「第3回ジャンプルーキー!アナログ部門賞」の結果発表です!
賞金100万円の入選が2本!
準入選が1本、佳作が3本出ました。
さらに好評につき4回目の開催が決定!!
「第3回ジャンプルーキー! アナログ部門賞」について詳しくはこちら。
入選 賞金100万円&「少年ジャンプ+」掲載
幸せな夢を見たい
Braid
[編集部コメント]
高校3年生にも関わらず、緻密に練られた設定と壮大な世界観が描けていて、圧倒的な才能を感じました。
主人公2人のキャラクターのコミカルでテンポの良い会話劇や、熱い関係性も秀逸でした。
粗さは目立ちますが、力強い作画にも好感が持てます。強いて言うのであれば、設定を詰め込みすぎて中盤からクライマックスまでの流れが駆け足になっている点は気になりました。
とはいえ、編集部満場一致での入選です。次作も楽しみにしております。
3月23日(月)に掲載決定!
ドラマチックモンスター
今村優希
[編集部コメント]
お話も絵も全体的に丁寧でレベルの高い原稿でした。特に絵の面では、他の作品にないような新しいアイデアのある表現が多かったのが素晴らしかったと思います。一方で、ラストの成長も気持ちの良いものではあるのですが、彼の欠けている部分と対立する敵の説得力がやや弱く、感動しきれなかった印象もありました。次回作での成長を楽しみにしております。
3月22日(日)に掲載決定!
増田くんとハル
佐藤高輝
[編集部コメント]
小学生男女の“友情か恋愛か”どちらとも言い切れぬ複雑な心情を描いたストーリーはとても雰囲気があり良かったです。その点、絵に関しては感情や表情の描き方が良かったのですが画力の低さが目立ってしまいました。丁寧に描いているので好感度は低くないですが、画力が伴うともっと良くなると思います。
魔法使いに。。。
石塚康文
[編集部コメント]
男子の悩みや葛藤、覚悟など色々な表情が力強く描かれていて、童貞がテーマのシンプルなコメディなのに目が離せなかったです。
基礎はしっかりしているので、次作では“読者に作品を買ってもらう”ことを意識してみてください。多くの人がカッコいい&可愛いと思えるデザインや、羨ましいと思える設定など、こだわれるポイントがあるはずです。
極楽より
中丸
[編集部コメント]
主人公とヒロインの可愛らしい関係性が素晴らしかったです。
画力も非常に高く、丁寧に作画されていることが伝わりました。
お話の流れも整っていて非常に読みやすいのですが、どこか既視感のある作品だなと思ってしまったのも事実です。次作では、中丸みつさんにしか描けない作品というのを目指して欲しいです。自分の好みや趣味を全開にしたキャラクターや設定などを考えてみてください。
激情のアトリエ
クラマリョウコ
[編集部コメント]
脱サラした青年が漫画家を目指してシェアハウスに転居。個性的なキャラクターが多く、現代版トキワ荘って感じで面白かったです。しかしキャラが多かったせいか、ストーリーにまとまりがなく、オチが弱くなってしまった印象です。次回はキャラの設定だけでなく、ストーリーを意識した作品に出来るといいと思います。
パレルモにて、待つ
伊藤泰成
[編集部コメント]
イタリアを舞台にした硬派な物語を、正面から描こうとしているのが好印象な作品でした。全体に淡々と話が進むので、キャラクターの感情の表現にはもうひと工夫欲しいです。表情や間の取り方、セリフなど研究してみましょう。
故にアイロニカル
彩島ふう
[編集部コメント]
細かい動作や表情など、キャラクターの描き方が上手くセンスを感じました。ネームもしっかりと作られており、後半の演出など目を見張るものがありました。
ただ、とにかく今は画力の研鑽が必要です。基礎がしっかりしてくれば、もっともっと素晴らしい作品が描けるはずです。
丑三つ時コアタイム
穴河原あな
[編集部コメント]
設定にオリジナリティがあり、絵柄にも独特の魅力がある作品でした。 しかしピンチに対する解決策のインパクトが弱く、全体としては盛り上がりに欠ける印象でした。緊迫感や恐怖の演出にもより注力してほしいです。
幽女
日々の裕
[編集部コメント]
繊細で丁寧な作画とキャラクターの機微を描くの上手な作家さんです。特に少女の美しい瞬間を切り取ったシーンは印象的で、今後どんな美少女が生み出されるのか楽しみです。その分、ハッとするほどのインパクトや思わず手を止めてしまう演出、物語を見せる構成力が今一歩でした。次回作ではキャラクターを見せるだけでなく、ストーリー展開で“魅せる”瞬間を作るのを意識して、そこも丁寧に描いてみてください。期待しております!
第3回のアナログ部門賞、ご応募有難うございました。
挑戦的な作品、丁寧な作品、非常に多くの投稿作が集まり、今回は、なんと入選作2本、準入選1本、佳作3本、特別賞5本を選出することが出来ました! 入選作品の両作は、野心的な若さが詰まった作品で、未来の少年ジャンプ+を盛り上げてくれるに違いない作家だと、感じました。その他の作品も、未来の可能性を感じさせる作品で、選考が楽しい賞でした。
スマホで漫画を読むことは増えたと思いますが、未だに漫画を描き始める時に選ぶ制作手法は「紙とペン」という、アナログな作家も多いのかも、と思わせてくれる回でした。
少年ジャンプ+は、デジタル・アナログ、どのような制作方法で創られた作品でも、受け付けております。
あなたの「描きたい」「読んでもらいたい」という衝動が詰まった、意欲作心待ちにしております。
第4回は6月30日締切です。沢山のご投稿をお待ちしております。
[編集部コメント]
衝撃的な作品でした。選ぶテーマ、扱う感情のドラマ、丁寧で挑戦的な演出。
15歳という若さで本作を描き上げ、少年ジャンプ+に投稿してきてくれたことに、大きな喜びを感じました。非常に将来が楽しみな「才能」です。
ただ、若いからこそ受賞=スタート地点に立った「だけ」ということを強く意識してほしいです。才能は磨いてこそ、価値が出ます。この受賞が、鈴木さんの才能を大きく伸ばすキッカケになることを願っております。本作よりも面白い次回作、心より楽しみにしております。
3月21日(土)に掲載決定!