【第50回】主婦をしながら漫画家に!ジャンプルーキー!から掴んだ夢!累計20万部突破「生者の行進」みつちよ丸先生インタビュー!

2016年、第2回連載グランプリで見事グランプリに輝き、2017年から連載開始。そして完結後に大ブレイクしたホラーサスペンス生者の行進。今回は、その作者であり、ジャンプルーキー!出身のみつちよ丸先生に、デビューまでの道のりと創作の裏側を聞いてきました!

「生者の行進」1巻はコチラ

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―――みつちよ丸先生が漫画を描きはじめたのは、いつ頃ですか?
2013年くらいからでした。会社を辞めてから描き始めた感じです。ずっと漫画家という職業に興味はあって、いつか漫画を描きたいなと思っていたのですが、会社員になってからはしばらく忘れていたというか、そんなに意識していませんでした。でも、何か会社を辞めることがあったら、描いてみようとは思っていて、結婚や色々があって会社を辞めることになって、じゃあチャレンジしようと思い、描き始めました。


―――元々漫画を読むのはお好きだったのですか?
漫画を読むのは小さい頃から好きでした。小学生高学年くらいから、お兄ちゃんのジャンプを読んでいました。読んでいて面白いという気持ちは、描いてみたいという気持ちに変わっていきました。


―――特にどんな作品に影響を受けてこられましたか?
「幽☆遊☆白書」と「セーラームーン」ですね。漫画もアニメも見ていました。あと高校生の頃に「寄生獣」を読んで、めちゃくちゃ面白くて、すごく綺麗に完結していて、そこでストーリーを作ることに強く興味を持ちました。ストーリーの最初から最後までの完成度という意味では、「寄生獣」と「風の谷のナウシカ」に影響を受けました。


―――漫画家にずっと興味はあったとのことですが、プロになりたいと意識しだしたのはいつ頃でしたか?
プロになりたいという気持ちは高校生の頃には持っていたのですが、両親が2人とも公務員で、漫画家という職業があまりに未知だったので、とりあえず大学に行ってくれと言われていました。安定した職業についてから、それから考えたらいいのではと。高校生の進路を考える頃、漫画コースがある学校とかも考えたのですが、家族の反対で断念した形でした。だから、夢をこじらせていたというか、何もチャレンジしないまま大人になってしまったので、「本気を出してやってこなかった」「興味はあったのにやり残した」という感じが社会人になってからもずっとあって…。30歳を超えてから、溜めに溜めた気持ちが爆発した形です(笑)結婚もしていて、生活基盤もしっかりしていたので、勢いに乗れたのもあると思います。


―――その中で、ジャンプルーキー!に応募したきっかけは何でしょうか?
実は私は、主人の転勤でアメリカに行っていた時期がありました。漫画家を目指した最初の頃は女性漫画誌をメインに持ち込みに行っていたのですが、その後転勤が決まったので、雑誌の持ち込みができなくなったんです。それで何か良いWEBのサービスがないかと探して、ジャンプルーキー!を見つけました。

2016年1月期 ルーキー賞最終候補作「まねキング」


―――海外から投稿しておられたんですね。
そうですね。本当にありがたかったです。こんな手段があるんだと思って。ペンとか画材も海外だと売っていなくて困っていました。そこでデジタル作画に切り替えて、そのままデジタル投稿できるというのがありがたかったです。ちなみに当時は講談社さんに担当さんがいて、その方と電話でやりとりしていたのですが、時差が15時間あるので、スケジュールを合わせるのが大変でした(笑)


―――では、「生者の行進」の連載が決まった時のお気持ちはいかがでしたか?
グランプリに決まりましたという連絡をジャンプ+の担当さんにいただいたのが、長女を産んだ一ヶ月検診の日でした。病院のロビーで連絡をいただいて(笑)あの時の興奮はなかなか忘れられません。でも、「今!?」という気持ちもありました。これからどうしようというか。記念受験みたいな気持ちで連載グランプリに投稿したところもあったので、まさかという気持ちでした。

「生者の行進」がグランプリを受賞した「第2回連載グランプリ」結果発表はコチラ


―――その後、具体的に連載準備をしていく上で大変だったことはありますか?
下の子がまだ生後4ヵ月の頃、昼も夜も3時間おきに授乳をするのですが、授乳して寝かしつけて原稿を描いてというのが大変でした。保育園にも入れたのですが、母乳しか飲まない子だったので、毎日授乳しに3時間おきに保育園に行っていて、とても大変でした…。逆に子育ての生活サイクルに慣れると、短い睡眠でもすぐにスイッチが入って仕事モードになれるようになったのは良かったです(笑)連載中も、作品を作る上ではそれほど大変なことはなかったのですが、フィジカルな面だと、家族の健康などはどうしようもないので、子供が熱を出して保育園から着信があったりすると、一気に「うわー!」となって混乱していました。


