「少年ジャンプ+」での読者投票を経て、連載&単行本化に直結の漫画賞「少年ジャンプ+連載グランプリ2020」のゴールドグランプリ作品と、短期連載確約のシルバーグランプリ作品が決定しました!
編集部講評
1話目の、物語に引き込む力の強さが素晴らしかったです。
テンポ、セリフのセンス、驚きの連続、カメラワーク、構図、全てに企みが込められているのが良かったです。2話目、3話目は、主人公以外に視点が散ってしまうので、少し物語の主軸が分かりにくかったです。整理できる箇所だと思うので、読み手が、何を期待しているのかを、しっかり考えて、練り込んでみて下さい。画力の弱点も、連載準備期間で改善して、今、描ける全力で連載を楽しんで欲しいと思います。初連載楽しみにしております。
賞金50万円
合計24,858いいジャン!
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- 編集部バッジ賞
画力・ストーリー 賞金20万円
合計23,813いいジャン!
編集部講評確かな画力があり、最後まで読むと企画の全容が分かる仕掛けも挑戦的で評価を集めました。テンポよく少ないページでまとめる構成力も光ります。
ただ、企画がわかった後に同じ仕掛けを繰り返すことになってしまうデメリットもあり、そこが唯一にして最大の弱点です。
魅力的な主人公を立てて、「何度でも読みたくなる。何話でも面白い」漫画を目指した次回作を期待しています。 - 編集部バッジ賞
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- 編集部バッジ賞
構成力・演出力 賞金20万円
合計16,635いいジャン!
編集部講評編集部バッジ賞<構成力><演出力>を獲得した通り、3話を通しての安定したストーリー運び、目を見張る演出力、見やすい画面構成など平均値の高い作品でした。しかし、それと同時に既視感のある企画やキャラクターの個性などでインパクトを強く残せなかったのが課題に思います。連載作品として戦っていくには、やはり1話目で読者の心を掴むことが非常に大事になります。その反省点を踏まえ、今後の更なる飛躍を期待しています。
- 編集部バッジ賞
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- 編集部バッジ賞
キャラクター・オリジナリティー 賞金20万円
合計14,080いいジャン!
編集部講評生き生きとしたキャラ、ワクワクする絵は描けているのですが、一気に設定・キャラを出しすぎているので、読みにくさが、勿体なかった作品でした。ドラマ、キャラの状況への導入を丁寧に積み重ねていけば、しっかり面白い作品になるかと思います。まずは、読みやすさ、分かりやすさ、最優先で、作品を描いてみて下さい。次回作に期待しております!
- 編集部バッジ賞
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- 編集部バッジ賞
ストーリー・キャラクター 賞金20万円
合計12,981いいジャン!
編集部講評漫画において最も大事な“キャラクター”が魅力的な作品でした。そのキャラクターのおかげで物語の序盤から読者の興味を引く事ができていたと思います。またそのキャラクターの個性を引き立たせているセリフ選びも秀逸でした。その反面、物語全体を通しての構成力に物足りなさを感じました。思い描くストーリーは面白いと思うので、そのストーリーを読者にわかりやすく伝える力、より魅力的に描く力を付けていって欲しいと思います。
- 編集部バッジ賞
編集長からの総評
『宇宙の卵』の発想は本当に面白いですね。序盤のリアルさが、一気に覆っていく展開に引き込まれました。
全体が破綻しかねない荒唐無稽さですが、人間を描いているので読者を振り落とすことがありません。
どこに着地するかはわかりませんが、序盤の驚きを超える結末を期待してしまいます。
『アフタースクールメイト』は、会話や心理描写にセンスを感じました。
この読みやすさも圧倒的な武器になると思います。
絵は発展途上ですが、伸びしろを感じる素直さです。
連載での成長に期待します。
『鏡(うつし)』は読切ネタかなと思ったのですが、連載にしたことで深みが出ました。
この形の中で、読者の予想をどう裏切り楽しませるのかが問われると思います。
『青春ゲシュタルト』は設定的にはよく見るものですが、キャラ描写や二人が近づいていく様を丁寧に描けていました。
今回も幅広いジャンルで、楽しんで審査できました。
連載は1話目の「つかみ」が命です。そういう意味では『宇宙の卵』は一番でした。
読者の心をつかんで離さない作品を、次回もお待ちしています!
次回開催に関しては
今後のジャンプルーキー!でお知らせします!
- 「少年ジャンプ+」連載グランプリ2020
- [「少年ジャンプ+」連載グランプリとは!?]
- [応募のきまり]
- [一次審査結果]
- [一次審査会議の内容]
- [二次(最終)審査結果]
編集部講評キャラクターの心理描写、ネームもしっかり引きを意識し、全体的に高いクオリティのマンガだったと思います。LGBTQに対しての触れ方からも、作者がこの作品を丁寧に大切に描こうという意志を感じました。ストーリーに抑揚をつけるために、驚きや何か演出上のアイディアが入るとさらに作品の魅力がアップされると思います。期待しております、頑張ってください。