第1回ジャンプルーキー! アナログ部門賞 結果発表(アーカイブ)

第1回ジャンプルーキー! アナログ部門賞 結果発表!! 準入選が2本出る!!第1回ジャンプルーキー! アナログ部門賞 結果発表!! 準入選が2本出る!!

概要

WEB投稿ではなく、アナログで応募する新しい賞――
「第1回ジャンプルーキー! アナログ部門賞」の結果発表です!
準入選が2本、佳作が2本出ました。
さらに第2回の開催も決定!!

「第1回ジャンプルーキー! アナログ部門賞」について詳しくはこちら

準入選

準入選 賞金20万円&「少年ジャンプ+」掲載権

SERNA

三宅峻

[編集部コメント]

キャラクターの表情、コマ運び、ネームの構図にセンスを感じました。緊張感のある展開にも、引き込まれました。しっかりドラマの中に驚きと、喜びが、描かれている作品でした。
最後のエピローグは、少し駆け足だったので、読者に「面白かった」と思わせる余韻・読後感を与える企みが欲しかったです。
絵柄も、より丁寧な作画を心がけて欲しかったです。次回作では上記を気をつけつつ、トライした新作を期待しております。

準入選 賞金20万円&「少年ジャンプ+」掲載権

サーチ ザ フォークロア

徒浪合間

[編集部コメント]

読者の興味を引く冒頭と、しっかりと練りこまれた設定が秀逸で恋愛面でもサスペンス面でも楽しめる漫画となっていました。
ネーム運びも丁寧で読みやすかっただけに、終盤の展開に少し物足りなさを感じてしまいます。作画面では特に人物の表情や身体に注力して引き続き研鑽を積んで欲しいです。

佳作

彼がドレスに変わったら

彼がドレスに変わったら

岸徒

[編集部コメント]

漫画の美味しさがどこか把握して、ネームや見せゴマを整理しているので、巧みさを感じる作品でした。
ただ、巧みではありますが、良くも悪くも小さくまとまってしまった印象です。
企画やキャラなど、この作品だけのパワーある要素が有ればなお良かったです。

REPAIR

REPAIR

古真はしご

[編集部コメント]

本作は特に画力の高さを評価して受賞とさせていただきました。
良くも悪くも王道の少年マンガをしっかり描いている印象です。
読者の心を強く揺さぶる演出や、漫画としての目新しさ、古真さんにしか描けないオリジナリティを追求して次回作に励んでいただきたいです。

編集部特別賞

MAD STUDENTS

MAD STUDENTS

夕月優

[編集部コメント]

最初にしっかりとヒキのある展開を作ることで、読者を逃がさない工夫がありました。またオチの部分でも、それまでに示してきた事実や、キャラの関係性を利用して上手く話にオチを付けられていたと思います。ただ、中盤部分に感情移入できるキャラが不在のため、キャラ達の感情の盛り上がりについていけませんでした。画力不足で作者の描きたいものが、表現しきれていないようにも感じました。より良い作品を描くため、まず画力の向上と、読者を置いてけぼりにしない物語作りを心がけてみて下さい。次回作に期待しております。

カイゲンコード

カイゲンコード

上野ハチ

[編集部コメント]

キャラデザ、構図も含めて画力について高いセンスを感じました。ストーリーに関しては、感情移入しやすい視点役が不足していて、展開についていくのが難しい印象がありました。
想像を現実にして周囲を騙すというアイデアは良かったので、それをどんな人間ドラマに落とし込めば読者を楽しませることができるか、考え抜いてもらえたらと思います。次回作を楽しみにしております。

ト伝流 一の太刀外伝

ト伝流 一の太刀外伝

荒川大知

[編集部コメント]

圧巻の画力で、とても目を惹く作品でした。斬り合いの緊張感、セリフはなくとも伝わるキャラクターの存在感が魅力でした。
画力は、既に連載レベルにある作品でした。ただ、主人公の見せ場が少なく、この作品の中での、「主人公が主人公たる理由」がしっかり描かれていない点が残念でした。物語は主人公のためにあります。次回作では、主人公が一番輝く漫画に挑戦してみてください。

ハクアの手記

ハクアの手記

上間夢

[編集部コメント]

丁寧な画面構成に好感を持てる作品。特に、生き生きとした恐竜の迫力ある作画は素晴らしかったです。
ただ、主役たちより、恐竜にカメラが向きすぎている印象でした。恐竜たちのアクションより、主人公のドラマに読者の意識を向かせる必要があったと思います。筆力は確かだと思うので、次回作では、キャラの感情が伴った言動を深く描く努力をしてみてください。

rain

rain

菊池ひかる

[編集部コメント]

17ページと短い中でも、主人公の感情部分を丁寧に捉えており、1話の中で成長を描けている点がとても好感度が高かったです。
細かい部分ですが、読者が補完して読まないといけない箇所が多々あったので、そこを丁寧に描ければもっと素直に楽しめる作品になると思いました。

ワンハンドガール

大橋素子

[編集部コメント]

まっすぐな青春スポーツ漫画で、とても好感度の高い作品でした。
幽霊の少年とバスケットボール少女という関係性も面白そうだったのですが、その二人に生まれる対立が弱く、後半のヒロインの成長へ繋がりにくく、カタルシスがもう一つ物足りない印象がありました。
丁寧な原稿なのも素晴らしかったので、たくさん作品を仕上げて成長していってもらえたらと思います。次回作を楽しみにしております。

総評総評

第1回のアナログ部門賞、ご応募有難うございました。
幅広い作風の意欲作が集まり、準入選2本、佳作2本、編集部特別賞6本を選出することが出来ました。
準入選2作は、その中でも物語展開・画作り・キャラクターの魅せ方が高いレベルで構成されており、受賞となりました。
少年ジャンプ+は、デジタルでの漫画配信アプリではありますが、アナログで執筆している連載作家さんも多数いらっしゃいます。制作方法・制作過程が、デジタルであろうが、アナログであろうが、「面白い漫画」を、少年ジャンプ+編集部は求めています。
「第2回アナログ部門賞」の募集も開始になります。この賞のために描いて頂いた作品は勿論、他社では受け入れられなかった落選作品・持ち込み作品も是非にご応募下さい。今回以上の、意欲作・挑戦作をお待ちしております。

第3回ジャンプルーキー! アナログ部門賞 結果発表

第2回ジャンプルーキー! アナログ部門賞