月間ルーキー賞2025年1月期 受賞作発表 ブロンズ賞1本!期待賞2本!満足度の高い作品を作ろう!
編集部期待賞
賞金¥50,000-
編集部コメント
この作品は最終候補の20名以内に含まれない作品でしたが、複数の編集者の強い期待を集めたので「編集部期待賞」を贈呈します。ルーキー賞の仕組みはこちらを参照ください。コマ割りや構図が安定しており、可読性の高い作品でした。女の子の描写にはこだわりを感じます。メインの2人の表情には感情がしっかり乗っており、魅力的でした。一方で、絵柄にやや古さを感じます。キャラデザや描き文字、漫符の使い方を見直してみてください。また、アクションにもう少し迫力を出せるとさらに良くなると思います。殺陣の画作りや演出など、画面をより魅力的にする要素を先行作品から研究してみてください。今後の作品も期待しております。
編集部期待賞
賞金¥50,000-
編集部コメント
この作品は最終候補の20名以内に含まれない作品でしたが、複数の編集者の強い期待を集めたので「編集部期待賞」を贈呈します。ルーキー賞の仕組みはこちらを参照ください。個性のある世界観、場面の切り取り方と、全体的に高いセンスを感じました。現状だと、シーンごとに何が起きているかがあまりわからないのと、セリフの意味が通っていないところが見られたため、分かりやすく読者に伝えることを意識してみてください。応援しております。
最終候補作
月間ルーキー賞ランキング1位
編集部コメント
「実は猫だった」というオチがシンプルながらも印象的でした。決めのページも明確で、やりたいことがしっかり表現されていたと思います。1つの思い付きだけで進んでいる気がするので、行動原理や心情など主人公のキャラクター性を見たくなります。もう少し長いページの漫画も期待しております。引き続き応援しています。
月間ルーキー賞ランキング5位
編集部コメント
企画が面白くおじさんとバスケ女子の友情を通して、冴えないおじさんがちょっとずつ変わっていくのは読んでいて爽快でした。ネームなので細かいところが見れず残念なくらいです。 コマ割りの読み方が分かりにくかったり、キャラに視点を当てすぎて、行動が読みにくく場所や演出が見にくい場所などがあってもったいなかったので、ネームを切ったら一度置いてみて、俯瞰して読んでみると自分自身でも気づきやすくなるかと思います。頑張ってください、応援してます!
月間ルーキー賞ランキング7位
編集部コメント
女の子がかわいく、最後まで楽しく読めました。絵柄がやや古く感じる時があります。頻繁に挿入されるデフォルメ絵とサイズの大きい漫符が原因の1つだと思います。全体で割合を調節してみてください。背景やモブキャラも丁寧に線を引くことで、更に作品の質は良くなると思います。今後の作品も楽しみにしております。
月間ルーキー賞ランキング8位
編集部コメント
キャラのギャップが上手く機能していました。獣人のキャラデザも洗練されています。着地が固定されている分、読者にとっての「美味しい」を追求できると更に展開の幅が広がると思いました。また、似たカメラ位置と構図が続くのがやや気になりました。単話で見ると1ページで完結するため、読者を飽きさせない画面構成を意識してみてください。次回作にも期待しております。
月間ルーキー賞ランキング10位
編集部コメント
主人公と幽霊との絶妙な距離感が面白かったです。2人の関係が少しずつ近づいていくのも良かったです。ページ全体の画面作りは、更にこだわれるかと思います。顔のアップで、似た構図のコマが多かったので、もう少し引きのコマを入れつつ、メリハリをつけてみてください。応援しております。
月間ルーキー賞ランキング11位
編集部コメント
キャラクターの感情を丁寧に描こうとする、強い意識を感じる作品でした!今回の第1話は主人公が結婚した理由の説明が中心だったかと思いますが、第2話、第3話以降で読者がどのような面白さを享受できるのか、第1話の時点でもう一段階具体的に示していただけるとなお魅力的になると思いました。キャラクターの感情の描き方の解像度の高さを楽しむ作品なのか、それとも強く興味を惹かれる物語の軸があるのか…など、「ここでエンタメとして勝負する!」という武器が見つかるとなお理想的だと思います。
月間ルーキー賞ランキング12位
編集部コメント
オリジナリティあふれる世界観が、強く印象に残る作品でした!一方で、「この蛇はそもそもどんなキャラなのか」「なぜこのようにキャラが変身したのか」という説明があまりされていない状態で、展開が目まぐるしく動いていったのは少し気になりました。この漫画の1番の売りはどこか、という点を熟考していただき、それに沿った楽しみ方の明確なキャラ/企画を軸に話を展開できると理想的だと思いました。
月間ルーキー賞ランキング13位
編集部コメント
主人公の感情の流れが丁寧に描写されており、感情移入しやすかったです。家族愛の中でもデリケートで難しい感情を扱いながら、エンタメとしてしっかりまとまっていました。画角やコマ割りなど、遊べる部分で工夫を加えると画面全体にメリハリが生まれると思います。また、絵で伝えられる箇所を文字で説明してしまっている点がもったいなかったです。次回作も期待しております。
