですよね。優しくてあったかい感じがとても好きでした。
 

you:ありがとうございます。でもなんていうか、描いている方は優しいを終着点にしようと思って描いているわけではないので。とにかく、嘘がないように。なんでもそうなんですが、カッコつけようとか、みんなに優しいと思ってもらおうとか、泣かせようとか思って描くのは、嘘が混じってるんですよ。それを到着地点に設定した時点で、話の流れが、死にかけているんです。

F田:嘘がないように…

 

you今の時点で正直に嘘のない感じで描けば、結果どうなったかは読んだ人が判断してくれる。もちろん良い話にしようと思って作っているんですけれども、泣かせてやるぞと思って書いているのではなく、なるべく嘘をつかないようにしようと思っていました。

F田:じゃあたとえば、よく感動的なシーンで使われる、「絶対仲間を見捨てたりなんかしない!」とかいうセリフがあるじゃないですか。

you:仲間を見捨てたりしないとその人が本当に強い思いで書いているのなら、そこには嘘はない。でも仲間を見捨てないと描くと読者がここで泣いて喜んで…と思って描いたものには、嘘が混じっている。読者が素敵と喜んでいるならそれはそれでいいんですけど。本当に強い思いで書いている人は、作家として強いと思います。

F田:なるほど…

 

you:もちろん商売だから、盛り上がるようにやらなきゃいけないとは思いますが、結局描いている人は自分の中から引っ張り出してくるしかないから。根っこのところに太い思いがあると、後は自然に形が出来上がっていくと思います。それを見て作者はなんて冷たい考えなんだろうと思うかもしれないし、この人は優しい物語を描くいい人だなあと思うかもしれない。本人が正直に書いた結論に対し、周りの人がそういうふうに思うということです。

O本:身につまされるというか…。ありそうな話というか、そういうテンプレというか、こういう話ってこういう感じだよね、こういう主人公でこういうライバルだよね、みたいなことを重ねて描くのってやりやすい。

you:それは創作の落とし穴ですね。でもそれをずっとやっていると、抜け殻みたいなものしか、描けなくなると思います。

F田:なるほど…恐ろしいですね。
 


<ルーキーの投稿者に向けて>

F田:最後に、ルーキーに投稿している方へのメッセージをお伺いしたいです。
 

you:若い方に一言!みたいなのがあるとしたら…描いている人だとある程度わかるかもしれないんですけど、漫画って全部が出ちゃうんですよ。その人のもう、中に隠していることでもなんでも。自分でも気が付いていないことでも、なんでもかんでも、漫画って出ちゃうんですよ。恥ずかしい。

F田:恥ずかしいと。

 

you:はい。でもどのみち最後は、恥ずかしいと思ってたなんて無駄なことだったと思う瞬間が来ますので。今のうちに開き直っておいた方がいいんじゃないでしょうか。それこそ70とかになって、なんであんなに恥ずかしがってたんだろう、周りなんて全然関係なかったのにとか、自分が好きなように描けばよかったのにと後悔しても、もう体が動かないでしょうから。20代くらいで開き直ったらいかが?と。私もいい歳になってから開き直りましたから。

O本:恥ずかしいとか、なんでもないことだと。
 

you:はい。

 

F田:でしたら、少し上の年齢層の方に向けてはいかがでしょうか。ルーキー投稿者や持ち込みに来られる方には、年齢気にされる方も多いので。十分お若いのに。

O本:20代とかでも、年齢を気にされる方が多いんですよ。
 

you:あんまり無責任なこと言えないなあ、自分のこと差し置いて言うのもなんだけど…えー、なんだろう、才能というものがあるとして、自分の才能は何かといえば、この歳になっても漫画を描こうとしたことでしょう。それを信じられるのなら、続けてみればいかがでしょうか。

F田:描きたいと思う気持ちが大事ってことでしょうか?
 

you:大事っていうか、他の人どうこうとかじゃなくて。自分でもどうにもならない領域の話だから、放っておいても描くんです。何が才能かと言われたら、いい歳になっても、まだ描こうかなと思えることでしょう。儲かるとかそういう話ではなくて、そうせざるを得ない部分が才能ってもんじゃないでしょうか。

O本:いい話を聞いた…。

 

F田:描きたいと思うことが才能…! 本日はありがとうございました!