―――ホラーの演出やセリフ回しなどに特に突出した印象を受けますが、ネームはどんな手順で書かれていますか?
まず最初に紙にコマ割の線を描いて、吹き出しの中の文字を描いて、それから吹き出しを描いていきます。映像は脳内で補完して、先にコマ割と文字だけをやってしまって、そこから絵を書き足していくという順番です。時間のかかる作業はあとに残しておくというか、
私はカメラワークをすごく大事にしているので、そこが後から修正しやすいように、最初のうちは絵を書かないで進めていきます。文字の位置とかもすごく意識していて、最初に書いたコマ割と文字だけのネームを何回も読み直して調整します。


―――「生者の行進」を作る上では、どんなことに一番気をつけていましたか?
2週間おきに締め切りが来るのですが、ネームを書くときに、毎回最後に引きを作ろうというのは意識していました。


―――泪やまどか、省吾など、キャラクターもすごくリアルな感情が描かれていましたが、何からキャラクターを作っていきますか?
私の作品はそんなにキャラクターがたくさん出てこないのですが、それは私が何を考えているのかわからないキャラクターは会話が浮かばないからで、自分の中の一部の人格をキャラにそれぞれ割り振っている感じですね。どのキャラも自分の思考のある一部分で会話をしていくので、キャラとキャラの会話はすごく書きやすいです。


―――連載完結後に、反響が反響を呼び、累計20万部を突破しましたが、どんなことが話題になった理由だと思いますか?
それは、こっちが聞きたいくらいかもしれません(笑)ただ、自分の中では、連載をしている当初から、この作品は映画になっても良いんじゃないかというくらいの気持ちで作っていました。一本の映画を作るというイメージで、その尺の中での起承転結を意識していました。だから、3巻という長さで完結していて、一気に読みたい人にはちょうど良かったのかもしれません。キャンペーンなどで6話無料とかをやっていただいた際にも、読みたいと思った時に手を伸ばせるのも良かったのかなと思います。


―――映画をイメージというのは面白いですね。
そうですね。元々、最後までの話を考えたのが、担当さんに連絡をもらった日だったのですが、病院で通知を聞いた時に、すごくアドレナリンが出たんでしょうね、その夜、一晩中眠れなくて、携帯のメモで20話分のメモを書き出したんですよね。A4にした時に3ページになるくらいの、箇条書きのようなストーリーを全部書き出しました。連載中もそれを元にネームにしていった形です。だからあれは1日で生まれたんです。なんだかその、興奮した状態が良かったんでしょうね。「やった!」というか。


―――逆に、最初の構想から連載しているうちに変わった部分は何かありましたか?
変わった点は、自分でも予想外だったのですが、まどかのお兄ちゃんが思ったより活躍してくれました。実際にネームを描いてみた時に、連載後半の方は、当初のストーリーとは違う動きをしてくれて、キャラが動くってこういうことなのかなと思いました。最初はあんな良い奴なキャラじゃなかったんですよ(笑)


―――次回作はどんなものを考えておられますか?
「生者の行進」の主人公達は高校生だったのですが、次回作はもう少し大人の主人公にして、もうちょっと複雑な大人の葛藤や恋愛模様なんかが描けるといいなと思います。更にこじらせる感じというか(笑)


―――最後にジャンプルーキー!に投稿しデビューを目指す方に、一言アドバイスをお願いします。
アドバイス、アドバイスですかー…なんだろうなぁ。皆さん、私より絵の上手い方もいらっしゃるし、運みたいなところもありますし、えーと、そうですね…。何か多分、漫画家を目指している方って、今は漫画家ではない状態じゃないですか。学生さんだったり、バイトされていたり、社会人だったり。いつかあるべきところに落ち着くと思うのですが、私は遠回り遠回りして漫画家になって、でも遠回りしたとしても、社会の中で勉強したことも全部含めてネタのこやしにしています。だから今、漫画家じゃない自分にヤキモキしている人もいると思うのですが、それはそんなに悪い状態じゃないんだよ、ということを伝えたいですね。変に焦らなくてもいいし、漫画を描くことが好きなら、何かをやりながらでも描き続ければ良いと思います。私も主婦をしながら、1日5分でも時間があったら、何かを書こうと思って今もやっているので。


―――みつちよ丸先生、ありがとうございました!

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いかがでしたか?好きという気持ちを大切にしながら、たくさん描き続けてくださいね!新たな才能がジャンプルーキー!から登場するのを楽しみにしております!!


