いつもジャンプルーキーへのご投稿ありがとうございます!
ジャンプルーキーに投稿くださっている方々の中には、
「ジャンプ+で連載したい」という思いを持ってくださっている方もいるはず。
そんな方々のために、ジャンプ+連載グランプリ(こちらの漫画賞では「少年ジャンプ+」連載&ジャンプコミックス化が確約されるグランプリを必ず1本選出しています)を経て、現在ジャンプ+で「この先、どぶ沼注意」を連載中の星カビ先生と、「君が不思議」を連載中のこがねむし先生にお話を聞きました!
―――なぜ「ジャンプ+連載グランプリ」に応募しようと思ったのでしょうか?
星カビ:「ジャンプ+で連載」「コミックス化」この2点が漫画家志望者には凄く魅力的で、すぐに飛びつきました。
こがねむし:他の編集部の月例賞で伸び悩んでいたので最後に「読者投票の賞に応募したいな」と、連載にはならずとも「とにかく自分の作品を多数の人に読んでもらいたい」と思って応募しました。
―――ジャンプ+連載グランプリのための準備期間はどのくらいでしたか?
星カビ:3、4か月だったと思います。
こがねむし:不思議ホイホイの設定はそもそも2011年くらいから温めていて、実際にグランプリに出した原稿の準備期間という意味では4か月くらいです。
―――意識したことや、戦略などありましたか?
星カビ:かなり昔ですが以前ジャンプスカウトキャラバンへ持ち込みに行った時、編集の方に「ジャンプはキャラだよ!」と言われ、キャラを意識していました。
こがねむし:一話目は主人公の設定と作品の世界観の紹介、二話目はそれをふまえての一話完結の短編、三話目は続きを読みたいと思ってもらえるように引きを意識して描きました。三本で序破急になる様なイメージです。あとは各話の冒頭、特に一話目は読者さんの興味を引ける様にと考えました。他にも主人公に目的を宣言させる、などたくさんあります。ちょっと書ききれません。
―――参考にしたものなどありますか?
星カビ:とりあえず「刻刻」を読み直しました。
こがねむし:とにかく客観性が欲しかったので数社に持ち込みに行って複数の編集さんの意見を聞いたりしました。自分の作品を面白いと思わない編集さんの意見も取り入れてあります。
とにかく「人の言うこと」を参考にさせて頂いています。
―――受賞した時のお気持ちは?
星カビ:受賞の連絡をいただいたときは心臓が壊れそうなほど嬉しかったです。
こがねむし:実感がありませんでした。実感が湧いてからはプレッシャーしかありません。順位が順位でしたし「他の作家さんに恥ずかしくない漫画を描かないと」と。あとは「結果出るの早っ!」と思いました。
―――連載が始まって、良かったことは何ですか?
星カビ:やっぱり自分の作品が多くの人に読んでもらえるのが一番嬉しいです。
こがねむし:今までの経験とは比較にならない人数の読者さんに作品を読んでもらえる事、その反応がダイレクトにわかる事です。
―――これから漫画賞へ応募する人に対してコメントをお願いします。
星カビ:漫画を投稿すれば誰にでもチャンスがあると思いますので、投稿を迷っている人はぜひ参加してほしいです。
こがねむし:上の回答と矛盾して申し訳ないですが自分自身がこれは絶対面白いんだと言い張れる部分については、自分の作品を面白いと思わない人の「ネタ詰め込み過ぎ」「ややこし過ぎる」といった意見は一切無視して応募しました。もちろんその意見は正しくて、実際に同じ感想を抱く読者さんもいたと思いますが、結果そうしたことで自分の作品を自分と同じように面白いと信じてくれる担当さんがついてくれました。志望者としてはこれ以上に望むべきことはないです。これは例え今回連載が取れていなくても成功だったと思います。
―――最後に、作品の宣伝をお願い致します!
星カビ:「この先、どぶ沼注意」はミステリアスな主人公どぶ沼清一郎が嫌な感じに動き回るお話になってます。ぜひぜひよろしくお願いします!
こがねむし:全話無料で読めますのでぜひ暇つぶしに使ってください。よろしくお願いします。
両先生、ありがとうございました!
いかがだったでしょうか?
ジャンプ+の多くの作品は連載会議を経て、連載が開始されていますが、
現在作品を募集中の第1回ジャンプ縦スクロール漫画賞など、「連載確約」の漫画賞に応募してみるのもジャンプ+連載への近道かもしれません。
今回インタビューにお答えいただいた星カビ先生の「この先、どぶ沼注意」と、こがねむし先生の「君が不思議」はジャンプ+にて連載中ですので、ぜひ一度読んでみて下さいね。
それでは、また次回の編集部ブログでお会いしましょう!
少年ジャンプ+で絶好調連載中!! こちらからご覧ください。