「第2回ジャンプルーキー! アナログ部門賞」の結果発表です!
準入選が2本、佳作が2本出ました。
さらに好評につき3回目の開催が決定!!
「第2回ジャンプルーキー! アナログ部門賞」について詳しくはこちら。
準入選
DEVOTE to SOUL
松野義己
許斐乃恋は付き合わない
東和宏
[編集部コメント]
「カワイイ」を真っ直ぐ「カワイイ」と描けている。絵柄も丁寧で、デフォルメと、キレイな絵の見せ方も良かったです。生き生きとした表情描写やリアクションを、テンポ良く提示出来ているのが、武器です。今後は、キャラの関係性・可愛さのパターンを広げられると、連載にも耐えうる漫画を目指せると思います。次回作期待しております。
オーバラライデン
日暮直輝
[編集部コメント]
キャラと物語、演出、全てが常軌を逸した漫画でした。常識を超えた感情を滲ませる力は、凄いものを感じる一方、エグミがずっと続いてしまい、少し冗長に感じてしまいました。
今現在の描けるものだけで勝負するのではなく、勝負できる武器を増やして、元々持っている武器がより映える方法を探していくと良いと思います。次回作期待しております。
人食い羊
こぐれみこ
[編集部コメント]
カメラワークを中心に演出力があるのを感じました。興味を引く冒頭の入り方もとても良かったと思います。その一方でややページ数が長く冗長に感じる点と、ストーリー展開が直球で想像以上のことが起きない印象がありました。次回作では、読者を驚かせる意識を持ってもらうとさらに良くなると思います。
アビス
PAK SION
[編集部コメント]
丁寧な作画と演出、表情豊かなキャラが魅力の作家さんです。しっかりとした物語展開にも好感が持てるのですが、驚く瞬間や、ハッとさせられるシーンが無かったのが残念でした。キャラの感情で物語を動かせてはいるので、次回作では、読者の感情の流れにも気を配って、物語の「驚き」と「喜び」をコントロールしてみて下さい。期待しております。
現実
菊池ひかる
[編集部コメント]
単発の企画でページ数も短い中でも自身が持つ雰囲気や、テーマを持って漫画を描けており、読む側にしっかりと投げかけている所は評価できるかと思います。
次回作としては、しっかりとページを使い、キャラクターと企画を練りこんだ作品を期待します。
私の映画
栗原慧
[編集部コメント]
投稿作の中でもずば抜けて、物語の構成が上手かった作品でした。
登場するキャラクター全てにオリジナリティを感じ、兄に認めてもらう為に頑張る主人公には非常に好感が持てました。ただ、物語が良いだけにどうしても画力の低さが目立ってしまいます。模写やデッサンなど引き続き画力の研鑽に励んでほしいです。
夢虫の蚕
兎川一茶
[編集部コメント]
独特な世界観が細かなタッチで表現されており、才能を感じました。
16Pと短いページ数でしたが、その中で一番描きたい場面はどこなのか、それを描くためにはキャラ同士はどのような関係性から始めれば良いか、などより構成を意識して描けるようになるとレベルアップ出来ると思います。
また、背景を描き込んだ絵の場合、コマを線で割ってしまうと画面が見にくくなってしまうので、しっかりとコマを割るようにしましょう。キャラの周囲の絵を少し抜くなどして、キャラに目がいくような意識も持てると良いと思います。次回作に期待しております。
死神は死なせてくれない。
ミナミ
[編集部コメント]
しっかりと練り込まれた世界観や設定、そしてそれを丁寧に描こうという気概を感じる作品でした。改善点としては伏線がなく、中盤以降の展開が唐突で読者を置き去りにしてしまっている点、イベントを詰め込みすぎで、特に終盤のストーリーの進行が駆け足になっている点です。ストーリーの山場を明確にし、その山場へ向けて読者の気持ちを盛り上げていけるような展開を考えてみてください。
惰天使ギンゼル
ささ
[編集部コメント]
画力はもちろん、キャラクターデザインや構図、デフォルメなど端々からセンスを感じる作品でした。ただそれだけに、細かな仕上げや線の雑さが気になってしまいます。キャラクターのアップや大ゴマなど、見せ場は特に丁寧に描く意識を持ってください。また肝心のギャグについても荒さが目立ちます。勢いだけで押し切るのではなく、一つ一つのギャグについて「どう笑わせるか」を明確にし、効果的なフリとオチを考えてみてください。
第2回のアナログ部門賞、ご応募有難うございました。
挑戦的な作品や、丁寧な作品、多くの投稿作が集まり、準入選2本、佳作2本、特別賞6本を選出することが出来ました!
準入選『DEVOTE to SOUL』は王道ながらも丁寧なドラマ作りと感情描写が、『許斐乃恋は付き合わない』は”カワイイ”を徹底的に描ききろうという気概が評価に繋がり受賞となりました。
少年ジャンプ+は、「世界に届く」「世界に残る」漫画を求めております。
制作手法や投稿方法も広い形を、受け止めていきたいと思っています。皆様の創造した、挑戦的な新しい漫画、キャラクターを心待ちにしております。
第3回は12月31日締切です。沢山のご投稿をお待ちしております。
[編集部コメント]
少年の熱い真っ直ぐな感情をしっかり描けていて、心に響く作品でした。
ドラマの展開も、王道ではあるのですが、しっかり魅せる力量を感じました。
絵柄は、強さ、暖かさは感じますが、まだ全体的な拙さを感じてしまうので、丁寧に作品を重ねて成長していってほしいです。今後の成長、楽しみにしております。