*****

いかがでしょうか? youさんのおっしゃるとおり、ジャンプルーキー!に投稿してくださる皆さんは、描きたいと思う才能を既にお持ちの方々だと思います。才能あふれる皆さんのご投稿、楽しみにお待ちしております!


■現在募集中!
『少年ジャンプ+お仕事漫画賞』はコチラ↓

『第6回ジャンプルーキー!アナログ部門賞』はコチラ↓

【第74回】人体構造を理解しよう

突然ですが、皆さんは漫画のキャラクターを描く際に何を使って勉強しますか?
作家さんと打ち合わせで良く聞かれるのが“どうやったら魅力的なキャラクターが描けますか?”と言うものです。

オリジナリティを探すのはもちろん大事です。
ですが、その前に結構抜けているのが“人体の基本”です。
これがわかってないと、歪なキャラデザになったり、自由にキャラクターを漫画の中で動かせません。
基礎ができるからこそ、あえてデフォルメしたり、演出優先で構図を崩したりできるようになります。
そこから魅力的なキャラクターを模索するのにつながっていくので、まずはぜひ基礎から身につけて欲しいとお伝えします。

とはいえ、じゃあ何をやったらいいんだ?というのは最もな疑問です。
そこで、私は美術系出身ではないし、決して絵が上手くないので、自分でたくさんの教材を試して、どんなものがおすすめできるかをやってきました。
今回は独学で、かつ人体構造がいまいちわからない…そんな方に入門となるお勧めの書籍をいくつかご紹介します!


*****


【1】モルフォ人体デッサン

まさに人体の入門書です。いいのが文字が少なく、とにかく真似して描いてみるところから入れます。
男女の体の差もですが、筋肉の構造、骨格の動かし方などが非常にわかりやすいです。


【2】スケッチで学ぶ美術解剖学

こちらも人体構造の入門書ですが、人体の構造、筋肉、骨格がそれぞれ色分けされていて、パッと見でもわかりやすく描かれています。特に筋肉&骨格は大変わかりやすいです。


【3】骨から描く モルフォ人体デッサン ミニシリーズ

こちらは【1】の骨を描いて、人体の構造理解を深めようというものです。ある程度のデッサン力は必要ですが、“人間の身体”を本当の意味で描けるようになるには“骨”を描くのが一番の近道だと思います。


【4】箱と円筒で描く モルフォ人体デッサン ミニシリーズ

正直、これが一番お伝えしたい書籍です!上記のような人体の基礎を学んだあと、この書籍を手に取ると、人体を“簡素化”して描くことができるようになります(もちろん個人差があります)。まさにマンガやイラストの基礎となる簡略化を教えてくれるので、これができるようになれば、基礎はある程度固められたと言えるのではないでしょうか!


*****

今回は実際に試してよかった書籍ばかりですが、世の中にはたくさんの教材になるような著書や動画、サイトがあります。いっぱい見て、実際に描いて、自分の“基礎”にしたい!できる!わかりやすい!と思うものを見つけるのが、基礎を向上させる一番の近道です。もちろん、基礎は常に磨かないと腕が落ちてしまうので常に絵を描き続ける努力が必要ですが、少しでもその助けになるものをお伝えできたら幸いです。

最後に番外編…お伝えします!


★番外編★
Newton別冊の人体シリーズは、本来医学生や体の造りを学びたい方向けなのですが、かなりしっかりと骨格や筋肉のつき方、女性と男性の違いが描いてあって、ちょっとした資料になります。文字量は多いですが、人体への理解を深めたい方は入門書の一つとしてぜひ読んで見てください!


基礎を固めて、今度はマンガに生かしたい方は、ぜひ今募集中の「お仕事漫画賞」にご応募ください↓↓↓



*****



■そのほか、現在募集中!
『第6回ジャンプルーキー!アナログ部門賞』はコチラ↓

【第73回】君は今どこのステージ!? 大ヒットに続く次の一歩を知ろう!

