- 2024年6月期 ルーキー賞最終候補作
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作家・審査員からの講評
2024年6月期 ルーキー賞最終候補作
編集部コメント
好感度の高いキャラクターとスピード感ある会話劇で楽しく読めました。「ハイスペックであるはずの彼女がなぜ振られるのか」という設問が、読み進めるフックになっています。徐々に違和感が漏れ出ていくコマにクスクス笑いました。一方で、スルスルとテンポが良い分、展開が尻すぼみに感じます。田中さんが奉ヶ﨑さんを受け入れるスピードが早く、キャラクターの意思が薄く見える瞬間がありました。動揺→受容に至るきっかけの描写があるとキャラが厚くなると思います。言葉の応酬だけで笑いが取れるのは大きな武器です。次回作も期待しております。