「下手でも」「ちょっと描いてみた」も大歓迎! 編集者が本音で語る「ジャンプルーキー!」10周年記念運営座談会

「下手でも」「ちょっと描いてみた」も大歓迎! 編集者が本音で語る「ジャンプルーキー!」10周年記念運営座談会

「ジャンプルーキー!」10周年を記念して、サービスの構想から現在まで携わっている編集部の籾山と、運営を担当するネットコンプレックス株式会社の今村さん、サイト制作を担当する株式会社はてなの矢花さん、さらに現在「ジャンプルーキー!」の投稿作を日々チェックしている編集部の髙橋による座談会を行いました。
前編では「ジャンプルーキー!」誕生の経緯や、10年間の変化を振り返りました。後編は「ジャンプルーキー!」担当編集が中心となって、編集者がどんな投稿を求めているのかや作家さんにおススメの「ジャンプルーキー!」活用法、さらにこの先の展望を語ります。

読者も、新しい才能をチェックしている

これは編集者として現在「ジャンプルーキー!」(以下、ルーキー!)の投稿作を日々チェックしている髙橋さんに伺いたいですが、自分が担当することになって、ルーキー!投稿作品のレベルの高さや投稿数の多さを実感しましたか?

少年ジャンプ+髙橋 そうですね。「少年ジャンプ+」(以下、ジャンプ+)編集部にくるまでは、正直ルーキー!の作品はそこまで読んだことがなかったんです。しかしあらためて当事者意識をもって見てみると、まず純粋に投稿作品数がすごく多いことに気付きました。今は投稿数が、月に800とか、話数でいうと3000とかあるんです。「こんなにたくさん投稿してくれるんだ」という純粋な驚きがありました。

そして、じゃあなぜみんなルーキー!に投稿してくれるのか。アンケートを見ると「投稿が簡単だから」とか「ジャンプ+で連載したいから」という理由がけっこうあるんです。ここまでの皆さんのお話は、ほぼほぼ私も知らない立場で聞いていたんですけど、「なるほどな」と思いました。現在は自分も内部の人間ではありますが、作った当初の目的に沿ったサイトになっているなという実感があります。

少年ジャンプ+髙橋(2022年、集英社入社。「週刊少年ジャンプ」編集部を経て、現在は「少年ジャンプ+」にて編集を務める。「少年ジャンプ+」での担当作は『人類蝕』『ドランクバレット』。)
少年ジャンプ+髙橋(2022年、集英社入社。「週刊少年ジャンプ」編集部を経て、現在は「少年ジャンプ+」にて編集を務める。「少年ジャンプ+」での担当作は『人類蝕』『ドランクバレット』。)

面白いですね。いまサイトを使っている編集者が、10年前に作られた当時のコンセプトを知って、そのまま体現されていることを実感したと。

少年ジャンプ+髙橋 ええ。なにか、つながった感じがしました。たしかに投稿作もいろいろで、ジャンルの偏りもあまりないと実感しています。投稿者の年代もすごく幅広いです。セミプロみたいな、あちこちの投稿サイトで描かれている方もいれば、最近はルーキー!内で「10代のための漫画賞」というのをやっているように、中学生や高校生の作家さんにも投稿していただいている。「こういう人が多い」という決まった傾向がなくて、ちゃんと投稿者の多様性があるところがいい。
現在ジャンプ+で『ふつうの軽音部』を連載中のクワハリ先生もルーキー!への投稿をきっかけにジャンプ+でデビューされたのですが、ルーキー!へ投稿した際は本当に気軽な気持ちで、連載を目指したわけでもなく投稿したそうです。

現在ルーキー!を担当する上で、編集者として心がけているポイントはありますか?

