月間ルーキー賞2024年1月期 受賞作発表 個性とドラマが魅力の2作品がブロンズルーキー賞受賞!
ブロンズルーキー賞
「少年ジャンプ電子版」もしくは「少年ジャンプ+」連載枠に掲載 賞金¥100,000-
月間ルーキー賞ランキング3位
編集部コメント
キャラクターの感情の描き方が丁寧で最後まで主人公の気持ちに没頭しながら読み進められました。企画としても通常の世界破滅ものよりずらした視点で切り取っており、よくある物語から一歩抜きん出ていたように思います。まだ、絵が不安定さが残っているためか、演出も迫力が出しきれず勿体無かったので、しっかり基礎を磨いていくとさらに先に進めるかと思います。頑張ってください、応援してます。
編集部期待賞
賞金¥50,000-
編集部コメント
この作品は最終候補の10位以内に含まれない作品でしたが、複数の編集者の強い期待を集めたので「編集部期待賞」を贈呈します。ルーキー賞の仕組みはこちらを参照ください。二人のキャラの掛け合いが気持ちよく、何よりも見開きの絵やアクションシーンの構図に迫力がありました。キャラデザも見事でした。しかし、モチーフやストーリー展開に既視感を感じてしまったので、読者を絵以外でも驚かせられるようなアイデアを考えてみて欲しいと思います。次回作も期待しております。
編集部期待賞
賞金¥50,000-
編集部コメント
この作品は最終候補の10位以内に含まれない作品でしたが、複数の編集者の強い期待を集めたので「編集部期待賞」を贈呈します。ルーキー賞の仕組みはこちらを参照ください。個性と好感度を兼ね備えたキャラが描けていたかと思います。主人公の状況がポジティブに変化する、前向きな終わり方も良かったです。今後は画力を向上させるとともに、よりキャラの状況がわかりやすい構図を強く意識できると、さらに読みやすい作品になっていくと思います。
最終候補作
月間ルーキー賞ランキング1位
編集部コメント
人が変われる姿を上手く描けており、綺麗に話がまとまっていて読みやすかったです。メイクという題材についても、豊富な知識の元エンタメとして昇華されており、良かったです。所々主人公の強引な言動によって、共感しづらくなっているように思われます。キャラクターの好感度に気をつけるとより良くなるかと思います。次回作も期待しております。
月間ルーキー賞ランキング4位
編集部コメント
キャラの過去の掘り下げが丁寧な作品だったと思います。一方で、この作品で達成すべきキャラの目的や解決すべき課題、あるいは他作品と比較したキャラや企画のユニークさなどといった、「この作品だからこその旨み」が作品序盤で提示されると、なお興味を持ちやすくなるとも思いました。今後は画力の向上に努めていただくとともに、キャラ/企画のオリジナリティが更に強く出た作品作りを期待しております。
月間ルーキー賞ランキング5位
編集部コメント
インパクトの強い掴み、つい応援したくなるような主人公のキャラの打ち込みと、冒頭で物語に引き込む工夫が上手くなされていたように思います。中盤以降は驚きがある反面、「受験」にまつわる主人公のドラマと「蟻の一生」という後半の見どころの噛み合わせがやや悪く、主題が見えづらい印象も受けました。次作では、物語の各要素を有機的に繋げることを意識しましょう。
月間ルーキー賞ランキング6位
編集部コメント
怯えながら頑張る表情豊かな女の子、怖そうに見えてギャップのある夢を持つ男の子と、二種類の可愛さを展開できていました。キャラクターの魅力を提示した段階で終わらず、それぞれのキャラがどうやって個性的にトラブルを解決していくかまで見てみたかったです。次回作も期待しております。
月間ルーキー賞ランキング7位
編集部コメント
1ページ目から戦闘スーツを着た男性がカレーを作っているというインパクトのある導入で読者の興味を引くことができていてよかったです。娘たちのキャラにも個性があり、全体としてキャラを生かしたコメディとドラマをバランスよく作れていました。絵やコマ割りなど画面作りに関しては数を重ねながら地力をつけて行けると良いと思います。これからも頑張ってください。
月間ルーキー賞ランキング8位
編集部コメント
主人公と沢井とのギャップが上手く演出できていて良かったです。主人公が、悩みを乗り越える姿も共感を呼ぶ描写でした。更なるレベルアップのために、背景など細かいところを丁寧に描く意識を持つと、より読みやすくなるかと思います。次回作も期待しております。
月間ルーキー賞ランキング9位
編集部コメント
主人公の個性が強烈ながら気持ちよく、予想外の展開を提供できていました。モンスターの個性的なデザインも非常に魅力的でした。もいもんの世界がどのような状況なのかが若干描写が不足しており、読者が気軽に楽しむには事前知識が必要な可能性があります。もっと設定をエピソードや動きを通じて伝えてあげて欲しいと思います。次回作も期待しております。
月間ルーキー賞ランキング10位
編集部コメント
主人公の辛い状況に対して救いがある点に読者としての嬉しさを感じました。「先生」の言葉選びに誠意が感じられた点も好印象です。主人公のキャラクター性が見えづらかったり、1話ラストの展開が急に感じたりなどはあったので、作品としての狙いをはっきりさせ、作品の面白さをもう少し整えてみるといいかと思います。期待しております。
編集部からの総評
個性とドラマが魅力の2作品がブロンズルーキー賞受賞! 2024年最初のルーキー賞は、ブロンズルーキー賞が2作品、編集部期待賞が2作品という結果になりました。特にブロンズルーキー賞の2作品は、独自のテーマの中で「切なさもありつつ主人公が前を向いて終わる」というストーリーをしっかり描いていた点が評価されました。今後も、個性が前面に出つつ、最後まで読んだ読者の多くが満足感を感じられるような作品をお待ちしております。
編集部コメント
熱量が高く、物語として読み応えのある作品だったと思います。キャラクターもしっかりと最低の出会いから最高の友達関係、そこで終わるのではなく次の展開で驚きを見せており、心に来る熱いセリフも良かったと思います。まだ、コマ割りやネーム運び、絵などに拙さがありますが、丁寧にネームをたくさんやりながら積み上げていけば次へのステップへ進めると思います。期待してます、頑張ってください。