ジャンプルーキー!をご覧の皆様、お久しぶりです。ジャンプ+編集部の岡本です。
突然ですが、漫画投稿者の皆様…

あなたの目標はなんでしょうか?

もちろん世界を巻き込む大ヒット!! と即答される方も、まずは連載を…!という方も様々だと思います。
でも意外と、「次の一歩」を具体的にイメージできている方は少ないのではないでしょうか。

そこで本日は、漫画歴やキャリアから、
「あなたが次に目指すべきステージ」を明らかにしていきます!

(あくまで、ジャンプ+で活動していく上での目安としてお読みください。)


*****

STEP : 1 受賞歴はあるか?

もちろんこれは「漫画賞の受賞歴」のことです。ジャンプの、いえ、集英社の漫画賞でなくても構いません。
まずは「受賞したことがあるか」これが一つのボーダーになります。

受賞歴の無い人は…まずは受賞を目指しましょう。
画力はもちろん、ストーリーやキャラクターの作り方、ネームの切り方といった、漫画の実力を養うステージです。

ミッションは「とにかく漫画を描く!そして投稿する!」です!
ここ、ジャンプルーキー!は投稿するだけで「月間ルーキー賞」の対象となります!
他にも各種漫画賞が開催されておりますので、投稿先には困りません。
また週刊少年ジャンプでも、毎月の「JUMP新世界漫画賞」や、「手塚・赤塚2大漫画賞」など、様々な賞が開催されています!
「受賞作が雑誌(アプリ含む)に掲載される」ことが基準です。ジャンプルーキー!で言うと「ブロンズルーキー賞」以上ですね。

受賞歴がある方は次のステップへ!

<JUMP新世界漫画賞>

<手塚賞・赤塚賞>



STEP : 2 掲載歴はあるか?

ここでいう掲載歴とは主に「雑誌に描き下ろしの読切が掲載された」ことをいいます。

まだの方は…「少年ジャンプ+での読切掲載」を目指しましょう。
ジャンプの漫画賞を受賞された方は担当がついているはずなので、一緒に作品を作っていくことになります。

他誌にて受賞された方は、まず持ち込みやジャンプルーキー!への投稿から、担当編集を見つけましょう!
ジャンプルーキー!に投稿された作品は、全て編集者がチェックしています。

ジャンプ+では、2020年だけで150本を超える読切作品を掲載!チャンスも豊富です。



STEP : 3 掲載歴がある!なんなら連載したこともある!

そんな経験豊富なあなたは…「少年ジャンプ+での読切掲載」を目指しましょう!

「さっきと言ってることが一緒じゃないか!」と思われるかもしれません。ですが、このステップは非常に大切です。
(他誌で活動されていた作家さんに向けた内容になるので、ジャンプ+で読切掲載された作家さんは、担当に相談してみてください)

詳しくはこちらの記事をお読みいただければ、と思うのですが、

○【第41回】漫画編集者が伝える、新人作家への最初の課題

連載って、本ッッッッッ当に大変なんです。時間との戦い、体力の限界、読者の反応...様々な課題が降りかかります。新天地なら、なおさらのこと。
新しい環境に飛び込む前に、まず下調べと、お試しは欠かせませんよね。

もちろん持ち込みや、ルーキー投稿も大歓迎ですが、ジャンプ+ではプロのための作品募集企画なども行っておりますので、是非ご活用ください!

以上のステップをこなし、漫画の実力を養っていった先に、連載獲得、ひいては大ヒットが待っているはずです!

…と、ここまで説明してきましたが、ジャンプ+には例外もあります。


【1】少年ジャンプ+連載グランプリ

なんと、グランプリに選出されると連載&コミックス化確約!ここまで説明してきたことを覆すような画期的な賞です!!!
現在連載中の「ハイパーインフレーション」や、電子にて大ヒットとなり、続編も連載中の「生者の行進」など、名作を輩出しています!!
次回開催も企画中!