少年ジャンプ+髙橋 自分が読んで「いいな」と思った作品にはバッジを付けて、作品を盛り上げたいという気持ちがあります。面白い作品があるのに、レスポンスがないせいでサイトが停滞することは全く望ましくないので、とにかく少しでも「いい作品でした!」という気持ちを伝えないと。これは普通の持ち込みでも同様です。持ち込んでくださった作家さんのいいところを、全力で見つけようとするスタンスが我々編集者には求められるのかなと思っています。

少年ジャンプ+籾山 バッジ機能は、見切り発車だったのですが、やってみたら評判がよくて。投稿してくださる作家さんからも、楽しみにしているという反応をたくさんいただきました。
あと、閲覧数だったりコメントが比較的多いのも、ルーキー!の特徴ですね。これは図らずもうまくいった部分なんですが、ジャンプ+と同じアプリ上で読めるので、ジャンプ+を読んだ流れでルーキー!にも来てくれる読者がけっこういるんです。新人投稿者の作品も結構な人数が読んでくれるので、それにやりがいを感じる人も多いと思います。

たしかに、ジャンプ+を見ていると「この作家さんの作品は、ルーキー!時代から読んでいた」というコメントも少なくありませんよね。プロ野球選手を、甲子園球児の時代から推していた、みたいな……。

ネットコンプレックス今村 まさにおっしゃる通りです。最近だと『ふつうの軽音部』の連載がジャンプ+で始まった時には、自分はルーキー!時代から読んでいたと言って喜んでくれる人がけっこういました。
やはり、以前から自分が推していたり、購読(お気に入りに追加)している作家さんの作品がジャンプ+で掲載されると「ああ、あの人がついに出てきた!」みたいな気持ちになるんだと思います。

少年ジャンプ+髙橋 プロ野球なら育成選手までチェックしている、みたいな。

ネットコンプレックス今村 ありがたいことに、そういう熱心な方が多いですし、そういう方ほど、エールを込めて真摯にコメントしてくださる。ルーキー!は、他の投稿サイトに比べてコメントも多いと思います。

はてな矢花 作家さんや作品を応援する系のコメントが多いですよね。

左から少年ジャンプ+籾山、はてな矢花氏。
左から少年ジャンプ+籾山、はてな矢花氏。

ネットコンプレックス今村 コメント機能を実装する時に、単なる「コメント」ではなく「応援コメント」という名称にしようという案が出たんです。それで今でもコメントフォームには「応援コメント」と表示されています。そのワンクッションがあるからこそ、ポジティブなコメントが付きやすいのかなと思います。

広告収入を100%還元した理由

はてな矢花 そもそもコメント機能は途中から付けたんですよね。投稿者さんの要望で。

ネットコンプレックス今村 そうですね。投稿者アンケートを年に一度必ず取っていて、要望の多い機能は、はてなさんにご相談して順次実装していってます。コメント機能もそのひとつですね。

はてな矢花 アンケートを見ると、たくさん読まれたいから投稿しているとか、たくさんリアクションがほしいという意見が上位にあって、それならばということでコメント機能を実装しました。誹謗中傷やサイトが荒れるなどの危険性もあるのでいろいろ難しいのですが、やるからには表示したくない人は閉じられるようにして、悪質なコメントも通報できるようにしました。
通報は、コメントだけでなく、作品や作者に対してもできますね。こういう機能があると自浄作用がはたらくというか、うまくユーザー同士で「いい・悪い」を判断してくれる。すると運営側にも素早く情報が伝わって、対処できる。

少年ジャンプ+籾山 はてなさんが、もともとブログサービスなどをやられていたからこそですね。あとルーキー!の10年間で、投稿者の反応がもっとも大きく、投稿数も増えたのは、おそらく投稿者に広告収入を100%還元すると発表した時期ですね。それもはてなさんからのご提案でした。
必ずしもプロにならなくたっていいから、自由な漫画投稿プラットフォームとして楽しんでほしい。ルーキー!で活動してくれる作家さんに、そういうメッセージとして届いたんじゃないでしょうか。

はてな矢花 ブログサービスの広告収入と同じ考え方ですね。ただ、そこで運営側がある程度の手数料をもらうんじゃなくて、100%まで振り切ったのは、たしか籾山さんの判断ですよね。