「生者の行進」全3巻、絶賛発売中です!↓

みつちよ丸先生に続け!第1回超連載グランプリ結果発表はコチラ!↓

【第49回】打ち合わせとお茶

いつもジャンプルーキー!への投稿ありがとうございます!
毎月お送りしているこのブログ、たまには趣向をガラッと変えてお送りします。


今回のテーマは「お茶」です。
漫画家と編集者と言えば「打ち合わせ」なのですが、そこにはお茶が欠かせません。

日夜、漫画家さんと編集が打ち合わせを繰り広げている集英社には喫茶室があり、そこでお茶が注文できます。

こちらがジャンプ編集部が入っているビルの喫茶室

ちなみに漫画「バクマン。」の作中では『お茶が出たら持ち込みで合格』という理論を最高達が披露していましたが、そんなことはないです。


メニュー表

喫茶室のおじさんに聞いた所、人気のメニューはベタベタにホットコーヒーアイスコーヒーが不動の1位2位とのことで特にニュース性はありませんでした。

それ以下だと、ゆずソーダ氷コーヒーが人気だそうです。

ゆずソーダ 氷コーヒー

氷コーヒーは聞きなれないメニューですが、知る人ぞ知る集英社の裏名物メニューです。
通常の水の氷の代わりに、コーヒーを氷にしたものを入れてます。加水しないので味が薄まらず、好評です。


他にもガムやお菓子、パンなどちょっとしたコンビニ状態なのが喫茶室。

よりどりみどり

そして重要なのが、こちら全部、持ち込みの方には「タダ」!

メニューの写真には「全品¥300~¥350」とありますが、持ち込みの方は全部タダです!正確には編集部のオゴリです!

アイスコーヒーと氷コーヒーとホットコーヒー全部飲み比べたい!
レモンスカッシュとトマトジュースとバニララテを混ぜて、レモンバニラトマトラテスカッシュだ!
も無駄に全部タダです!


というわけで、ジャンプ+は平日毎日持ち込みを大募集中!
原稿を持ち込んでいただいた方には喜んでお茶を振舞わせて戴きます!
電話やメールも効率的で悪くないですが、顔を付き合わせるからこそはかどる打ち合わせも多いです。
物見遊山半分でも構いません!持ち込みお待ちしてます!

■編集部の電話番号&地図はコチラ↓


持ち込みの方法はコチラから

実際の持ち込みの様子はこちらから見ることができます。【過去の編集部ブログ】
【第33回】ジャンプ編集部は持ち込みも大歓迎!恐がらないで最初の一歩を踏み出そう!

【第48回】漫画家と担当編集者の出会いの全7パターン詳細説明と、良い点・悪い点

少年ジャンプ+編集部に異動してきて、半年ちょい。
色々編集部の特性や、状況等が分かってきた、編集主任の林士平(りん しへい)です。

このジャンプルーキー!編集部ブログは、漫画家志望者の作家さん向けに、編集部で交代交代に記事を書いています。

前回は、若手作家と読切作品を作っていく理由を書きました。
【第41回】漫画編集者が伝える、新人作家への最初の課題(前回記事)


今回は「漫画家と担当編集者の出会いのパターンと、良い点・悪い点」を書こうと思います。

僕が今まで出会って、掲載・連載までたどり着いた作家さんの例も書いていきます。
漫画家志望者の方々に、少しでも役に立つ記事になれば幸いです。

まず、漫画家と編集者の出会い方の全パターンを列記します。

【1】持ち込み
【2】漫画賞(ジャンプルーキー!)
【3】スカウトキャラバン(美大・専門学校等、出張編集部)
【4】Twitter・pixiv等SNS
【5】コミケ・COMITIA等創作系イベント
【6】担当交代(社内からの引き継ぎ・紹介)
【7】その他

基本、上記のどれかしらのパターンで、編集者は漫画家さんと出会い、一緒に漫画賞を獲り、読切の掲載を経て、連載を狙っていく、というのが一般的な流れです。

それぞれを説明していきます。


【1】持ち込み


持ち込みの方法はコチラから

作家さんから電話をかけて予約を取って頂き、神保町の集英社にある少年ジャンプ+編集部まで直接、原稿を持って来ていただいて、僕ら編集者が作品を読ませて頂く方法です。
少年ジャンプ+編集部は電話に出た人がその作家の担当になる、というルールがあります。

メリットは、直接聞きたいことを聞けることが大きいです。
ネームの細かいところまで顔をつき合わせて話せることが、最大のメリットです。
作品の細かい機微等、深い打合せをするのであれば、会って話すとより深い理解が互いに出来ます。

逆にデメリットは、持ち込み申し込みの時に電話をしなければならないので、少し緊張すること。
また、東京・神保町に行かなければ会えない、時間的、距離的制限もネックかと。
しかし、その労力・ストレスと引き換えに、細かいネームの打合せ、聞きたいことをすぐに聞ける、というメリットはやはり大きいです。関東近郊にお住まいの作品を既に描かれている作家さんは、是非是非、持ち込みに来てみて欲しいです。

僕が今まで持ち込みで出会った作家さんはとても多く『青の祓魔師』の加藤和恵先生・『地獄楽』の賀来ゆうじ先生・『この音とまれ!』のアミュー先生・『ムーンランド』の山岸菜先生、等々、とても多くの作家さんに持ち込みで出会っています。

お会いしてからどのような打合せを経て上記の連載に至ったのかは、また機会があれば別記事で書きたいと思います。

ちなみに、少年ジャンプ+編集部の持ち込み用電話番号は
03-3230-6133
です。

持ち込みの方法はコチラを参照して下さい。

編集部のスタッフは11時〜20時くらいにいることが多いです。
電話が繋がらなくても、気軽に掛け直して頂ければ幸いです。

編集者は持ち込みが大好きです。新しい、世に出すべき才能に出会った瞬間は、震える程嬉しかったりします。
気軽にお電話して頂ければ嬉しいです。


【2】漫画賞(ジャンプルーキー!)


