月間ルーキー賞2024年5月期 受賞作発表 ブロンズ1作&編集部期待賞2作!ユニークな発想求む!
編集部期待賞
賞金¥50,000-
編集部コメント
この作品は最終候補の10位以内に含まれない作品でしたが、複数の編集者の強い期待を集めたので「編集部期待賞」を贈呈します。ルーキー賞の仕組みはこちらを参照ください。非常に爽やかな恋愛模様を描けていました。時折挟まれるキャラクターのコミカルな描写も面白かったです。教室に強盗が現れるくだりは若干都合の良さを感じてしまったので、どこかで前フリをしっかり効かせてあげて欲しいと思います。また、基礎画力の向上も必要です。次回作も期待しております。
編集部期待賞
賞金¥50,000-
編集部コメント
この作品は最終候補の10位以内に含まれない作品でしたが、複数の編集者の強い期待を集めたので「編集部期待賞」を贈呈します。ルーキー賞の仕組みはこちらを参照ください。幽霊というよく使われるモチーフを面白く見せる企画の発想力が良かったです。所々の演出にもこだわりを感じました。楽しみながら読めました。キャラクターの表情や仕草にもう少しレパートリーがあると作品で伝えられることが多くなると思います。また、場面転換にも工夫があるとより読みやすくなる印象でした。次回作も期待しております。
最終候補作
月間ルーキー賞ランキング1位
編集部コメント
<こちらは少年ジャンプ+で掲載された読切を作者が新たに連載形式に描き直しジャンプルーキー!に投稿した作品です>
可愛らしく、オリジナリティあふれる世界観とキャラクターが気持ち良く動き回っており読者にどう楽しんで欲しいか考えられていると思います。まだキャラクター自身のドラマや感情があまり見えないので今後の展開でそこも見せていけると一つ上にいける作品になりそうです。期待しております。頑張ってください!
月間ルーキー賞ランキング4位
編集部コメント
キャラクターのギャップを巧みに活かした、好感度の高い作品でした。コメディと恋愛描写のバランスもよく、またセリフ量も適切でスルスルと読み進めることができました。告白から始まるテンポ感も魅力だとは思いますが、その前に二人の日常の様子を一度描くなどすればキャラのギャップはさらに大きく演出できるのではと感じました。次回作にも期待しております。
月間ルーキー賞ランキング5位
編集部コメント
純朴なキャラクターが好感度が高く、微笑ましいハッピーエンドが作れていました。「収入が少ない」ことが今回の二人が直面する大きな課題となるはずで、「収入なんて関係ない」が答えになっているかと思ったのですが、最後にいつの間にか満足できる収入を得られていることが気になりました。
月間ルーキー賞ランキング6位
編集部コメント
なご助のフォルム、および喋り方が愛らしかったです!ポジティブな終わり方も良かったです。読みやすくほっこりする話ではあったのですが、次回作以降では目的達成/課題解決のために明確なハードルがあり、それをキャラクターがどう乗り越えるか…という引きが作られた作品もぜひ拝見したいな、と思いました。
月間ルーキー賞ランキング7位
編集部コメント
高嶺の花のヒロインが実はストーカーという、面白いギャップのあるお話でした。ただ短ページ漫画ということもあってそれ以上の驚きや感動が付与されておらず、1話だけ読んで満足してしまう作りになっているかもしれません。主人公がなぜここまで執着されているかのドラマ部分を入れるだけでも、読み味に深みが出るかと思います。
月間ルーキー賞ランキング8位
編集部コメント
愛嬌のあるキャラクターや意外性のある関係性を作れていました。特にポメラニアンの表情や仕草が可愛く描けていてよかったです。主人公のバックグラウンドに基づいた少年と犬との出会いによる心境の変化がより丁寧に描けると、オチの説得力と主人公の好感度がさらに増すと思います。また、画面作りに関してはまだまだ課題を感じるので、人物・背景共にレベルアップを目指してみてほしいです。
月間ルーキー賞ランキング9位
編集部コメント
ビジュアルの良いキャラたちと、厨二感あふれる展開で、演出力の高さと併せて楽しく読み進められました。設定以外に、それぞれのキャラにどのような個性があるのかを出せるとより魅力を感じられるかと思います。また、話の軸を整理して、読者が何の話を読んでいるのか分かりやすくすると、より面白さを感じられるかと思います。次回作も期待しております。
月間ルーキー賞ランキング10位
編集部コメント
「ダイエット」という卑近な題材ながら誇張した演出を多用していたのが、いい意味でズレがあり面白かったです!第1話の段階では執事によって主人公の「体重計に乗る」という目的が達成されていましたが、次回作では序盤から主人公なりの魅力、長所がはっきり表れた、今後の展開に期待しやすい構成が作れるとなお良いのかな、とは感じました。
編集部からの総評
ブロンズ1作&編集部期待賞2作!ユニークな発想求む!
今月は、1作品がブロンズルーキー賞、2作品が編集部期待賞を受賞する結果となりました。惜しくも受賞につながらなかった作品からは、各々ご自身の”好き”が表現されているのを感じましたが、インパクトのある作品は少なかったように感じます。ご自身の好みや考えをさらに深め、煮詰めることで独創性を磨き、読者の記憶に残るようなシーンやセリフ、キャラ、演出、絵柄などを目指していただきたいです。来月以降も皆さんのユニークな発想を活かした作品をお待ちしています。
※事情により3位の作品は結果発表から取り下げました。
編集部コメント
スーパーのタイムセールという日常の場面に着目した点や、技や特殊能力など少年マンガ風に味付けしつつコミカルに描いたところが高評価でした。今作は読者に共感しやすい舞台設定でお話を回しているので、今後はさらにプラスして読者を魅了するキャラクターで物語を引っ張っていけるようなマンガを期待したいです。