月間ルーキー賞2020年2月期 受賞作発表 令和初のブロンズ4作品!読み応えがあり力を感じる作品多数!
ブロンズルーキー賞
「少年ジャンプ電子版」もしくは「少年ジャンプ+」連載枠に掲載 賞金¥100,000-
月間ルーキー賞ランキング4位
編集部コメント
雪女をあえて男性に置き換えた点、薬として猟師に狩られる存在など独自の設定を入れつつ、しっかりとボーイミーツガールものとして成立させており、編集部からも高評価でした。画力・演出力もあり、キャラクターも魅力的。あとは作品の魅力を最大限に生かす構成力を身につければ、さらに抜きんでたものになっていくと思います。読者視点にたって情報の精査、どう物語を進めたら、さらに物語にハマってもらえるかを考えてみてください。今後も期待してます!
ブロンズルーキー賞
「少年ジャンプ電子版」もしくは「少年ジャンプ+」連載枠に掲載 賞金¥100,000-
月間ルーキー賞ランキング7位
編集部コメント
台詞や明確なストーリーが語られない不思議な作品ですが、引き込まれる魅力とオリジナリティを強く感じました。その意味でブロンズルーキー賞に値する作品です。次の作品では不思議な魅力で読者を引き込む作品にとどまらず、面白さで「楽しませる。気になる」仕掛けや情報提示のあるものを期待しています。
ブロンズルーキー賞
「少年ジャンプ電子版」もしくは「少年ジャンプ+」連載枠に掲載 賞金¥100,000-
月間ルーキー賞ランキング8位
編集部コメント
味のある魅力ある線です。独特な設定、影のあるキャラの表情も素敵です。思春期の少女の「悩み」「家族との確執」をとても丁寧に描いているのも好感が持てます。とても続きが気になるところで終わっているので、続きも、新作も楽しみにしております。
編集部期待賞
賞金¥50,000-
編集部コメント
この作品は最終候補の10位以内に含まれない作品でしたが、複数の編集者の強い期待を集めたので「編集部期待賞」を贈呈します。ルーキー賞の仕組みはこちらを参照ください。王道な異能力バトルものながら、何かを失って能力を得るという設定と、主人公が熱血系かと思いきやどこか人としてズレている設定に、個性が光って見えました。何よりここまでしっかりとストーリーを最後まで描ききることも良かったと思います。画力はこれからさらに上がっていくように感じました。次回作ではキャラの更なる作り込みと、ドラマ性を期待しています。
最終候補作
月間ルーキー賞ランキング1位
編集部コメント
絵柄もキャラクターもひたすらに可愛く、ほのぼのとした優しい雰囲気と2人の関係性に癒される作品でした。とても読みやすい作品ではありますが、商業誌として考えると、もう1歩、世界観とキャラクターの情報量がやや足りず、深い感動には至りませんでした。可愛さと読みやすさは武器だと思うので、さらに読者の心に残るように、強い感情を描くように心がけてみて欲しいです。次回作を楽しみにしております。
月間ルーキー賞ランキング3位
編集部コメント
キャラの表情、ページ全体の仕上げも上手く、魅力のある画面作りが出来ております。少し説明セリフが多いので、分かりやすさ、読みやすさも意識するとより良くなります。メフィストとヤン、二人の理解が深まる話ですが、少し互いに惹かれ合うのが早く感じました。キャラの感情が変化するドラマ部分は、読者にも伝わるよう丁寧に練り込んで欲しかったです。次回作も期待しております。
月間ルーキー賞ランキング5位
編集部コメント
キャラクターの様々な表情や細かい仕草がどれも可愛かったです。「アンドロイドの子」と同様に、これは強い武器になると思います。一方で、かなり短編な作品になっているために、キャラクターを好きになるところまでは至らなかった印象です。どんな男の子が女の子になったら、より魅力が生まれるか、前フリとなるキャラ立てを少し丁寧に描いてあげると、さらに良くなると思います。次回作を楽しみにしております。
月間ルーキー賞ランキング6位
編集部コメント
セリフの密度が高すぎて、少し読みにくかったです。ギャグではあるのですが、文字の組み方、吹き出しの配置で読みやすさをもっと意識して欲しいです。ホラーテイストから、ギャグ、最後ほっこりする流れは良いと思います。番外編は、本編との繋がりが分かりにくかったです。キャラを描く力はあると思うので、しっかり勝負できる設定とキャラの組み合わせを探して次回作にトライしてみて下さい。
月間ルーキー賞ランキング9位
編集部コメント
設定で物語を進展させすぎているので、キャラの可愛さを描ききらずに終わってしまっている印象です。キャラの表情が大事な作風ではあるので、画力はさらなる飛躍が必要です。ネタの手数が多いのは良いと思うので、ボケの精度を上げて、より笑える作品作りを目指して欲しいです。
月間ルーキー賞ランキング10位
編集部コメント
7位と同様の作者さんの作品であり、オリジナリティの魅力は同様のものを感じます。アクションシーンや気温を感じさせるような田舎の描写など、こちらの作品ならではの7位の作品にはない魅力がありますが、より端的に作家さんの魅力が出ているのは7位として今回はそちらを受賞作といたしました。
編集部からの総評
令和初のブロンズ4作品!読み応えがあり力を感じる作品多数! 今回はストーリーをしっかりと作り込んだ読み応えのある作品が多く目立ち、選考もとても盛り上がった回となりました。その中でもしっかりと個性を出している4作品がブロンズ賞獲得となりました。個性という点で、受賞をされた方々は、演出やストーリー展開、他にない設定などで他作品との差を出して受賞に至りましたが、今後は魅力的なキャラクターで漫画を面白くすることをぜひ意識して欲しいと思います。受賞に至らなかった方々もそれぞれ己の武器を磨きつつ、魅力的なキャラクター、そして魅力的な面白い漫画を目指していってください。
編集部コメント
絵は細かなところまで書き込まれているのが素晴らしく、ファンタジー設定の説得力を抜群に後押ししていたと思います。ストーリーもしっかりと前半と後半で変化が起きていて、気持ちが良く楽しませていただきました。一方で、ルーナの事情を描くことにページを割きすぎて、魔人とのエピソード・関係性がやや弱くなっているように感じました。そこにアイデアがあれば、もっとラストが感動できるものになったように思います。次回作を楽しみにしております。