【2】少年ジャンプ+連載争奪ランキング

ジャンプルーキー!から参加可能。
毎月1位(現在は開始記念として3位まで!)の作品が「ジャンプ+インディーズ連載」の連載権を獲得できる!というランキングです。
この連載枠では、原稿料に加えて、読者が増えるほど金額が上昇する「人気ボーナス金」もお支払い。
現行の連載作品と競うことができます。


【3】いきなり連載!
例えばジャンプ+にて連載中の「ゲーミングお嬢様」は、2019年12月4日に、1話目がジャンプルーキー!へ投稿されました。そして…ジャンプ+で連載が始まったのはなんと2020年7月21日!!!
圧倒的スピード感にて連載を獲得しました。

○【第71回】『ジャンプルーキー!』から連載へ!漫画歴40日だった『ゲーミングお嬢様』の作者、連載中の“今”に迫る!

あくまで例外ですが、自信のある方は挑戦してみてはいかがでしょうか。

まだまだ先が長い…と感じたあなたにも、
次のステップに向けてやる気が湧いたあなたにも、
きっとジャンプルーキー!は、良き挑戦の場となってくれると、信じています。

皆様のご投稿、まだまだお待ちしております!


*****


【創設記念キャンペーン開催中!】

2020年12月~2月は連載権授与の枠が3倍!
必ず上位3作品にインディーズ連載権を授与しています。

→「ジャンプ+インディーズ連載」の詳細はコチラ
→「ジャンプ+連載争奪ランキング」エントリー方法の詳細はコチラ
→ 今月の「ジャンプ+連載争奪ランキング」はコチラ

【第72回】WEBマンガ投稿・公開サービス「ジャンプルーキー!」が6周年を迎えました!

WEBマンガ投稿・公開サービス「ジャンプルーキー!」が6周年を迎えました!

昨年は、今までで最多となる月平均3000話の投稿を頂き、「次世代少年漫画賞」が過去最高の応募数を記録、ルーキー投稿作がいきなり「世にも奇妙な物語」でドラマ化されるなど、「ジャンプルーキー!」が大きな飛躍を遂げた年となりました。

皆様と一緒に日々、成長を遂げている「ジャンプルーキー!」。
ここでは、これまでの6年間の数字をご紹介させていただきます!

ジャンプコミックスの刊行作家は44名!連載作家は57名輩出!週刊少年ジャンプなど、ジャンプ各誌への掲載作家はなんと156名にもなりました!

この大きな成果が生まれたのは、ひとえにご投稿してくださった8663名もの漫画家の皆様、また読者として楽しんでくださっている方々のおかげです。編集部一同、感謝を申し上げます。

簡単に投稿ができて、
たくさんの読者から反響をもらえる。
編集者からの評価・オファーもすぐに来る。

より多くの漫画家・読者の方々の期待に応えられるように、7年目の「ジャンプルーキー!」も、より進化していきますので、ご期待ください!


ジャンプ+連載争奪ランキング」など新たな企画もスタートしておりますので、ぜひチェックしてみてくださいね。

今後とも、たくさんのご投稿・ご閲覧をお待ちしています!!

***

【創設記念キャンペーン開催中!】

2020年12月~2月は連載権授与の枠が3倍!
必ず上位3作品にインディーズ連載権を授与しています。

→「ジャンプ+インディーズ連載」の詳細はコチラ
→「ジャンプ+連載争奪ランキング」エントリー方法の詳細はコチラ
→ 今月の「ジャンプ+連載争奪ランキング」はコチラ

【第71回】『ジャンプルーキー!』から連載へ!漫画歴40日だった『ゲーミングお嬢様』の作者、連載中の“今”に迫る!

いつもジャンプルーキー!へのご投稿ありがとうございます!

今年2月の本ブログにて超バズった作品として紹介した『ゲーミングお嬢様』
当時、漫画歴40日にも関わらず、作者の大@nani先生「ジャンプルーキー!」上で690,000閲覧。(2020年2月現在)
Twitter上ではトレンド1位、フォロワー数10倍増、各メディアでインタビューを受ける
ほど大きな反響がありました。

【第61回】漫画歴、約40日!超バズったルーキー投稿作『ゲーミングお嬢様』の作者に迫る!!