月間ルーキー賞ランキング14位
編集部コメント
「消しゴム」というモチーフを用いることで、オリジナリティのある演出をしようとする意識が伝わってきました!一方で、ページ数の割に登場人物と描いている感情が多く、個々のキャラに対する印象が薄くなってしまっていると感じました。読切作品であれば無理をせず、よりキャラの数や関係性を絞って丁寧に描写することを心がけるといいかと思います。
月間ルーキー賞ランキング15位
編集部コメント
この作品だからこその、キャラの悩みやセリフ回しがしっかり描けている作品だったと思います!各キャラクターならではのちょっといいところを描いてギャップを演出したり、オチを前向きなものにしたりするなど、エンタメに繋がるような+αのアイデアがあると、なお多くの読者に読んでもらえるような作品になると思いました。
月間ルーキー賞ランキング16位
編集部コメント
警察の中々知りえない裏話が面白かったです。表情豊かに描かれているのも読みやすかったです。情報を伝えるだけでなく、登場した人たちの、前後のエピソードなども交えられると読み応えが増えるかと思いました。また、もう少し線をくっきり描くと読みやすくなるかと思います。次回作も応援しております。
月間ルーキー賞ランキング17位
編集部コメント
ベタな設定ながら、トーク内容が面白く、最後まで楽しく読ませていただきました。オチを作って、驚きを持たせていたのも良かったです。現状、2人のキャラクターの魅力があまり見えず、特に智樹の好感度が低いまま終わってしまったので、もう少し応援したくなるような要素をいられると、読後感よくなるかと思います。応援しております。
月間ルーキー賞ランキング18位
編集部コメント
独自の世界観をしっかり練り込んでいる印象を受けました!反面、特殊な世界で主人公が色々なことを知るために旅をする、という少し読者からは距離を感じる企画なのは気になりました。明瞭な世界観で、よりキャラの目的に共感したり興味を持てるような企画立てができると、なお多くの読者に読んでもらいやすくなると感じました。
月間ルーキー賞ランキング19位
編集部コメント
短いページ数・少ないキャラ数で見せたい場面をシンプルかつ印象的に見せることができていました。二人の関係性に変化が生まれる点も良かったです。1ページあたりのコマ数・文字数のバランス整理、ラストの見せ方の工夫などがあるとさらにいいかと思います。次回作にも期待しております。
月間ルーキー賞ランキング21位
編集部コメント
展開にひねりがあり、それがしっかり物語全体の盛り上がりに寄与していました。また画面が整理されていて見やすかったです。設定がやや複雑なため、各キャラの動機・言動が掴みづらいことが気になりました。「キャラを活かす」ことを意識して展開や設定を組みましょう。次回作にも期待しております。
月間ルーキー賞ランキング22位
編集部コメント
「ケイジ」のキャラクターがはっきりしていて気持ちよく、爽やかに笑える作品でした。家族の関係性の見え方も素敵です。4コマという形式に対してやりたいことが多く、話者・文字数が過多なコマが散見されます。要素を絞り、画面を整えてより読みやすい作品にしましょう。次回作にも期待しております。
月間ルーキー賞ランキング23位
編集部コメント
先輩のユニークな言動で先が気になる1話でした。視点キャラの後輩×ユニークな先輩という掛け合わせも、読者として楽しみ方がわかりやすくよかったです。先輩がなぜ後輩を待っていたのかという疑問を提起する、などこの作品の楽しみ方がわかるところまで描いていただけるとさらに先を読み進めたくなる1話になったかと思います。
月間ルーキー賞ランキング24位
編集部コメント
亡くなった彼女がゴキブリとして転生するというユニークな発想が光る作品でした。主人公のモノローグにも感情が乗っていて良かったです。転生の謎を紐解くのか、奇妙な共同生活を楽しむのか、など連載作品全体の縦軸を1話で提示できると、さらに2話以降の展開に期待が持てる話になったのではないかと思います。
編集部からの総評
ブロンズ賞1本!期待賞2本!満足度の高い作品を作ろう!
今月は、ブロンズルーキー賞が1本、期待賞が2本という結果になりました。全体的に、発想力のある作品が多く、面白く読ませていただきました。一方で、ワンアイデアだけになっていて、読み味が薄く感じるものが多い印象です。例えば登場キャラたちの関係性を丁寧に描く、演出・構成を厚くしてみるなど、作品がより読者に印象に残る方法を模索してみてください。
※9位の作品は作者により削除されたため審査対象外です。
編集部コメント
陰影を使った演出がドラマチックで、臨場感とリッチ感のあるページ作りができていました。個性を踏まえたキャラクターデザインも良かったです。ところどころコマが詰まっていて読みづらいページがありました。視線誘導やメリハリを意識しながら、ストレスのない画面構成を心掛けてみてください。次回作にも期待しております。