ルーキー出身作家の新連載が少年ジャンプ+で10/15(土)スタート!

ジャンプルーキー!出身作家・成田成哲先生の連載がジャンプ+で10/15(土)からスタート!

◆10月15日(土)「筋肉島」成田成哲
人々が己の肉体を突き詰め、筋肉のみで発展した島ー「筋肉島」。
調査隊として派遣された司馬毅は、そこで筋肉の奇蹟を体験する!!
『アビスレイジ』の成田成哲が贈る、筋肉見聞録!!

・成田成哲先生の少年ジャンプ+掲載作品コチラ

 ルーキー出身作家の新連載が少年ジャンプ+で配信スタート!

【第93回】「少年ジャンプ+」のデータ担当Kさんに聞く! 読者の行動は数字で分かる!? 読者を逃がさない読切作品の作り方!!

皆さんこんにちは。「ジャンプルーキー!」をご利用いただきありがとうございます。少年ジャンプ+編集部のS浦です。

突然ですが、「少年ジャンプ+」ではユーザーの方々からいろいろなデータを取得し、マンガ作りに活用していることをご存知でしょうか?

この度「少年ジャンプ+」のデータ管理担当のKさんにお話を伺ってみたところ、新人作家の方々に役立ててほしい情報をたっぷりと入手することができました!

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S浦:本日は快くインタビューを引き受けていただきありがとうございます! では早速、Kさんは実際にどのようなデータを収集・管理されているのでしょうか?

Kさん:アプリ内のユーザーの行動は一つ一つデータとして収集・管理しています。特にマンガを読むページは情報量が多く、1ページごとの閲覧数はもちろん、ユーザーが途中で読むのをやめてしまった場合は何ページ目で離脱したのかというデータも取っています。
また、1ページごとに開いた時刻も収集していますので、1ページ読むのにかかった時間も算出し、管理しています。なので、ジャンプ+の作品は基本的に1ページ毎の閲覧数と閲覧時間の二つの軸で収集が行われています。

S浦:ユーザーが読むのをやめてしまうというのは新人作家の方々にとってはかなりショッキングな事実だと思うのですが、どのくらいのユーザーの方が離脱されるのでしょうか?

Kさん:作品閲覧を促すアプリ内広告や誤タップによって意図せずビューアを開いてしまうユーザー、サムネイルが気に入ってビューアを開いたが1ページ目の雰囲気が好みでなく離脱するユーザーなどがいるため、ほとんどの読切作品では2~3割のユーザーは1ページ目で離脱しています。
その後、大体のユーザーは最初の3~5ページ、長くても10ページ前後で読むかどうかを判断している傾向にあります。
ページが進むにつれて読者は減りにくくなっていき、前のページの読者の99.8%以上が次のページを読んでいるような状態になると読者が定着したと感じられます。
そのため、マンガにおける“掴み”の強さとは、99.8%という数字にどれだけ早く近づけるか、にかかってきます。あまり掴みが強くない作品だとここまでに20ページくらいかかってしまうことがあり、その間に読者はどんどん離脱していってしまっているため、もったいないなと感じています。

こちらはジャンププラスに掲載されていた某読切作品。なかなか99.8%以上を維持できなかったことが分かる。

S浦:なるほど、では実際に読者維持率が99.8%に達するまでに時間がかかった作品に共通する要素などはありますか?

Kさん:そうですね、まずは文字量が多いことだと思います。
「少年ジャンプ+」を利用されているユーザーは大半がスマートフォンでマンガを読んでいるので、画面が小さいことが前提としてあります。そのため、文字量が多いとその文字を詰め込むために文字のサイズも小さくなってしまい、離脱ポイントになりやすいです。

S浦:新人作家の方だと具体的にどのくらいを目指せばよいのかわからない方もいると思うので、目安の数字を教えていただけますか?