今年の7月より、少年ジャンプ+でも異例の早さで連載となりました。


『ゲーミングお嬢様』 大nani/吉緒もこもこ丸まさお
<第1話はこちら>

漫画歴40日のど素人から、連載作家となった今、どのような思いで執筆活動に励んでいるのか改めてインタビューしました。

*****

―――連載してみて良かったこと、大変なことは?

原作者としての立場の考えですが、自分では書ききれなかった構図や、イメージとしてしか捉えられなかった表現を、マンガとしてカタチにしてくれることが何より嬉しいです。

原作者は、セリフを書いて、コマ割りを決めて、大まかな構図と表情、視線誘導の意図、キャラはここで何を考えているか、元ネタは何か、参考資料等、作画の方ができる限りスムーズに作業を行えるよう、メモを付属した上で「仮ネーム」を提出します。

その仮ネームが作画の方によって「本ネーム」としてブラッシュアップされる訳ですが、その際にまず一度、「こういう表現があったのか!」「思いつかなかった小ネタだ!」と驚きます。
その次に、出来上がった原稿を見て「ぼくの考えたネームがこんな凄いことになっているぞ!!」と再度驚きます。

とくに12話の見開き昇龍拳のページですが、ジャンプルーキー!に原作1話を投稿した時点から、いつかはカッコよく書きたいなと思っていた構図でした。
ですが、明らかに画力が足りないわけで、今書いてもショボいものにしかならなさそうだ、と保留していたわけです。

その構図を、巡り巡って実際に書いてもらえることになったわけです。まさかこんなにカッコよくなってしまうのかと。
12話の原稿を最初に見た時、思わず感嘆の拍手をひとりでにあげたことをよく覚えています。「ああ、自分の書きたかったものはこれだったんだな」と感動しました。


<原作版ネーム>


<作画版ネーム>


<完成原稿>


これは原作者にしか味わうことのできない『特等席』だと思います。本当に嬉しい。
誰でも一生のうち一度は夢見る「ぼくの考えた最強の脳内マンガ」が実際にこの世に出力される訳です。嬉しいですよね。

大変なことは、とにかく面白いものを考えなくてはいけないというプレッシャーです。マンガを書き始めて様々な創作物(マンガ、映画、ドラマ、小説など)に触れてきましたが、「こんなに面白いもの自分に書けるのだろうか?」などと勝手に落ち込むこともあります。力不足を実感する場面も多々ありますし、とにかく勢いでなんとかするしかない、とは思っていますが……
なんだかんだ最初にマンガを書いて1年経ちますし、そろそろ素人とは言えない立場になってきていると思いますので、とにかく勢いでなんとかします。

あと、積みゲーが大変増えています。消化する余裕がなくなりました。
願わくば、このゲームたちが1年、2年と消化する暇もないぐらい忙しくありたいですね。



―――ルーキー投稿時と連載時で、執筆において工夫していることはありますか?

インプットの話になりますが、とにかく創作物を見る機会を増やしました。この世には面白いものが多すぎます。
作風がパロディ上等というお行儀の悪さもありますが、面白いものの面白い理由をしっかり考えるようになって、それを拝借しているという形で許してください。

ドラマや映画のカメラワークなど、意識してみれば「これはコマ割りの参考になる」とか「見せ場はこんな風に作るんだな」など、マンガを書く前では考えもしなかった視点を持つようになりました。
自分のようなマンガ初心者が、子供の頃から沢山絵を書いている先輩達には生半可なやり方では絶対に勝てないので、日常の細かい発想から創意工夫を意識しています。

以前の自分では一切触れることのなかった文化にも、自分から接するように努力するようにもなりました。ラップなどですね。
とにかくインスピレーションはいくらあっても足りないので、興味のなかった文化にもエイヤと突っ込んでみることが大事だなと思いました。一度実績解除したら楽になります。
野菜が全般的に苦手だったんですけど、キャベツは肉と一緒に食べればいけるやん、肉無くてもソースかければバリバリいけるやんと、今年ついに実績「野菜の食べ合わせ」を解除しました。
案外、こんな簡単でくだらないものでも、未知の文化に触れるという「慣れ」ができると思います。


