少年ジャンプ+の癒し枠として、週2回掲載という形での週刊連載を3年以上続け、この度300話で大団円を迎えた『スライムライフ』のジャンプルーキー!出身作家・メガサワラ先生にインタビューしてきました!
―――まずは、3年以上の長期にわたる週刊連載(週2回配信)お疲れ様でした。
初めての連載でしたが無事に連載を終えた率直なご感想をどうぞ。
やりきった想いが強く、とても充実しています。
―――ジャンプルーキー!に投稿、読切掲載、連載獲得と当時のことで思い出深いことはありますか?
ルーキー!に投稿していた時は、自分にどんな作品が作れるのかを模索している時期でした。とりあえず色々描いてみようって感じでジャンルを絞らずに投稿していたと思います。自分の作品を売り込む場としてルーキー!はとても良いと思います。
最初の読切掲載はパニックホラーでしたね。恐怖演出や怪物が好きなのでそれらを詰め込んだ作品でした。反省点は沢山あるのですが一番はサムネイルです。もっとわかりやすくどんな作品なのか伝える事を意識すべきでした。
最初の読切掲載はパニックホラーでしたね。恐怖演出や怪物が好きなのでそれらを詰め込んだ作品でした。反省点は沢山あるのですが一番はサムネイルです。もっとわかりやすくどんな作品なのか伝える事を意識すべきでした。
そして最初の読切掲載から連載獲得まではけっこう苦労をした思い出です。パニックホラーを中心に作っていましたが、なかなかネームが通らず悩んでいました。担当編集者にもキャラクターで物語を作りましょう、と言われてて思いっきり違う作風で作ってみたのが読切『スライムライフ』です。
そこからはあっという間でしたが、『スライムライフ』が連載を獲得した時は嬉しかったですねー。姉や両親がすごく喜んでくれてたのが印象的でした。自分がやっていけるのか不安もありましたが、頑張ろうって思いました。
そこからはあっという間でしたが、『スライムライフ』が連載を獲得した時は嬉しかったですねー。姉や両親がすごく喜んでくれてたのが印象的でした。自分がやっていけるのか不安もありましたが、頑張ろうって思いました。
―――連載時の思い出に残っていることは?
連載時で特に辛かった時は始まって数話あたりですね。
この作品の面白さがどこにあるのかわからなくなってしまい全然話が作れない時間が続きました。しかし、スライムが可愛ければルールは特にないというアドバイスをもらい、そこからはあれこれ考え過ぎることが減り、スライムの新しい可愛さをどう伝えるかに集中できたと思います。そこからはスライムやスライムを取り巻くキャラクター達がどんどん好きになっていきましたね。
あとはファンレターやファンアート、中にはゲームのようなものやアニメーション、まで作ってくれる方がいて、そういうのを見たときに本当に嬉しく思いました。ファンの方々の力は僕が思っていた以上に大きなものでしたね。
この作品の面白さがどこにあるのかわからなくなってしまい全然話が作れない時間が続きました。しかし、スライムが可愛ければルールは特にないというアドバイスをもらい、そこからはあれこれ考え過ぎることが減り、スライムの新しい可愛さをどう伝えるかに集中できたと思います。そこからはスライムやスライムを取り巻くキャラクター達がどんどん好きになっていきましたね。
あとはファンレターやファンアート、中にはゲームのようなものやアニメーション、まで作ってくれる方がいて、そういうのを見たときに本当に嬉しく思いました。ファンの方々の力は僕が思っていた以上に大きなものでしたね。
―――短いページでの連載(スライムライフは1話約5P)、週2回配信の連載形式はどうでしたか?