Kさん:もちろん基本的に少なければ少ないほど良いのですが、1ページあたり100文字未満だとかなりスマホでも見やすい画面になると思います。
また、特に序盤はユーザーが作品に没入していないので、セリフ量は減らした方が良いと思います。どうしても文字量が多いページは出来るだけユーザーが作品に没入した後に出す必要があるでしょう。
また、読者に負担のかかるページは連続してしまうと読者維持率が大きく減少するきっかけになってしまいます。負担のかかるページは連続しないように心がけることは重要だと思います。

S浦:なるほど、では反対に読みやすさが数字として表れていた作品はありますか?

Kさん:「少年ジャンプ+」で『マリッジトキシン』が連載されている、静脈先生と依田瑞稀先生の読切ハイパーハードスペシャルミッションでしょうか。
文字数も少なく、6ページ目には読者維持率が99.8%に到達し、8ページ以降99.8%を下回ることはありませんでした。序盤の引きがとても上手い方だと思います。
物語後半では閲覧時間が10秒を超えるページもありましたが、そのページでも読者維持率が99.9%を下回ることはありませんでした。ユーザーが作品にしっかり没入してくれた証拠だと思います。

『ハイパーハードスペシャルミッション』
序盤は閲覧時間が5秒以内で読み進められており、51ページは文字量が多く閲覧時間が10秒を超えているものの、読者維持率が99.9%を下回っていなかった。

閲覧時間が10秒を超えたページ

S浦:なるほど、確かに読者をがっちり確保できていますね。掴みの強さが重要だと良く分かりました。それでは最後に、新人作家の皆さまに向けて一言お願いします。

Kさん:「少年ジャンプ+」ではこのようにたくさんのデータを取っていて、編集者の方と一緒に作品作りしていく中で一つの手助けとして利用出来ますので、是非とも「少年ジャンプ+」に読切を載せていただき、自分の作品がどのように読まれているか気付きを得て今後の作品作りに生かしていただければ嬉しいです。

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Kさん、ありがとうございました! 今回はあくまで閲覧数や読者維持率、閲覧時間などの数字的一面に焦点を当てた制作論になりますので、マンガを面白くする選択肢の一つとして役立ててもらえればと思います!
掴みの強さを見せつけたハイパーハードスペシャルミッションの静脈先生、依田瑞稀先生による『マリッジトキシン』は大人気連載中! 閲覧はこちら↓から!

『マリッジトキシン』
<ジャンプ+で読む>


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少年ジャンプ+にルーキー出身作家の読切が続々掲載!

少年ジャンプ+でルーキー出身作家の読切作品が掲載決定!
掲載スケジュールは、以下の通りです。

◆10月3日(月)「夕闇のセンリツ」吉田豚桃
学生の村岡響煇は音楽を聴くことで苦悩を忘れることができた。
ある日、いじめられっ子の音川いづみとピアノをきっかけに仲良くなり、恋をした。ところが彼女は突然の死を迎えてしまう…。彼女を虐めていたものが続々と死に始め、クラス中に復讐の音が響き渡る。そして、村岡は呪いを解くために提案する「合唱をしよう」――この呪いの真相は、終曲の夕闇にて明かされる――。

◆10月7日(金)「双子の死神」音呼たまき
呪われた力を持つ双子は森で1人の不思議な老女と出会う――
2人が最後に手にしたものとは。
人と人の間に生まれる温かさを描いた力作!

これまでにジャンプデビューしたルーキー出身作家の実績はコチラ

 少年ジャンプ+にルーキー出身作家の読切が続々掲載!

「ジャンプ+インディーズ」連載が2作品スタート!