「月刊ルーキー賞」の詳細はコチラから

投稿作で受賞した場合、最終候補以上になったり、将来の可能性を感じた場合、編集者から直接連絡をさせて頂いています。
ジャンプルーキー!は、少年ジャンプ+編集部全員が読ませていただいているので、毎月開催している月間ルーキー賞の順位が確定する前に連絡をさせて頂くこともあります。

メリットは、デビューまでが最短のルートだということです。
デビュー作が受賞作品という箔が付くので、多くの読者に読んでもらいやすいです。
また、もし未成年の方で、両親が漫画家を目指すことを認めていない場合でも、受賞するとご家族の反対する態度が軟化する傾向があります。
デメリットは、落選して編集者からの連絡が来ない時、どこが悪かったのか、何が足りないのか、作家さんがすぐには確認できないことです。
作品はフィードバックを貰ったほうが、確実に次回作のクオリティが上がります。なので、賞への投稿のみだと、少し成長に繋げにくいことがあります。
ただ、担当がついてしまえば、上記のデメリットは無くなります。意欲的な作品が投稿されれば必ず担当が付きますので、あまり気にしなくてもよいかもしれません。

僕が今まで漫画賞で出会った作家さんの例でいうと、『ファイアパンチ』『チェンソーマン』の藤本タツキ先生は、ジャンプSQ.にいた頃の月例賞の最終候補で。
『ドリキャン!!』の千葉侑生先生『特異体質系女子の話』の八切先生のお二人は、第1回縦スクロール漫画賞の準大賞で。
『カッコカワイイ宣言!』『いいよね!米澤先生』の地獄のミサワ先生は、赤塚賞の準入選でお会いして連載をご一緒させてもらいました。

現在、ジャンプルーキー!では以下の賞を募集しています。

第1回 U23ジャンプWEBマンガ賞

そして毎年3月末・9月末の2回締切がある、手塚賞・赤塚賞にも少年ジャンプ+編集部は参加しています。

手塚賞・赤塚賞の詳細はコチラから

是非に、投稿タイミングが合うものや、賞のコンセプトがご自身に合った賞にご応募頂ければ嬉しいです。


【3】スカウトキャラバン(美大・専門学校等、出張編集部)

少年ジャンプ+編集部は、少年ジャンプ編集部と一緒に、毎年10月頃、全国数都市を回る大規模なスカウトキャラバンをしています。
例年ですと、少年ジャンプ+編集部は、札幌、大阪、名古屋、広島、福岡、には行かせて頂いています。
各会場に編集部員が直接行きますので、持ち込みに行きたいけど東京は遠いし、交通費が厳しい、という作家さんは、スカウトキャラバンは狙い目です。
他誌で担当付いているけど、他の編集者の意見も聞きたいから等の理由で、自分の現状を知る機会として利用することもオススメです。
また、各地の専門学校や美大芸大でも、単発でスカウトキャラバンを実施することがあります。
地元の学校で出張編集部が開催されるタイミングに、飛び入りで作品を持ち込むのも一つの手です。

メリットは、地方にいても、持ち込みと同じ形式で作品を見せられる。直接会って話を聞ける点です。
逆にデメリットは、大規模なものは毎年10月にしか開催されていないので、回数が少ないです。作品が出来たのですぐに編集者に見せてアドバイスが聞きたい!と思ったタイミングで、キャラバンが開催されているとは限らない点です。
「鉄は熱いうちに打て」出来上がったら、すぐに読んでもらって、フィードバックを貰ったほうが良いと思うので、そこが少し難点かと思います。

僕の担当作家である『BLACK TORCH』のタカキツヨシ先生は、数年前の福岡キャラバンでお会いして、打合せを重ねて連載までご一緒できました。


【4】Twitter・pixiv等SNS
最近はTwitter経由で、編集者から連絡させて頂いています。
SNSに載せてみた作品がバズったら、ほとんどの出版社から連絡が来た、という話も良く聞きます。
もちろん、漫画家さんからTwitter経由で持ち込みの申し込みがあることもあります。
上記双方向2パターンとも、共通して言えるメリットは、自分で担当編集者を選べる、ということです。
自分から連絡しなくても、沢山の編集者から、担当になってもらえることを選べることor自分が選んだ編集者のSNSアカウントに直接持ち込み依頼、どちらも漫画家さんが選んで連絡が出来ます。

ただ、作品がバズった時は連絡が来てしまい過ぎて、お断りする対応が面倒になることもあります。
また、もちろん作品をSNSに上げても全く連絡が来ないこともあります。

『左ききのエレン』のかっぴー先生は、僕からTwitterでDMさせて頂いて、連載までご一緒させて頂きました。
また、2018年の手塚賞佳作受賞作『unbloom』三崎しずか先生はTwitterに直接持ち込み申込をして頂いて、お会いして初めて打合せした作品が、手塚賞佳作の受賞になりました。

担当編集者は「ガチャ」みたいなもの、と言う方もいらっしゃいます。当たりに会うまで、流浪の持ち込み行脚をする人の話も聞きます。
編集者との出会いは「運」で、全く選べなかった時代もたしかにあったのでしょう。
しかし、今はTwitter経由での出会い等、自分で人生賭けて一緒に戦う編集者を選ぶことが出来ます。価値観や人柄等、この人に作品を見てもらいたい!と思ったら思い切って、持ち込み申し込みをしてみると良いと思います!