―――連載前と連載中の今で、一週間や日々のスケジュールを教えて下さい。

今はひたすらに、ネームを書いて、ゲームをやって、創作物を見て、ゲームの配信を見る毎日です。正直なところ不健康極まりないです。
特にプロゲーマーの方の配信は一日中流したりしています。
あまりにもネタが欲しすぎて、ネームを書いていない時間はとにかくインプットに費やしています。

―――反響などはいかがですか?大きな変化などあれば教えてください。

いつもネタに使わせて頂いているプロゲーマーの方達への感謝もこめて、よく配信にお邪魔して投げ銭を送っているのですが、「ゲーミングお嬢様の人だ」と反応してくれるのは嬉しいですね。
それに、自分は「自分の好きなものに沢山の人が興味を持ってくれる」ことが好きなので、このマンガを見て格ゲー始めた!とかプロゲーマーに興味出た!といった感想を食べて生きています。
「知っている人が面白いマンガ」から「知らない人でも面白くて興味を持てるマンガ」を書こうと考え始めたことが一番大きな変化だと思います。
それに「格ゲーはわからないけど面白い!」と言ってくれた人を、実際にゲーム配信を見始めて、実際にゲームをプレイしてもらえる、ところまで繋いでいけるような作品を作りたいです。
あと、いずれ自分も一週間に一度くらい定期的にスト5配信してみたいですね。今は忙しくてなかなか時間が取れないのですが、単行本作業を終えて余裕ができたらやりたいです。

―――商業誌への連載を目指して、ジャンプルーキー!に投稿している作家さんへ一言お願いします。

まず書いてみましょう。書けばなんとかなります。
チェンソーマンの藤本タツキ先生もジャンプルーキー!のインタビューで仰っていましたが、とにかく、沢山の創作物に触れてみること。先入観を持たず、素直に「面白い」と思える感情が大事だと思います。

自分の「面白い」ものを徹底的に突き詰めて、思うがまま叩きつけましょう。
「好きなもの」を書くなら、妥協せず、徹底的に好きになること。熱意のある作品は、熱意のある人々に、必ず伝わります。


*****

日本中のあらゆるお嬢様ゲーマーが憧れる超有名校・聖閣東芸夢学園。その学園の全一にして頂点・祥龍院隆子をはじめとする“eお嬢様”たちの熱き戦いの物語。
<ジャンプ+にて毎週火曜更新!!>



■現在募集中!

『少年ジャンプ+ 青春×部活漫画賞』はコチラ↓

『第5回ジャンプルーキー!アナログ部門賞』はコチラ↓

【第70回】感動のフィナーレを迎えた『スライムライフ』作者メガサワラ先生インタビュー!

少年ジャンプ+の癒し枠として、週2回掲載という形での週刊連載を3年以上続け、この度300話で大団円を迎えた『スライムライフ』のジャンプルーキー!出身作家・メガサワラ先生にインタビューしてきました!

―――まずは、3年以上の長期にわたる週刊連載(週2回配信)お疲れ様でした。
初めての連載でしたが無事に連載を終えた率直なご感想をどうぞ。

やりきった想いが強く、とても充実しています。

―――ジャンプルーキー!に投稿、読切掲載、連載獲得と当時のことで思い出深いことはありますか?

ルーキー!に投稿していた時は、自分にどんな作品が作れるのかを模索している時期でした。とりあえず色々描いてみようって感じでジャンルを絞らずに投稿していたと思います。自分の作品を売り込む場としてルーキー!はとても良いと思います。

最初の読切掲載はパニックホラーでしたね。恐怖演出や怪物が好きなのでそれらを詰め込んだ作品でした。反省点は沢山あるのですが一番はサムネイルです。もっとわかりやすくどんな作品なのか伝える事を意識すべきでした。

そして最初の読切掲載から連載獲得まではけっこう苦労をした思い出です。パニックホラーを中心に作っていましたが、なかなかネームが通らず悩んでいました。担当編集者にもキャラクターで物語を作りましょう、と言われてて思いっきり違う作風で作ってみたのが読切『スライムライフ』です。
そこからはあっという間でしたが、『スライムライフ』が連載を獲得した時は嬉しかったですねー。姉や両親がすごく喜んでくれてたのが印象的でした。自分がやっていけるのか不安もありましたが、頑張ろうって思いました。

―――連載時の思い出に残っていることは?

