月間ルーキー賞2022年10月期 受賞作発表 個性豊かな4作品がブロンズ受賞!
ブロンズルーキー賞
「少年ジャンプ電子版」もしくは「少年ジャンプ+」連載枠に掲載 賞金¥100,000-
月間ルーキー賞ランキング4位
編集部コメント
静かで読みやすいコマ運び、事態が急転する瞬間のテンポ感が、しっかりホラー題材に合っていて、じわじわと作品世界に引きずり込んで楽しませてくれる作品でした。アクション描写、基礎画力、設定説明が少し多い箇所がある等、改善点は多々あります。しっかり作品を重ねて、しっかり成長して次回作を載せてくれることを楽しみにしております。
ブロンズルーキー賞
「少年ジャンプ電子版」もしくは「少年ジャンプ+」連載枠に掲載 賞金¥100,000-
月間ルーキー賞ランキング7位
編集部コメント
特殊な設定を上手く利用できている作品でした。説明が多いわけではないのに、自然と世界観を受け入れられる演出ができていたと思います。メインのキャラクターの好感度も高かったです。同じような絵が続いてしまう場面があったかと思います。単調な流れにならないように工夫してみてください。表情の種類を増やすことも効果的だと思います。次回作も期待しております。
ブロンズルーキー賞
「少年ジャンプ電子版」もしくは「少年ジャンプ+」連載枠に掲載 賞金¥100,000-
月間ルーキー賞ランキング8位
編集部コメント
作品全体に不思議な雰囲気が漂う、オリジナリティとアイデアに溢れた作品でした。印象的な見開きシーンや驚きのある展開など、短いページ数ながら起伏に富んだ構成も楽しかったです。少々ニッチな印象も受けるため、より強いキャラクター性や物語を通しての人物の変化など、ストーリー漫画の基本をしっかり意識し、読者の間口を広げていきましょう。期待しています。
最終候補作
月間ルーキー賞ランキング1位
編集部コメント
世界観やキャラクターなど、細部まで丁寧に作り込まれていて、101ページという大作ながら没入して堪能することのできる完成度の高い作品でした。切なくも優しい心の交流が一貫して描かれていて、ポジティブな読後感を演出できている点も評価が高いです。今後もテンポの良い展開を意識しつつ、ご自身の強みをさらに発揮した作品を期待しております。
月間ルーキー賞ランキング3位
編集部コメント
少ないページ数の中で読者を感動させるドラマを描くことができていて、構成力の高さを感じさせる作品でした。また、感情を繊細に表現する、主人公の表情の描写も魅力的でした。次回作はストーリーの展開を増やし、キャラクターを印象付けることに挑戦してみてください。これからも頑張ってください。
月間ルーキー賞ランキング5位
編集部コメント
独特な雰囲気とメリハリのある演出、親しみやすさとカッコよさを両立したキャラクターがとても魅力的でした。しかし、敵が悪く見える描写が少ないので、主人公たちを強く応援することが出来ませんでした。もっと不幸な状況にキャラクターを追い込み、実際に追い込まれる場面を見せることで、より応援されると思います。次回作も期待しております。
月間ルーキー賞ランキング6位
編集部コメント
読みやすい画面作り、可愛らしい表情など、とても漫画が上手な作家さん。最後までしっかり読むと不器用で愛らしい八王子さんの姿が楽しめるのですが、構成、見せ方を注意しないと八王子さんが単純に嫌な奴に見えてしまう可能性があるのは十分に気を付けて欲しいです。読者は嫌なキャラを読み進めたいとは思わないです。
月間ルーキー賞ランキング9位
編集部コメント
主人公である看護師の体格が有名作品の敵キャラクターに似ているという、冒頭からインパクトのある作品でした。出オチで終わることなく、序盤の勢いを最後まで落とさずに描き切った点は良かったと思います。一方で有名作品へのオマージュに引っ張られ、オリジナリティに欠けている部分も少々見受けられました。作品に深みを出す要素として、キャラクターの行動原理、舞台設定の意味合いなどが鍵になってくるので、次回作ではぜひそちらに注力して描いてみてください。
月間ルーキー賞ランキング10位
編集部コメント
前フリの使い方がとてもうまく、ページをめくるたびに驚きを生むことが出来ている作品でした。ツッコミもキレがあって面白かったです。アクションシーンに引きの絵をもっと入れてあげると、よりメイドのすごさが伝わりやすくなると思いました。色んなアングルを試してみることをオススメします。次回作も期待しております。
編集部からの総評
個性豊かな4作品がブロンズ受賞! 今月はギャグ・ファンタジー・ホラーなどジャンルの異なる4作品がブロンズ賞を受賞しました。個性的で完成度の高い作品が揃ったなか、冒頭からラストまで読者を惹きつけ続けられるドライブ感のある作品が受賞につながる結果となりました。ご自身の個性を磨きつつも、読者を楽しませることも意識したエキサイティングな作品を期待しています。
編集部コメント
セリフ回しにギャグセンスを感じる読切でした。アイデアは「スマホに手足が生える」というシンプルなものながら、スピード感あるストーリー展開、そして局面に応じて多彩に展開されるギャグと、最後まで楽しめる作品でした。やや、画面が混んでいる印象があったので、余白を恐れず、読者がストレスなく読み進められるコマ割り、吹き出しの分量や配置を意識してみてください。