ちなみに、僕のTwitterは@SHIHEILINです。持ち込み申し込み、24時間365日大歓迎です。
他社での連載作家さんでも、受賞済だけど他の編集部の意見も聞いてみたい等、色々な作家さんの持ち込みを受け付けています。


【5】コミケ・COMITIA等創作系イベント

創作イベントで、編集者が「是非にお仕事ご一緒したいです」と、名刺を渡すことも近年では増えています。
オリジナルでも、二次創作でも、漫画を描く力が高い作家は、イベントでの出会いでそのまま商業誌連載までたどり着く方もいらっしゃいます。COMITIAでは、少年ジャンプ+編集部は出張編集部もやっています。出張編集部に関しては、上記のスカウトキャラバンと同じメリットがあります。多数の編集部がブースを出しているので、効率的に回れるメリットがあるので、関東・関西の大規模COMITIAは、もしお時間あったら行ってみると良いと思います。

僕の担当作家さんですと、『ワンダーラビットガール』の廣瀬ゆい先生は数年前のCOMITIAでお会いしました。
今後のCOMITIAの開催予定はコチラに掲載中です。ご参考までに。


【6】担当交代(社内からの引き継ぎ・紹介)
こちらも一般的ではありますが、編集者の異動や退社に伴い、連載作品や作家さんを引き継ぐ、という形です。新入社員の編集者は、まずこの出会い方で作家さんとの向き合い方を学び始めます。
今現在、担当編集を探している若手作家さんには、少し関係は薄いかもしれないですが、将来的には、このような形で新しい担当と出会うことも多いということをうっすら覚えておいて頂ければ。

僕が今までこの形で担当させて頂いた方ですと、『TISTA』『月華美刃』の遠藤達哉先生『終末のハーレム』の宵野コタロー先生・LINK先生『怪物事変』の藍本松先生や、『冒険王ビィト』の三条陸先生・稲田浩司先生、『Mr.Clice』の秋本治先生他沢山のステキな作家さん達は、先輩方から引き継いで、一緒に連載作品をご一緒したり、新作を立ち上げたりしました。


【7】その他
上記に無いパターンでの出会い方ですが、例えば作家さんからの紹介等もあります。
担当作家のアシスタントの作品を見てみてやってくれ、等のご紹介はたまにあります。
僕の例ですと、『終極エンゲージ』の三輪ヨシユキ先生は作家さんからの紹介でした。原作の江藤俊司先生は、三輪先生からのご紹介でした。
あとは特殊な例ですと、もともとの友人だった、とかでしょうか。
中高の同級生、幼馴染みとか、ですかね。僕も中学校の同級生が他社で連載作家をしていたので、久々の再会の際、読切を依頼して、掲載まで至ったことがあります。
書店員さんの友人からの紹介や、知り合いからの紹介等で担当になることもあります。
人の縁は不思議なもの。もし、良い漫画家・良い編集者に出会う縁があったら、嬉しいなと思いながら過ごしています。


さて、漫画家さんと編集者の出会い方は上記で以上です。

上記のどんな出会い方でも、作家と編集者が丁寧に関係性を構築して、漫画力を高めていけば、きっと連載まで辿り着けます。

是非に、色々な編集者に会って、あなたに合う編集者をみつけて、面白くて沢山の人に届く漫画を描いてください。

願わくば、それが、少年ジャンプ+であると嬉しいです…!


実際の持ち込みの様子はこちらから見ることができます。
【過去の編集部ブログ】
【第33回】ジャンプ編集部は持ち込みも大歓迎!恐がらないで最初の一歩を踏み出そう!

【第47回】「U23ジャンプWEBマンガ賞」募集開始! 選考担当の20代編集者の熱きメッセージ!

いつも「ジャンプルーキー!」へのご投稿ありがとうございます!

現在、募集中のマンガ賞「第1回 U23ジャンプWEBマンガ賞」をご存知でしょうか?