連載時で特に辛かった時は始まって数話あたりですね。
この作品の面白さがどこにあるのかわからなくなってしまい全然話が作れない時間が続きました。しかし、スライムが可愛ければルールは特にないというアドバイスをもらい、そこからはあれこれ考え過ぎることが減り、スライムの新しい可愛さをどう伝えるかに集中できたと思います。そこからはスライムやスライムを取り巻くキャラクター達がどんどん好きになっていきましたね。

あとはファンレターやファンアート、中にはゲームのようなものやアニメーション、まで作ってくれる方がいて、そういうのを見たときに本当に嬉しく思いました。ファンの方々の力は僕が思っていた以上に大きなものでしたね。

―――短いページでの連載(スライムライフは1話約5P)、週2回配信の連載形式はどうでしたか?

良い点は週2回なので読者さんの目に入る機会が多いということ。ページが短いので最後まで読んでもらいやすいこと。すぐに次のお話が提供できること。個人的には同じテンポでかきやすかったです。ページが少ないので修正やネームの切り直しがあまり怖くないのも、良かった点かもしれません。
苦労する点は、長いお話を書くときにテンポが悪くなってしまうこと。やはり約5Pでは多くの情報は入れられないですね。

―――可愛らしく魅力的なキャラクターが『スライムライフ』にはたくさん登場しますが、どのようにしてキャラクターを産み出していますか?

始まりは一生懸命だけど弱いスライムと意地っ張りなツンデレ魔道士だけしか考えていませんでした。そこから何故このキャラクターはこんな態度をとるのだろうかと、バックグラウンドを想像していきました。
あと新キャラを作るにあたって友達の作家さんにアドバイスをもらったことがあり、「主人公の新しい一面を見せる役割をそれぞれに持たせるといいよ」というもので、これは新キャラ作りにおいてとても役に立ちました。
ポコナはスライムの友達でありライバルの一面を見せてくれるし、ゴーレムは先輩なスライム、ブラドは敵対するスライムなど、どんな表情をスライムにさせたいかでキャラクターを考えていたと思います。

―――連載を続けていく上で必要なもの、大事なものなどはありますでしょうか?

個人的に担当編集者と同じ方向を向けているかだと思います。話を作っていくうえで作家と編集者がこの作品は何が面白いのかを共有していないと、ターゲットを絞れない作品になってしまうと思います。
そうなると話し合ってもなかなかお互いに納得のいくものは作れないのではないかと思います。
あと作品作りに直接関係はないのですが、普通に沢山寝て朝起きれた日はとてもスムーズに作業ができた記憶があります。これはなかなか上手くいかないのですが、このサイクルを確立できたらいいのになと思っています。

―――次回作への意気込みをどうぞ

今作が短編というのもあり、次回は長いページ数のお話に挑戦したいです。
それとジャンルの違いで出来なかった演出や表情、キャラクターなど新しいことをどんどんやっていきたいですね。
『スライムライフ』の連載中に見つかった課題を意識しつつ、次のステップに向かって行けたらと思います!

―――最後にジャンプルーキー!からデビューを目指す新人作家さんに一言お願いします。

個人的に「読みやすさ」を重視して欲しいです。「読みやすさ」に関しては文字の多さであったり画面の密度であったり、常に読み手側にストレスがかからないかを考えて欲しいです。ジャンプ+の場合はスマホの小さい画面で読む方も多いので文字の大きさや、1ページあたりのコマ数もですね。疲れて途中で読むのをやめられてしまうのが一番もったいないです。

あと「わかりやすい」のも僕は好きです。二言になってしまいました。みんなでジャンプ+を盛り上げていけるようにがんばりましょう!