【第3回】「ルーキー」から読切デビューを果たした3名の作家&担当にインタビュー!

編集部ブログ、3回目の更新です!

今回は「少年ジャンプ+」での新作読切掲載を果たした、3名のルーキー投稿作家&担当編集者にインタビューをしてみました。

質問内容はコチラです!

◆投稿作家さんへの質問:
「ルーキー」投稿作は、どんなことを意識して作品作りをしましたか?
◆担当編集への質問:
投稿作を読んで、どんな点に期待して「担当につきたい!」と思いましたか?
きっと投稿者の方の参考になるはず!
必見の回答を以下ご覧下さい!

まずは、8月21日に『うちのタマはちょっと変!!』が掲載される、そら蒼先生と、担当Bへのインタビューです。

Q:「ルーキー」投稿作は、どんなことを意識して作品作りをしましたか?
A:初めに描きたいシーンがあり、そこを起点に盛り上げるためにはどうすればいいかな?とお話を考えることが多いです。
主要キャラクターは対照になるよう意識しています。
あと女の子は可愛い可愛いと念じながら描きます。(そら蒼先生)

Q:投稿作を読んで、どんな点に期待して「担当につきたい!」と思いましたか?
A:そら蒼さんの作品を初めて拝見したのは、『飛竜の子』でした。感じた事は女の子が可愛いという点でした。
次に1月期ルーキー賞で6位になった『守護霊のいる世界』を読んで、そら蒼さんの幅の広さを感じ、この可愛い雰囲気を活かして何か作れないかと思い担当につかさせていただいた所存です。(担当B)

次に、8月22日に『アキと君代の次回決闘!!』が掲載される、梶川岳先生と、担当Sへのインタビューです。

Q:「ルーキー」投稿作は、どんなことを意識して作品作りをしましたか?
A:ルーキー投稿作は、しっかり起承転結と展開して、ちゃんとおわる様に、適したエピソードを当てはめて作りました。
型にはめることを意識しました。
ただデビュー作になったのは勢いで描いた作品でした。 (梶川岳先生)

Q:投稿作を読んで、どんな点に期待して「担当につきたい!」と思いましたか?
A:最初は梶川さんの温かみのある絵柄に惹かれて投稿作を読み込みました。
そしてどの作品にも何かひとつ読者を驚かせる仕掛けが施されていることに好感を持ち、お声がけさせて頂きました。
梶川さんに限らず、投稿段階では作品の完成度よりもその作家さんの「個性」や「とがり」が出ているかを重視しています!(担当S)

最後に、8月23日に『悪魔のメムメムちゃん』が掲載される四谷啓太郎先生と、担当Yへのインタビューです。

Q:「ルーキー」投稿作は、どんなことを意識して作品作りをしましたか?
A:ジャンプルーキーに投稿した作品は、3年ほど前に制作したもので、キャラクターを軸に漫画を描きたいなと思いやり方を模索しながら描いておりました。しかし当時は作品の出来に自信がもてなくて自分の中でボツにしてしまい漫画の賞レースには投稿していなかったのですが、ジャンプルーキーの存在を知り、どうせなら人の目につくところに作品を置いておこうと思い投稿しました。
最近はTwitterなどで1ページのショート漫画を描いていますが、今でもキャラクターを軸に描こうという考えはかわっていません。
ショート漫画の場合、キャラクターを紹介する時間も少なくキャラを起てたところですぐ話が終わってしまうので、読み手をちゃんと笑わせられるオチやネタの方が重要な気もしますが、どんなに短いページ数でも「キャラクターを好きになってもらうにはどうしたらいいか」という事を意識して描いていたので、その積み重ねが技術の習得につながり、ジャンププラスの読み切り掲載枠をいただけたのだと思っております。(四谷啓太郎先生)

Q:投稿作を読んで、どんな点に期待して「担当につきたい!」と思いましたか?
A:実は四谷さんとの出会い方はちょっとイレギュラーでして…
一番最初は、四谷さんがTwitterにたくさん上げていた1ページ漫画がきっかけでした。
1ページできちんと企画とキャラ性出せるなんて力あるな~、どんな人なんだろうと思ったらプロフィール欄に「ジャンプルーキー投稿中」とあって。
ルーキーに送っているなら漫画家を目指しているんだろうなと思い、そこからコンタクトを取りました。
ルーキー投稿作自体はまた全然違うジャンルだったこともあり、その作品だけでは四谷さんの力に気づけなかったかもしれませんので、ぜひ皆さんはルーキーを活用して色んな芸風を見せて頂ければチャンスが広がると思います!(担当Y)


どのように、「少年ジャンプルーキー」投稿から、「少年ジャンプ+」での新作読切掲載に至ったのか、参考にしてみてください。
力作を引き続き編集部一同お待ちしております!