「第1回 U23ジャンプWEBマンガ賞」の詳細はコチラから

こちらは「23歳以下」を対象とする、週刊少年ジャンプのマンガ賞です。
そして、こちらのマンガ賞の特徴の一つが、応募者により近い感覚で審査を行うため、選考を担当するのが20代のジャンプ編集者に限定されていること。
ということで、今回は選考を担当する編集者から応募者への熱いメッセージをお届けします。

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◆I川(24歳 担当作:『ジモトがジャパン』『実食!ウサキチくん』)

「個性あふれる作品を求めます!」という文言をよく目にしますが、「個性あふれる作品」とは何でしょうか。僕は作者の価値観が見える作品だと思います。今まで読んできた本や漫画、見てきた映画、出会った人、家族など、様々なものに触れて、培ってきたあなたなりの考え方をすべて作品で見せてください。それらを真っすぐに描いて、評価してもらえるのが、この「U23ジャンプWEBマンガ賞」だと思います。若い作家の並々ならぬ情熱を感じられる作品をお待ちしております。

◆A井(25歳 担当作:『火ノ丸相撲』『しりこだま!』)

若いということは、それだけで強力な武器になります。絵、キャラクター、ストーリー、セリフなど、多くのことを吸収し、伸ばしていくだけの時間がたっぷりあるということですから。担当が付き、好きな漫画について語り、漫画のメカニズムについて学び、色んなキャラクターを作って、縦横無尽にストーリーを組み立てる…こうした長く楽しい道のりの最初に、この漫画賞があります。今回の漫画賞は、皆さんの「若さ」という唯一無二の才能を開花させ、大きく打ち上げるためのものです。編集者として皆さんとお会いして一緒に作品を作っていけるのを、心から楽しみにしています。ご応募お待ちしております。

◆T口(25歳 担当作:『獄丁ヒグマ』『ブラッククローバー外伝 カルテットナイツ』『BORUTO-ボルト- -NARUTO NEXT GENERATIONS-』)

23歳以下で僕が担当している作家は合計で約50人。
中には、受賞してから1年半にして、すでに連載を始めている子もいます。
今回の賞から、いっしょに打ち合わせを始めましょう。そして連載狙いましょう。皆さんの好き&こだわりが詰まった作品をお待ちしております。
ひとまず、投稿…そこから案外すぐに掲載しちゃうなんてこともありますよ!

◆N村(26歳 担当作:『食戟のソーマ』『殺せんせーQ!』)

『この人はこういうのが好きなんだ』というのが一発で解る漫画が読みたいです。
その為に、何となくまとまった“それっぽい”漫画を作ろうとせず、“俺はこれがやりたい‼これが面白いと思う‼”を全力で表現する事に努力と工夫、P数を注いでほしいです。編集として一緒に漫画を作らせて頂くとして、“強烈な好き”を持った方と、ぜひ漫画作りをしたいと思っています。逆に言えば、理論的整合性、画力やコマ構成などの技術は後から一緒に学べば良いと考えています。
若い新人作家の方々にとって一番の武器となりえる“好き”を、一緒に全世界の読者に叩きつける漫画を作っていければ、そしてこの漫画賞や僕たち編集がその一助となれれば幸いです。

◆F田(27歳 担当作:『花のち晴れ〜花男 Next Season〜』『ROUTE END』『元ジャンプ作家が○○について本気で考えてみた』『サイコアゲンスト』『死ノ鳥』『とけだせ!みぞれちゃん』『俺を好きなのはお前だけかよ』)

今回の賞は、なんといっても「23歳以下限定」です!
同世代のライバルと競い合うことが出来ます。投稿された作品はすべてWEBページで読めるようになりますので、ぜひとも「自分の作品が、他の作品と並んだ時にどう映るのか」、「同世代のライバル達はどんな作品を描いているのか」を確認してみて下さい。
そのためにも、まずは投稿しましょう!学校で描いた作品でも、オリジナル同人誌でも、なんでもOKです。
今投稿しようと考えている気持ちが、時間が、皆さんの一番の武器です。型にはまらない、若い才能をぶつけて下さい!

◆I藤(29歳 担当作:『群青にサイレン』『この恋はこれ以上綺麗にならない。』『ヨルの鍵』『すすめ!ジャンプへっぽこ探検隊!』『奴隷遊戯』『ハイリスクミッションセラピー』『8LDK−屍者ノ王−』)

<今まで漫画を描いたことがない人>、<いつか描こうかなと思っていた人>、<恥ずかしくて自分の漫画を他人に見せたことがなかった人>、そんな若者こそ投稿すべき漫画賞だと思います。
完成度の高さは求めていません。荒削りでもいいので貴方自身の“熱”を感じる作品をお待ちしています。ここでペンを握ったことで、これからの人生が変わるかも知れません。共に若い感性をぶつけ合い、未だ見ぬ新時代の漫画を作って行きましょう。

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いかがでしたでしょうか?

「第1回 U23ジャンプWEBマンガ賞」は、3月31日まで応募出来ます。まだまだ作品募集中です!
皆さんの力作お待ちしております!

「第1回 U23ジャンプWEBマンガ賞」の詳細はコチラから


【現在募集中の他の漫画賞】

第2回ジャンプ縦スクロール漫画賞/ 1月15日締切

「第2回ジャンプ縦スクロール漫画賞」の詳細はコチラから

月間ルーキー賞 / 毎月月末締切<月例賞>

「月間ルーキー賞」の詳細はコチラから

【第46回】連載作家を35名輩出!ジャンプ各誌への掲載作家は64名!おかげさまで「ジャンプルーキー!」4周年です!