ネットコンプレックス今村 「やるからには、100%じゃないと意味がない」みたいにおっしゃっていたのを覚えています。

編集者はこまめに「ジャンプルーキー!」をチェックしている

とても重要な判断ですね。ルーキー!の歴史の中で、そういう大きな変化を実感することは、何度かありましたか。

少年ジャンプ+籾山 最初のころは、話題になる作品がそこまで多いわけじゃなかったんです。パイオニアになったのが、坂上くん先生の『DAMAISM』という作品ですね。けん玉フリースタイルバトルについての、本当にセンスがあってかっこいい作品。

ネットコンプレックス今村 あれは本当に衝撃でした。『DAMAISM』が投稿された日、即座に編集部へ「すごい作家さんが来た」と連絡しました。本来、私の立場ですることではないんですが、とにかくこの作家さんを離してほしくないと思って。

少年ジャンプ+籾山 今村さんからそういう連絡が来るのは、珍しいですよね。編集部もルーキー!はマメにチェックしてるから、新しい投稿には気づくんです。でもあのときは、それよりも前に今村さんから連絡がきた。

「ジャンプルーキー!」『DAMAISM』(坂上くん)作品ページ
「ジャンプルーキー!」『DAMAISM』(坂上くん)作品ページ

ネットコンプレックス今村 ひと目見て「すごい作品だな」ってわかるものでしたし、「こんな作品がルーキー!に来るんだ」っていう驚きやうれしさもあったんです。作家さんにとっては、はじめて描いたくらいの作品だという話だったんですが。

少年ジャンプ+髙橋 今でも、数名いるルーキー!の担当編集者はこまめにサイトを見ています。自分が少しでも「いいな」と思った作品があれば、すぐに「自分がこの作家さんに声をかけますね」と他の担当者に知らせて、作品にコメントするんです。そういうシステムなので、いかに時間を作ってルーキー!を素早くチェックできるかが重要なんです。ほかにも新人作家さんを探す方法はありますが、やはり投稿数も多いですからね。
あと、ルーキー!に投稿している方には、「週刊少年ジャンプ」やジャンプ+で描きたいという意思をお持ちの作家さんも多くて。こちらも声をかけやすいですね。

少年ジャンプ+籾山 作家さんに声をかけるのを早いもの勝ちのルールでやっているのは、もともとジャンプ編集部がそうだからなんです。持ち込み希望の電話を取るのも先着で、若手の中では常に取り合い。少しでも作家さんと出会いたい、やる気がある、という編集者はもう、ずっと机の電話を見ていたりするんですよ。ルーキー!でもそういう雰囲気を出したかった。

少年ジャンプ+髙橋 受話器に手をかけながら仕事をするくらい。電話の位置を、いかに自分の取りやすい位置に近づけるか研究してる編集者もいました(笑)。

ネットコンプレックス今村 編集者の皆さんは、電話を取るのとても早いですよね。私が電話をかけて「今村です」と名乗ると、持ち込みじゃなく私からの電話だと気づいてガッカリした感が伝わってくる(笑)。

「下手」な投稿も、大歓迎

編集者として、どういう作家さんに作品を投稿してほしいという希望はあるんですか? ジャンプのやっているサイトに投稿するからには、「絵が上手くないといけないのかな」とか尻込みする投稿者も多いと思うんですが。

少年ジャンプ+髙橋 ぶっちゃけた話をすると、もちろん賞を狙うようなこだわりが詰まったクオリティの高い作品が来たらうれしいです。でも『ふつうの軽音部』原作者のクワハリ先生もおっしゃっていたように、ルーキー!には、身も蓋もない言い方をすると「いろんなレベルの作品がある」ので。あまりハードルを高く見積もってもらう必要はありません。
何気ない投稿から、思わぬ出会いにつながることもある。ご本人は気軽なつもりでも、実はすごい作品だったりもする。ルーキー!は、そういう可能性がある媒体だと思うんです。なので編集者としても、ぜひ気軽に投稿してほしいですね。

自分が「下手だな」と思っている作品でも、投稿していいですか?