【第2回】ルーキー賞選考風景と編集者との打合せの様子を紹介!

いつも少年ジャンプルーキーに投稿ありがとうございます!

編集部ブログ第2回となる今回は、毎月開催されているルーキー賞の選考がどのように行われているかと、ルーキーがきっかけで編集部との付き合いが始まった新人作家さんとの打合せの様子をご紹介致します!

まずは毎月開催されている少年ジャンプルーキーの月例賞「ルーキー賞」の選考風景から。


事前に各自がルーキー賞候補に選出された10作品を読み、「この作品を推す!」という心積もりを持って選考会に臨みます。

編集部員が各自で採点表を持ち寄り、意見をぶつけ合います。

みんなの意見が一致してパッと受賞作が決まることもありますが、推したい作品が分かれた場合などは1時間近く激論を交わすことも!

そして…実際に6月期は過去最大の5作品が受賞となり、初のシルバー賞受賞作も出ました!!!!!

【2015年6月期のルーキー賞受賞作】

この中から未来のヒット作家さんが生まれるよう、編集部も最大限バックアップしていきます。

また、今回の候補の方々とは別の新人作家さんですが、打合せの様子をちょっとだけご紹介!

持ち込みブースにて。混んでいる場合は会議室や編集部横のテーブル、近所の喫茶店など、色んな場所で打合せします!

こちらはジャンプルーキーに5月に「アットホームユニバース」という作品を投稿した「えりつぃん」さん。編集部員サカキバラと、既に2回目の打合せです。

新作ネーム。目指すは少年ジャンプ+での読切デビュー!

えりつぃんさんからのジャンプルーキーへのコメントも頂きました。

「少年ジャンプ+でジャンプデジタル版を購読していた時にルーキーの存在を知りました。新人作家としては自分の作品への評価を知りたいわけですが、ルーキーは編集部からのレスポンスが早くてよかったです。パソコンでの投稿もしやすいし、スタンプによる評価も分かりやすくていいですね!」

こうして何度も打合せを重ね(遠隔地の方の場合、メールや電話を駆使)、新人作家さんと編集者の二人三脚で日々漫画を作っていきます。

ジャンプルーキー発の問題(?)作、「あの娘はヤリマン」も大人気連載中です!

更に、この夏はルーキー出身者の作品がどしどし少年ジャンプ+での掲載が決まっております。デビューへの最短ルート、ジャンプルーキーを是非ご利用ください!

【第1回】編集部ブログ開始&ジャンプルーキーの仕組み紹介!

いつも少年ジャンプルーキーに投稿ありがとうございます!

これから編集部ブログとして、少年ジャンプルーキーに関連した少年ジャンプ編集部の声を皆様にお届けします。都度都度更新して行きますので、たまに覗きに来て下さい。

第一回の今回は、ジャンプルーキー投稿作に対する編集部からの接触フローみたいな物をご紹介します。

まずは、とにかく少年ジャンプ編集部はジャンプルーキーを読みまくってます。投稿日ごとにチェック担当者を決めているので、漏れなく全ての投稿作は編集部員が最低1人は読みますが、それ以外にも作家に飢えた編集部員が随時チェックしています。編集部員の数だけチャンスがあります。

トリコ、磯部磯兵衛物語~浮世はつらいよ~、アナノムジナの担当編集・内藤がルーキーを読みまくるの図。

ルーキー賞を受賞された方、もしくは一緒に漫画を作りたい作家さんを見つけたら、早速メール&電話させて戴きます。レベルの高い作品は、担当に名乗りを上げる編集が複数出てくる場合も。その場合は筆舌にし難い取り合いが繰り広げられます(非暴力)。

銀魂の担当・真鍋がお気に入りの作品を見つけて喜び勇んで電話するの図。

担当になったら早速打ち合わせです。週刊少年ジャンプやジャンプ+の掲載を目指して編集も頑張ります。東京から遠方に住む投稿者の場合、飛行機・新幹線の交通費をこちらが出して直接打ち合わせすることもザラです。勿論、ルーキー賞を受賞した場合、そのまま掲載する場合も。

ワールドトリガー、マジカルパティシエ小咲ちゃん!!、山羊座の友人の担当・齋藤がルーキーで誘った新人と掲載会議に出すネームを確認するの図。※ちなみにこの後、掲載が決まりました。

ジャンプルーキーの投稿作「あの娘はヤリマン」が7月8日よりジャンプ+で連載開始する事は既に発表済みですが、6月中旬現在、ジャンプルーキー出身の作家で夏頃までに新作読切の掲載が決まっている作家さんは既に4人居ます。

ということで、ジャンプ編集部の中でジャンプルーキーが今アツい!
プロアマ問わず皆様の作品を募集しております!