WEBマンガ投稿・公開サービス「ジャンプルーキー!」が4周年を迎えました!

2018年は、たくさんのパワーアップを行いました。

まず、「ルーキー」をもっと楽しめる単独のアプリをリリースしました。
そして、投稿者の皆様へ広告収入の100%還元を始めました。(一か月で5万円以上の収入を得ている方がいらっしゃいます)
さらに、「少年ジャンプ+」で連載できる「ルーキー連載」コーナーを設置しました。

結果、これまでで最もたくさんの作品を投稿してもらえた年になりました!

今年、大きく成長した「ジャンプルーキー!」の4年間の成果について報告をさせてただきます!


ジャンプコミックスの刊行作家は、なんと21名!そして、週刊少年ジャンプなど、ジャンプ各誌への掲載作家は64名にもなります!
この4年間に投稿していただいた4903名のクリエイターの皆様に、編集部一同、感謝を申し上げます。

自由に作品を投稿できて、
たくさんの読者から反響をもらえて、
気軽に収入を得ることができる。

あらゆるクリエイター・漫画家の皆様の期待に応えられるうよう、
5年目も「ジャンプルーキー!」さらに気を引き締めて運営して参ります。
ご期待ください。

たくさんの投稿をお待ちしています!!


週刊少年ジャンプ編集部


「ジャンプルーキー!」
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・WEBサイトはコチラ

・広告の設定についてはコチラ

【第45回】桃栗みかん(河下水希)先生 かわいい&かっこいいキャラクター描き方講座

週刊少年ジャンプでいちご100%など、大人気作品を連載していた
桃栗みかん(河下水希)先生が少年ジャンプ+に完全移籍!
今作の群青にサイレンでも、その圧倒的な画力による魅力的なキャラクターがたくさん登場します。


コミックス1巻はコチラ!

コミックス1巻はコチラ!


今回の編集部ブログでは桃栗みかん先生に【かわいい&かっこいい】キャラクターの描き方についてインタビューさせていただきました。

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―――使用されている執筆道具や機材について教えてください。

アイシーの漫画原稿用紙に人物下描きは0.5Bのシャーペン。ペン入れはゼブラのGペン、丸ペン、パイロット製図用インクです。ベタは筆ペンとか油性ペンとか。普通のアナログ用画材です。


―――かわいい女の子を描くコツは?

実物でもいいしアニメでもいいし、可愛い子のどんな仕草に自分はグッとくるのかを念頭に描く。顔がイマイチでも(すみません)仕草や行動、セリフでも魅力はたくさん引き出せると思います。あと服や髪型はある程度流行のものを描いた方がいいと思います。
そして表情は、女の子に限らず全ての登場人物においてですが、そのキャラになりきること。笑うのも泣くのも自分が感情移入しないと生き生きした表情は描けません。自分が感情移入した1/5くらいでも読者に伝われば上出来かと。
体のラインは柔らかく、曲線を意識して描く感じです。私の場合は納得できる腕や脚を描くために実物の女性(ファッション雑誌や写真集とか)を参考にして描くこともあります。


―――かっこいい男の子を描くコツとは?

こっちはまだ研究中ですが(笑)今のところ女の子を描くときと一緒です。
ただ体のラインは女の子と違って、直線を意識して描くと(例えるなら円を12角形で描くようなイメージ)細マッチョな腕や足が描けると思います。
私はキリッとした表情をアップに持ってくるのが好きなので、その時は目力を大事にしています。


―――漫画家を目指している人にオススメの画力向上法があれば教えてください。

おそらく一番効果的なのはたくさん描くことだと思います。速く描いたり綺麗な線を引く等は反復練習で上達すると思います。
ただ、たまにでもいいのでちゃんと資料を用意して、デッサンのように徹底的に観察しながら描くことをするといいと思います。マンガのためなので写実的に描く必要はそこまでないと思いますが、実物の人間でも、好きなマンガの模写でも、背景や小道具でも…全体の形、比率、細かい特徴等に気づく事が出来ると、デフォルメして描いたとしても「嘘のない絵」に見えると思います。高度な観察力、私も欲しいです!


―――『群青にサイレン』は等身大の男子高校生による野球漫画となっていますが、描く上で大変なこと、気をつけていることはなんですか?