「ジャンプ+連載争奪ランキング」にて連載権を獲得した作品が少年ジャンプ+で開始!
インディーズ連載とは、編集部のネームチェックを経ずに自由に連載できるジャンプ+の連載枠です。

2022年10月の連載開始スケジュールは、以下の通りです。

◆10月4日(火)「義理の弟に殺される」モルダウ
義理の弟・月緒と一緒に暮らすことになった晃太郎。感情はあるものの「愛」が理解できない彼なりに月緒の面倒を見ていたが!?
真っ直ぐな愛を持つ義理の弟と、愛を知り、愛に×される兄。そんな2人の“愛”の物語――。

◆10月9日(日)「多重人格彼女」原作:ホメコロ助 作画:ファン子
一目惚れを信じていない成田だが、可憐な雰囲気をした女子高生・ツバサに一目惚れし、思わず告白までしてしまう。
まずは友達から始めることになったが彼女から“多重人格者”であることをカミングアウトされて…!?

11月以降も、新連載開始に向けて現在準備中です。
インディーズ連載権の獲得を目指してさらに多くの方が連載争奪ランキングにエントリーしてくれることをお待ちしています!

・ジャンプ+インディーズ連載の詳細はコチラ
・ジャンプ+連載争奪ランキングの詳細はコチラ
・開催中のジャンプ+連載争奪ランキングはコチラ

 「ジャンプ+インディーズ」連載がスタート!

ルーキー出身作家のジャンプコミックス10/4(火)発売!!

10/4(火)にジャンプルーキー!出身作家のジャンプコミックスが発売!!
「ラーメン赤猫」はインディーズ連載から単行本化!

◆てるてる建設(株)【1】 原作:馬渕朝子 作画:安藤コウヘイ
おばあちゃんの紹介で、島の建設会社に就職が決まった〈かしまチセ〉18歳。
オシャレなオフィスの夢は儚く、現場の皆はなんだか怖くて…!?
一生懸命な新人の、汗と笑顔のお仕事ライフが始まります!!
1巻試し読みはコチラ

◆ラーメン赤猫【1】 アンギャマン
猫が営むラーメン屋に面接をしに来た珠子(たまこ)。
店長からの質問に「犬派」と答えて、あっさりと採用されたのだが…、仕事内容は猫の世話係!? 
ラーメン赤猫、癒し大盛りで始まります!!
1巻試し読みはコチラ

作品はコチラからご覧ください。
[少年ジャンプ+]てるてる建設(株)
[少年ジャンプ+]ラーメン赤猫

ルーキー出身作家のジャンプコミックス発売!!

「ジャンプ+連載オーディション2022」の募集を締め切りました

「ジャンプ+連載オーディション2022」の募集を締め切りました。
力作のご応募ありがとうございました!
受賞作品の発表は、2022年11月~2022年12月頃を予定しております。

※募集期間内に投稿された作品でも、締切以降に作品を削除・内容変更した場合は選考の対象外になりますのでご注意ください。
※賞の選考に関するお問い合わせには一切お答えできません。ご了承ください。

「ジャンプ+連載オーディション2022」の詳細はコチラから
「ジャンプ+連載オーディション2022」の詳細はコチラ

少年ジャンプ+にルーキー出身作家の読切が続々掲載!

少年ジャンプ+でルーキー出身作家の読切作品が掲載決定!
掲載スケジュールは、以下の通りです。

◆9月26日(月)「コンテンポラリー」原作:仁志奈陸 作画:もつ
話題の高校生アーティスト、田所志文。彼女は母親の言う通りに「天才」を装っていた。
周囲の期待、詮索に戸惑う彼女は、ある日、自分にとって初めての理解者を見つける。
才能を描く青春ドラマ!

◆9月28日(水)「全力Bird」しのと
無駄なことをしたくない大学生・流星はアルバイトに明け暮れていた。
ある日、バイトの配達でやって来た豪邸で大学の先輩・昴と出会う。彼は学生ながらに大金を稼ぐ天才でありながら、鳥人間コンテストに情熱を注いでいた。そして、流星は言葉巧みにパイロットになることを説得され、一度しかない青春を一瞬の無駄に全てを捧げることになる──。

これまでにジャンプデビューしたルーキー出身作家の実績はコチラ

 少年ジャンプ+にルーキー出身作家の読切が続々掲載!