月間ルーキー賞2022年6月期 受賞作発表 受賞まであと一歩…!?ブロンズ2本出る!
ブロンズルーキー賞
「少年ジャンプ電子版」もしくは「少年ジャンプ+」連載枠に掲載 賞金¥100,000-
月間ルーキー賞ランキング4位
編集部コメント
読みやすい画面と好感の持てるキャラクターが魅力の、爽やかな友情ドラマ。生き生きとしたセリフ回しも良かったです。丁寧に紡がれたストーリーも魅力ですが、心情描写や展開が王道の筋書き通りに進んでしまい、驚きが少なくも感じられました。今後は読者の予想を良い意味で超えていくような、目を離せない展開も意識してみてください。
編集部期待賞
賞金¥50,000-
編集部コメント
この作品は最終候補の10位以内に含まれない作品でしたが、複数の編集者の強い期待を集めたので「編集部期待賞」を贈呈します。ルーキー賞の仕組みはこちらを参照ください。キャラクターたちのワクワク感がよく伝わってくる作品でした。表情も豊かなところがよかったです。できたら今後は、読者の印象に残るセリフや構図を作っていけるとより作品の魅力が増すと思います。また、キャラクターがこの作品を通して変化した部分についても、セリフやモチーフなどを使って丁寧に演出ができるとより作品の深みが作れるので今後の作品で意識してみてください。次回作も期待しております。
最終候補作
月間ルーキー賞ランキング1位
編集部コメント
ダークエルフちゃんを可愛く見せることに特化した作品作りが引き続き成功しています。可愛すぎて近づけないなど、ダークエルフちゃんの可愛さに対する他のキャラクターの向き合い方にもっと違いをつけることで、もっと個性的なキャラクターを生み出せる可能性があると思いました。
月間ルーキー賞ランキング3位
編集部コメント
絵柄とストーリーの雰囲気が合っている作品だと思いました。また、ドワーフのキオナが振る舞いから力強さを表現できていて、キャラクターへの理解が深いと感じました。今後はほのぼのしたストーリーの中にも少しでも揺さぶるような展開を入れることにチャレンジしてみて欲しいと思います。
月間ルーキー賞ランキング5位
編集部コメント
メインのキャラクター2人がそれぞれ魅力的なうえ、2人の対照性と関係性もうまく描かれていて読者を惹きつけることができていたと思います。続きが読みたくなりました。特に主人公の心情描写を文字だけでなく表情でも表現できるとより読者が感情移入しやすくなると思います。次回作も期待しております。
月間ルーキー賞ランキング6位
編集部コメント
全体的にダークな設定・展開と飄々とした主人公のギャップが楽しい作品でした。「天使と悪魔」というテーマ自体は類似作品が多いためもうひとひねりほしいところですが、作風に合ったどこかゆるいオチには独自性を感じました。主人公の内面が見えづらい印象も受けましたので、より多面的にキャラとしての魅力が描けると良いかと思います。期待しております。
月間ルーキー賞ランキング7位
編集部コメント
短い物語の中にも、魅力的なキャラクターとしっかりとした驚きがありました。そうした驚きの演出を支える高い画力も大きな武器だと思います。状況設定・人間関係を読者が把握する前に展開が進んでしまっていた印象なので、今後は読者視点のわかりやすい展開づくりを意識してみてください。期待しております。
月間ルーキー賞ランキング8位
編集部コメント
本来は可愛がる対象である猫に雇われるという設定が斬新で面白く読みました。猫をあえてリアルなタッチで描いていることで、より猫に愛らしさが出ていると思いました。今後どのように主人公と猫の関係が展開していくのか気になりますが、そこでほかの漫画にはない独自性を何か入れられると更に良くなります。今後も期待しています。
月間ルーキー賞ランキング9位
編集部コメント
キャラクターや設定が読者の目をひくものになっていたところが良かったです。キャラクターの表情にも迫力があり、コマも大きめで見やすいのでキャラクターの表情などがより映えた印象でした。気になった点としましては、主人公のキャラクター性が前半と後半でややぶれてしまった印象がありました。また、ページのめくりなども意識できるとより読みやすい作品になると思います。次回作も期待しております。
月間ルーキー賞ランキング10位
編集部コメント
魔王と勇者という対立する立場を上手く使ったラブコメ。キャラの掛け合いが楽しい作品でした。ただキャラクターの可愛さがいわゆるテンプレの域を出ておらず、まうりさんにしか描けないキャラを追及してみてほしいです。デフォルメ絵も可愛いのですが、よりメリハリをつけられると目を引く画面になると思います。頑張ってください。
編集部からの総評
受賞まであと一歩…!?ブロンズ2本出る! 今月のルーキー賞はやや低調な回となりました。 その中でもご自身の長所を活かしたオリジナリティ溢れる2作品が受賞となっております。 毎月たくさんの力作をご投稿いただいているのですが、描いて応募して終わりになっていないでしょうか? 受賞する作家さんや担当がついている作家さんは、ご自身の受賞しなかった投稿作を何度も研究し、次回作に繋げている方が多い印象です。今一度、立ち止まってご自身の武器を探し、苦手を探してみてはいかがでしょうか? 皆様からの力の入った次回作を楽しみにしております。
編集部コメント
主人公の心情描写が丁寧かつ分かりやすい作品でした。病弱だった主人公が活躍する展開も気持ちよく、上手く見せ場が作れていると思います。ただ、病弱とはいえ、「ポーチを肌身離さず身に着けさせる」と強制されている状況が、中学生としては子供扱いがすぎるように感じてしまったり、キャラクターの設定と照らしあわせてみると違和感があったので、キャラとモチーフの組み合わせについて、しっかり研究を重ねてみてください。