野球シーンに関しては実際の試合を観に行った時に撮った写真や、雑誌等の資料を必ず用意して描いています。いろんな角度や細部が知りたくて、グローブやバット、キャッチャーの防具一式も用意しました。
等身大の高校球児が描けているかどうかはわかりませんが、高校野球経験者の方の話を聞くのが好きなので、その話と自分が学生の頃悩んだことや思い出とかをミックスして描いています。


―――2月から新エピソードが始まる『群青にサイレン』ですが、読者に一言お願いします。

恋愛どころか女の子もほぼ出てこない、がっつりではないですが一応スポーツをやっている…自分にとっては不慣れな、新境地の作品です。部活だけじゃなく何かに打ち込んだことがある人なら多少は感じたことのある、薄暗い感情をとことん描いてみたかったので連載させていただいています。主人公嫌なヤツ!とお思いの読者も多いと思いますが、あたたかい目で彼の成長を見守っていただけたらありがたいです。

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ありがとうございました!
魅力的なキャラクターを描くには、女性を描くときは“曲線”を。男性を描くときは“直線”を意識する。キャラクターに深く感情移入して表情を描く。あとはインタビューにもあったように、自分が描きたい絵を再現するためには、とにかく反復練習と資料を見て描くことだと思います。
『群青にサイレン』では複雑な感情や想いを感じさせるキャラクターたちの繊細な表情も大きな魅力の一つです。是非ご一読頂けますと幸いです。


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【第44回】脱サラから異色のマンガ連載獲得へ! 土曜日の人気作『サイコアゲンスト』原作者・平石六先生インタビュー!


いつもジャンプルーキーにご投稿いただき、ありがとうございます。
今回は、ジャンプルーキーの元投稿者であり、昨年の連載グランプリをきっかけに連載を獲得したサイコアゲンスト原作者の平石六先生にインタビューをお願いしました。

平石六先生/Twitter→@pandah_6
第3回少年ジャンプ+連載グランプリにて『サイコアゲンスト』を投稿。
惜しくもグランプリは逃すものの、演出力部門にて特別部門賞を獲得。その後、作画に景山先生を迎え、2018年6月より「少年ジャンプ+」にて『サイコアゲンスト』を連載開始。


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―――平石先生が漫画家になろうと活動し始めたのはいつ頃でしょうか?また、ジャンプルーキーに投稿し始めてから、連載獲得までの期間はどれくらいでしょうか。

漫画を描き始めてからは今で5~6年目くらいだと思います。
私は元々会社員として働いていましたが、ふと血迷って漫画を描きたくなり脱サラしました!元々絵を描いていたわけではなく最初に描いた絵は酷いものでした・・・。
ジャンプルーキーに投稿したのは、第一回連載グランプリが最初なので2年~3年で連載させていただく、までに至りました。

平石先生が脱サラ後、初めて描いたという絵。平石先生曰く「この絵の仕上がりを見ても諦めない心の強さが連載までこぎつけた要因の一つだと思います(笑)」とのこと。


―――『サイコアゲンスト』は第3回連載グランプリに投稿され、「特別部門賞」に選ばれましたが、連載確約がされていない「特別部門賞」から連載へと至った経緯を教えてください。

二次突破の際に連絡を頂いた担当の方とグランプリに投稿した『サイコアゲンスト』をベースに新たに企画を練りました。会議用には1~3話を用意するのですが、色々未熟だったために苦労しました。会議締切4日前に2話3話全ボツを頂いたのは今ではいい思い出です・・・。



連載会議に提出した景山先生による初期イメージ。髪型や小物など、現在とは少しデザインが異なる。


―――ジャンプルーキーの投稿作はご自分の原稿でしたが、原作者になることに抵抗はなかったでしょうか?

前述の通り、私は絵が大好きで漫画を描き始めたタイプの人間ではなく、漫画を描く、自分の描きたいものを表現する手段として絵を練習していたので作画を付けて頂けると聞いた時はむしろ嬉しかったです
もちろんいずれは自身の絵で連載してみたいという気持ちもあります。

1話より抜粋。平石先生の演出力に、景山先生の画力が相乗効果を生み、非常に力のあるシーンとなっている。


―――作画の景山先生にネームを渡す上で気を付けていることはありますか?

まず気を付けているのはキャラの表情は最低限伝わるように心がけています。時にはその場面、そのキャラごとの心情を事細かに説明文として添えることもあります。漫画の作画は非常に大変なことは重々承知しているので、極力先方の負担を減らすため背景写真などはこちらで撮影し渡すようにしています。

9話ネームより抜粋。枠外に細かい部分までわかりやすく説明がされている。


―――ジャンプルーキーに投稿する上で、どんなことを気を付けていましたか?

読者の多くはスマホで閲覧すると考えていたため、とにかく文字を大きく、吹き出しを大きく取るという点でしょうか。あとは見開きは控えていました。
今は逆に見開き連打していますが・・・。


―――ジャンプルーキーに投稿している漫画家志望者の皆さんへ、メッセージをお願いします。

ジャンプルーキー、特に連載グランプリへの投稿、は商業漫画家へのルートの最先端系の一つだと思っています。
自分のような未熟な状態でうっかり運よく連載会議までこぎつけてしまった場合でも、担当編集にきっちり指導してもらえるので安心です。皆様の投稿作品は私も楽しんで読ませていただいております。今ではルーキー作品のジャンプ+への露出も多く、より沢山の方に読んでもらえると思うので、どんどんルーキー投稿者が増えるといいなって思います!


―――平石先生、ありがとうございました!


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