良い点は週2回なので読者さんの目に入る機会が多いということ。ページが短いので最後まで読んでもらいやすいこと。すぐに次のお話が提供できること。個人的には同じテンポでかきやすかったです。ページが少ないので修正やネームの切り直しがあまり怖くないのも、良かった点かもしれません。
苦労する点は、長いお話を書くときにテンポが悪くなってしまうこと。やはり約5Pでは多くの情報は入れられないですね。
苦労する点は、長いお話を書くときにテンポが悪くなってしまうこと。やはり約5Pでは多くの情報は入れられないですね。
―――可愛らしく魅力的なキャラクターが『スライムライフ』にはたくさん登場しますが、どのようにしてキャラクターを産み出していますか?
始まりは一生懸命だけど弱いスライムと意地っ張りなツンデレ魔道士だけしか考えていませんでした。そこから何故このキャラクターはこんな態度をとるのだろうかと、バックグラウンドを想像していきました。
あと新キャラを作るにあたって友達の作家さんにアドバイスをもらったことがあり、「主人公の新しい一面を見せる役割をそれぞれに持たせるといいよ」というもので、これは新キャラ作りにおいてとても役に立ちました。
ポコナはスライムの友達でありライバルの一面を見せてくれるし、ゴーレムは先輩なスライム、ブラドは敵対するスライムなど、どんな表情をスライムにさせたいかでキャラクターを考えていたと思います。
あと新キャラを作るにあたって友達の作家さんにアドバイスをもらったことがあり、「主人公の新しい一面を見せる役割をそれぞれに持たせるといいよ」というもので、これは新キャラ作りにおいてとても役に立ちました。
ポコナはスライムの友達でありライバルの一面を見せてくれるし、ゴーレムは先輩なスライム、ブラドは敵対するスライムなど、どんな表情をスライムにさせたいかでキャラクターを考えていたと思います。
―――連載を続けていく上で必要なもの、大事なものなどはありますでしょうか?
個人的に担当編集者と同じ方向を向けているかだと思います。話を作っていくうえで作家と編集者がこの作品は何が面白いのかを共有していないと、ターゲットを絞れない作品になってしまうと思います。
そうなると話し合ってもなかなかお互いに納得のいくものは作れないのではないかと思います。
あと作品作りに直接関係はないのですが、普通に沢山寝て朝起きれた日はとてもスムーズに作業ができた記憶があります。これはなかなか上手くいかないのですが、このサイクルを確立できたらいいのになと思っています。
そうなると話し合ってもなかなかお互いに納得のいくものは作れないのではないかと思います。
あと作品作りに直接関係はないのですが、普通に沢山寝て朝起きれた日はとてもスムーズに作業ができた記憶があります。これはなかなか上手くいかないのですが、このサイクルを確立できたらいいのになと思っています。
―――次回作への意気込みをどうぞ
今作が短編というのもあり、次回は長いページ数のお話に挑戦したいです。
それとジャンルの違いで出来なかった演出や表情、キャラクターなど新しいことをどんどんやっていきたいですね。
『スライムライフ』の連載中に見つかった課題を意識しつつ、次のステップに向かって行けたらと思います!
それとジャンルの違いで出来なかった演出や表情、キャラクターなど新しいことをどんどんやっていきたいですね。
『スライムライフ』の連載中に見つかった課題を意識しつつ、次のステップに向かって行けたらと思います!
―――最後にジャンプルーキー!からデビューを目指す新人作家さんに一言お願いします。
個人的に「読みやすさ」を重視して欲しいです。「読みやすさ」に関しては文字の多さであったり画面の密度であったり、常に読み手側にストレスがかからないかを考えて欲しいです。ジャンプ+の場合はスマホの小さい画面で読む方も多いので文字の大きさや、1ページあたりのコマ数もですね。疲れて途中で読むのをやめられてしまうのが一番もったいないです。
あと「わかりやすい」のも僕は好きです。二言になってしまいました。みんなでジャンプ+を盛り上げていけるようにがんばりましょう!
あと「わかりやすい」のも僕は好きです。二言になってしまいました。みんなでジャンプ+を盛り上げていけるようにがんばりましょう!