大賞は連載&コミックス化確約!
「ジャンプ+」連載オーディション
最終結果発表!!
「少年ジャンプ+」連載&単行本化決定!!
大賞 おとうさんはおにいさんといっしょ 矢野
賞金100万円
編集者による連載会議審査を経て、連載&単行本化確約の「ジャンプ+連載オーディション」大賞作品と、短期連載確約の準大賞作品が決定しました!
「ジャンプ+連載オーディション」
についてはコチラ
準大賞
ジャンプ+短期連載確約!!+賞金50万円
あらすじ
両親を殺され、自らも体を怪物に改造されてしまった姉弟「シア」と「エリコ」。研究機関イースへの復讐のため、その怪物の力で敵を討ち、子供たちを救う日々。そして今日も地獄を潰すミッションが始まる。
副編集長講評
荒さは感じますが、絵にもセリフにも非常にセンスを感じます。二人の過去をしっかり描くことにより、通り一遍の物語ではなく厚みも感じました。場面転換して状況や登場しているキャラがわかりにくい場面が多々あったのが勿体なかったです。
部門評価賞 賞金10万円
演出力部門
ZANADO
時田健太郎
あらすじ
母親と二人暮らしの叶大は、コソコソ隠れながら異世界転生の小説を書いては投稿するという退屈な日々を送っていた。
そんな中、知らぬ言語を話しファンタジー世界から抜け出した様な女の子がトラックに轢かれそうになった所を、自らを犠牲にして助けたのだが…!?
副編集長講評
異世界転生かと思わせてからの意外な展開に引き込まれました。眠っていた3年というのが物語として色々仕掛けられる要素になりそうです。連載にあたっては画力が不安です。
構成力部門
SUGAR ME
MONSTER
Magiko
あらすじ
モンスターたちが住まう永遠の夜の世界【鏡の国】――住人のひとりドナルドは、自分たちの世界のパラレルワールド【キャンディランド】に憧れを抱いていた。弟分のロードと共にキャンディランドに住む計画を立てるが、それは2つの世界に隠された謎を追う壮大な物語の始まりだった…!
副編集長講評
設定説明と語りが長いので、少し入りにくい導入でした。キャラへの興味をもたせる前に、設定説明のセリフが続くので、少し読みにくい、と思ってしまいました。主役が誰で、何故この物語で、主役なのか?まずは読みやすさを強く意識した作品を。
画力部門
カタナシノ
カイナ
ノーザンアッパー
あらすじ
刻は明治十六年、忘れさられし武士たちが集う宴が幕を開ける――!!
太刀折 廻那は政府が各地から集めた腕利き達の真剣大会【部門開放ノ会】へと参加する。
剣士でありながら「無刀」の技を武器に戦うカイナの頂上への戦いが始まる!!!
副編集長講評
絵とハッタリをシンプルに楽しめて良いです。現状勢い優先なので、類似作品と比較してのオリジナリティや、主人公に何かドラマなりキャラクターなり強さの説得力なりが、もう少し見えた方が作品に厚みが出て良いでしょう。
キャラクター部門
みんなの
ウタ
藤源治
あらすじ
人はヒトを産めなくなり、代わりに人形のようなものを産んでしまう奇病・ベビドショック。それは瞬く間に世界中に拡り、人類は絶滅した。しかし、その40年後、1人の少女が見つかる。その人類の希望の名はウタ。彼女の数奇な運命が始まった。
副編集長講評
構えの大きい作品で、背負いきれない使命を負った少女の今後がどうなるんだろうと興味を惹かれて読み進められました。謎多きSF的世界観にさらに謎を足していく展開なので、3話目で不安になりました。間が少し長いのも気になります。全体構想を聞いてみたいです。
ストーリー部門
アベンジャーズ
ゲーム
国一
あらすじ
開発ディレクターとしてゲーム作りに情熱を注いでいた一二三の身に突然の辞令が!しかも行き先は通称“墓場“と呼ばれる追い出し部屋!?ゲームへの熱い愛と情熱と復讐の物語、ここに開幕!
副編集長講評
読みやすかったです。ゲーム業界這い上がり型、お仕事漫画、企画としても熱くて良いです。1話目ヒロインの叫びのシーンがメインディッシュかと思いますが、キャラ同士の絡みがほぼないので、関係性足らずが故、ドラマになりきれていない印象でした。全体の読みやすさは武器なので、エピソードの練り込みを意識した作品にできると良いと思います。
オリジナリティー部門
アクション
サマー
読谷あかね
あらすじ
とある夏の日、映画監督兼天才役者である天水杏実は、不思議な街に迷い込んでしまった。
そこで出会ったのは頭がビー玉で腕がラムネ瓶の怪人。他にも夏をモチーフとした怪人が次々と現れて…!?彼女はこの街で一本の映画を撮ることを決意する!
副編集長講評
楽しげな雰囲気は良いです。が、要素・設定が多過ぎて、わかりにくかったです。群青街の世界の人たちも、主人公の女の子も、両方ファンタジックなので、印象がぶつかりあってしまっています。1箇所何をみせたいのか、読者が喜んでくれるのか、そこが盛り上がるように逆算してスリムに構成してほしいです。
編集長総評
候補作の多くが、「読者を驚かせてやろう!」というエンタメ作品として大事な気持ちを持って描かれていたと思います。優れた発想の作品が多く、審査が楽しかったです。
その中で差が出たとしたら、発想を作品に落とし込む力でしょうか。リアルを感じさせながら、独自の設定を読者になじませられるかどうかが分かれ目です。そういう意味で「被験者シア」、「おとうさんはおにいさんといっしょ」が抜きん出ていました。
あらすじ
勤めていた体操教室をクビになってしまった田中ゆたか(29)は幼い頃から、子供に取り憑く妖怪のようなものが視えていた。ユタカは子供達に大人気の"体操のお兄さん"・あさとに出会い、その秘密の役目を知ることとなり…!?
副編集長講評
全体的なレベルが高く安心して読み進めることができました。
主人公が解決すべき問題、体操のお兄さんのアイデア等1~3話である程度物語として見せるべきものを出してしまっているように見えるので、ここからどう展開するのか気になります。展開していけるアイデアに期待しています。