- 2024年6月期 ルーキー賞最終候補作
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作家・審査員からの講評
2024年6月期 ルーキー賞最終候補作
編集部コメント
不気味な雰囲気が一貫しており、短編として完成度の高い作品でした。「年齢だけ違う同じキャラクター」もデザインやセリフが難しかったと思いますが、書き分けが見事です。オチの演出も良い意味で気味悪かったです。ただ、全体としてホラーの軸が曖昧に感じました。自分の人格が年毎に消失する怖さなのか、自分の存在が朧げになる怖さなのか、自分じゃない自分が存在する異空間の怖さなのか。指針を提示すると怖さの種類がブレにくいと思います。作風の広さには目を見張るものがあります。今後とも様々な作品を楽しみにしております。