少年ジャンプ+籾山 下手でいいです。むしろ大歓迎ですね。もちろん表現のガイドラインなどはありますが、ちゃんと頑張って描いてもらえれば大歓迎です。
最初は作品に荒さが目立つ作家さんでも、ルーキー!に投稿して編集者や読者から反応をもらう中で、みるみるうちにクオリティの高い作品が描けるように成長していったりします。反応を受けて「次の作品はこうしよう」と意識しながら何作品か続けていると、同じ作者とは思えないほど成長して、読んでいるほうもびっくりする。その段階になって、編集部から初めて連絡することもあります。
髙橋が言ったように、自分はそう思っていなくても実は才能を感じる作品のケースもあるし、次第に成長していくこともある。どちらもルーキー!のあるあるですね。投稿サービスにはいろんな可能性があるので、何度でも言いますが、どんな作品でも大歓迎です。

少年ジャンプ+髙橋 たしかに、複数回目の投稿で月間ルーキー賞を取ったという方も、ざらにいらっしゃいますね。これはルーキー!に限らずですが、やっぱり漫画って、描けば描くほど上手くなるので。

そもそものPVが多く、作品がたくさんの人に見られるからこそ、成長しやすいということでしょうか。

ネットコンプレックス今村 それは絶対にあると思いますね。

少年ジャンプ+籾山 やっぱり見てもらえたほうが、作家さんは成長しやすいですよね。

少年ジャンプ+髙橋 一般的な話として、編集者にフィードバックをもらってたくさん描いたほうが成長が早いと言われますが、ルーキー!では、読者の皆さんが編集者みたいなところも少しあるのかなと思います。

ネットコンプレックス今村 たぶんルーキー!は、自分の現在地がわかりやすいと思うんですよね。同時期に投稿した人たちがランキングに並んだりもするので。順位が上の人は、どうして自分よりも上位なんだろうと思って読んでみると、「絵はそれほどではないけどストーリー展開に驚きがある」みたいな気づきもあるんじゃないでしょうか。
人と比べることで「自分はダメだ」って落ち込んでしまう方も中にはいるとは思います。でも自分がどの位置にいるのかは、一人で描いてSNSで発表するよりもこういう場に投稿した方が分かりやすいと思うんです。

少年ジャンプ+髙橋 ルーキー!に限らず、本当に下手かどうかも含めて他人からどう見えるかは、世に出さずにいるうちは一生わからないですよね。作品を編集部に持ち込んで意見を聞いたり、投稿サービスに投稿して、他の人と比較して初めてわかってくる。自分がどういう作家なのか、どのくらいの位置にいるのか。それを知るためでも、漫画賞を目指していなくても気軽にコミュニティとしてルーキー!を使っていただければと思います。

少年ジャンプ+籾山 デビューとか、全く考えずに投稿してもらうのも大歓迎です。おそらく今、漫画専門の投稿サービスで一番読者に読まれ、反応がもらえるのはルーキー!じゃないかと思います。それだけでもいいことだと思うので、「ジャンプ」とか「ルーキー」という名前は気にせず、投稿していただければ。つまり「私はルーキーじゃない」「私はジャンプじゃない」という作家さんでも、使っていただければなと思います。自由な漫画の投稿サービスですから。

たとえばセミプロの方や、過去に集英社以外で商業漫画の執筆経験がある人、最近は作品発表の機会がない商業作家さんでも、投稿していいでしょうか?

少年ジャンプ+籾山 大歓迎です。僕「大歓迎」って言い過ぎですかね(笑)。でも、本音です。

「ジャンプルーキー!」の将来像

今後は、どんなふうに発展していきたいという展望はありますか?

