【第61回】漫画歴、約40日!超バズったルーキー投稿作『ゲーミングお嬢様』の作者に迫る!!

いつもジャンプルーキー!へのご投稿ありがとうございます!

2019年12月にジャンプルーキー!に投稿された格闘ゲームを題材にしたコメディ作品『ゲーミングお嬢様』

作者は今まで漫画を描いたことすらなかったにも関わらず、ジャンプルーキー!上で690000閲覧。(2020年2月6日現在)Twitter上ではトレンド1位、フォロワー数10倍増、各メディアでインタビューを受けるほど大きな反響がありました。

そんな今話題のルーキー作家である大@naniさんへインタビューしました。

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――いつから漫画を描き始めたのか、また『ゲーミングお嬢様』を描こうと思った経緯を教えてください。

以前より、いわゆる女子3バカの日常ものの漫画を描きたい、という構想がありました。ですが、そもそも漫画を描いたことがない、画力もない、と二の足を踏んでいました。
自分の考えたネタが面白いかどうかもわからなかったので、とりあえずネタだけメモり続けるという日々でした。

最初のきっかけは、10月の初旬にTwitterで「身の回りの発言まとめ」というミームが流行ったことです。漫画のネタに使えそうなワードなどを逐一メモっておいたのですが、それをもとに自分でもミームを作ってみました。

大@naniさんの「身の回りの格ゲー勢の発言まとめ」

その結果、予想以上の反響を受けて、その中で好評だったネタがいわゆる「クソわよっ!!」系の格ゲーお嬢様ネタで、これはイケるなと確信しました。
やはり格ゲーは面白く、格ゲーマー達は面白い。それをそのまんま描いたら面白いだろう。と考えました。

さらにバズりたいがためにかなりのネタストックを消費した末に、「最初から漫画描けばいいのでは?」と天啓を得て描き始めたのが2019年の10月24日でした。
漫画を描くのは初めてで、何一つわかりませんでしたが、気合でネームを2日間かけて仕上げ、見るに堪えない画力ですがなんとか完成しました。
ですので、『ゲーミングお嬢様』は大体40日前後で1話目ができたことになりますね。

好評ネタ「クソわよっ!!」


――『ゲーミングお嬢様』を投稿してからの反響はいかがですか?大きな変化などあれば教えて下さい。

突然Twitterのトレンド1位になって、いくつかのメディア様からインタビューを受けることになりました。そこから、いくつかの出版社様から連載についてのお話を頂くことになりました。
あまりにも想定外の出来事が続いたもので、スマブラにリュウが突然参戦したときぐらいの驚きと喜びがありました。
Twitterのフォロワー様も10倍以上に増えて、「下手な発言ができない!」とプレッシャーを感じているところです。

一番嬉しかったことは、多くのプロゲーマーの方や、創作に関わる人たちと知り合いになれたことです。
憧れのプロゲーマーの人に作品を見てもらえた、知り合いになれた、というだけで「描いてよかった!!」と心の底から思っております。

『ゲーミングお嬢様』はプロシーンでの印象深いシーンなどを多くネタに使っています。もちろん、私もリスペクトを込めて描いているつもりではあります。
ですが、もちろんプロゲーマーの方々が不快に思うようであれば、決して使えません。そこで、好意的な判断をしてもらえた、というのは安心できましたし、これ以上無いほどの喜びでした。
それと同時に基本的には、格ゲーに限らず、様々なゲームジャンルを楽しむ人々が思わず笑ってしまうような「ゲーミングあるあるネタ」を主軸に描いています。今後はゲームを知らない人でも勢いで笑ってしまうような作品にしたいと思っています。

――これから漫画を描く人、ジャンプルーキー!に投稿しようと考えてる人へ

『ゲーミングお嬢様』はこのような「お排泄物画力」でもルーキー賞を受賞し、少年ジャンプ+への掲載を勝ち取ることが出来ました。
私は絵を描きはじめて1年、漫画に至っては初めて描いたものです。
つまり、画力に関わらず、面白いものを描けば評価される、ということを身を以て証明できたと思います。自らの大好きなものを、面白いと思うものを、思うがままに描けば、それはきっと面白いものになります。
とにかく描いて、作り出してみること。熱意のある作品は、熱意のある人々に、必ず伝わるものと信じています。

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ジャンプルーキー!は漫画を描いたことがない初心者でも大歓迎!!
引き続き、熱意ある作品のご投稿をお待ちしております。


『ゲーミングお嬢様』がブロンズルーキー賞を受賞した、2019年12月期 月間ルーキー賞発表はコチラ
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