少年ジャンプ+髙橋 やっぱり、ルーキー!に投稿された方と一緒にヒット作を作りたいという気持ちがまずはあります。それによって、また「ルーキー!って、いいサイトだな」と思って投稿してくれる方が増えることにつながると思いますし。編集者としては、そういう作家さんと出会っていくことが一番重要なんじゃないかと思っています。いち編集者として、そこを頑張りたいと。

ネットコンプレックス今村 私は、どんな形であれ、漫画を描いた時に最初に発表する場としてルーキー!を選んでもらいたい。ちょっとここまでの話とはまた少し違う視点ですが、コツコツと誰にも影響されることなく、ルーキー!で連載を続けていくような作家さんが増えてくれるとうれしいなと思います。
というのも、ランキングに入らなくてもルーキー!で投稿をずっと続けていたら、3年後には何万PVも集めていた、みたいな人が実際にかなりいるんですよ。たとえばルーキー!が投稿受付を開始した2014年9月22日、最初に作品を投稿してくださったのは、羽本聖憲さんの『サラリーマンGRAY』という作品です。最新の39話は今年9月25日の投稿で、10年間コンスタントに連載を続けてくれていることになります。

全員 おおー!

ネットコンプレックス今村 読んだ人も4万人いて、お気に入りにして購読している人も200人以上。

少年ジャンプ+髙橋 画力も第1話から最新話まででさらにレベルアップしていますよね。

ネットコンプレックス今村 そうやって、10年かけて描き続ける作家さんもいるんです。趣味で描く人も、休みの日に投稿してコツコツ続ける形で使ってもらえるとうれしいです。

その場で『サラリーマンGRAY』最新話を拝読
その場で『サラリーマンGRAY』最新話を拝読
「ジャンプルーキー!」『サラリーマンGRAY』(羽本聖憲)作品ページ
「ジャンプルーキー!」『サラリーマンGRAY』(羽本聖憲)作品ページ

そもそも、このように読み切りではなく「連載」形式で投稿できるようにすることは、最初から意識していらっしゃったんですか。

少年ジャンプ+籾山 そうですね。才能発掘とか漫画賞の延長で考えるとおそらく読切だけになるんですけど、自由な投稿サイトにしたい思いもあったので、連載形式も載せられるようにしたいと。

ネットコンプレックス今村 どういう形でも、漫画賞やプロデビューに興味がなくても、作品を一人でも多くの読者に読んでもらいたいと思う作家さんに使っていただきたいですね。投稿さえしておけば、何年後になっても、コメントが付いたり購読されたときに通知がいきますから。作品の倉庫みたいな使い方で、コツコツと、ここに作品を貯め続けていってくれるユーザーさんが増えてくれるとうれしいです。

はてな矢花 僕も、今村さんと近い意見です。どんな人でも投稿しやすい機能を、ずっと提供し続けられたらなあと思います。あとはアーカイブとして残るように。この先も10年、20年と続いて、自分の制作の記録をちゃんと残せるサイトとしてルーキー!を守っていけたらなと思います。
また投稿のしやすさ、公開のしやすさをキープしながら技術的にも進化させていますが、それも継続したいですね。新技術の誕生や環境の変化に呼応しながら、より表現のしやすい場として新しいチャレンジもしていきたいです。

海外の漫画というと、縦スクロールやカラーなど、従来の日本の漫画とは違う形式のものも多いですが、積極的に受け入れることでルーキー!がさらに変化していくことも予想されますか。

少年ジャンプ+籾山 現時点でもカラー作品も縦スクロールの作品も投稿できますし、そういう作品を好む読者と作家さんが増えれば、投稿作品も変わってくるはずです。「漫画」であればどんな形でも、作家さんと読者が望むことにちゃんと対応していきたいなと思います。僕はもともと、作家さんと読者の接点を作るというか、作家さんと読者のためにどれだけ貢献できるかが自身の役割だと思っています。
もちろん、あらゆる読者と作家さんがいる。プロを目指している作家さんも、個人でやりたい作家さんもいる。また、新しい才能の作品を読みたい人もいるし、そこにあまり興味がない読者もいる。そうした、広くさまざまな作家さんや読者にとって、ルーキー!を選ぶことが一番いいと感じられるベストな形を、ずっと模索し続けたいと思っています。

  • 取材・文:さやわか
  • 撮影:芝山健太
  • 編集:今井雄紀、春田知子(株式会社ツドイ)

この記事の前編となる
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