月間ルーキー賞 2022年9月期 受賞作発表

月間ルーキー賞20229月期 受賞作発表 ブロンズ2作品受賞!ハラハラできる作品求む!

ランキング上位10作品から編集部の審査で選んだ月間ルーキー賞の発表です!
投稿者は受賞作品と編集部によるコメントを比較して作品作りに活かそう!
ルーキー賞について詳しくはこちら

ブロンズルーキー賞

「少年ジャンプ電子版」もしくは「少年ジャンプ+」連載枠に掲載 賞金¥100,000-

月間ルーキー賞ランキング1

魔王と玉座

偉大なる魔王のみが座ることを許された玉座。しかし新魔王エクレールが座った玉座はあまりにも座り心地が悪くて…!?

高橋アキラ

編集部コメント

物語の切り口の独自性や、それを活かした好感度の高い主人公像が素敵でした。ネーム力・画力の高さも魅力的です。ただ中盤以降「椅子」というモチーフの必然性がやや薄くなってしまうのが惜しく感じました。椅子職人の少女とのドラマなど、テーマに沿った展開・キャラの魅せ方がもう一つでもあれば、さらに満足度の高い物語になると思います。次回作も期待しております。

ブロンズルーキー賞

「少年ジャンプ電子版」もしくは「少年ジャンプ+」連載枠に掲載 賞金¥100,000-

月間ルーキー賞ランキング4

寿命をゆずる友だちの話。

他人に自分の寿命をゆずることのできる女友達の話です。

マトマ

編集部コメント

分かりやすいテーマでとても読みやすかったです。それぞれのキャラクターの性格も上手く描写ができており、読者からの好感度が高いキャラクターを作れていました。時々、絵の線に自信が無くなってしまう印象だったので今後はそういった部分を強化していけると、より作品の魅力が高まると思います。次回作も期待しております。

最終候補作

月間ルーキー賞ランキング2

編集部コメント

おじいさんと青年のキャラクター、そして組み合わせに新鮮さがあり、短い中でも綺麗にまとまった作品でした。2人が成長するドラマを上手く組み合わせており、読後感も非常に良かったです。ただアップのコマが多いので作中の空間が把握しづらく、読みづらさを感じさせてしまうページが複数見られました。フキダシの配置や寄り引きに気を配りながら、見やすい画面を目指してください。次回作も期待しております。

月間ルーキー賞ランキング3

編集部コメント

作品全体の雰囲気を丁寧に作れている作品でした。目を引くような絵があるところもよかったです。しかし、得意な絵と苦手な絵があるような印象だったので、今後は描けるものの幅を広げるために練習を重ねてみると良いと思います。また、次回は長めのページ数の作品にもチャレンジしてみると良いと思います。次回作も期待しております。

月間ルーキー賞ランキング5

編集部コメント

キャラクターのドラマをきちんと描き、表情や演出もしっかりと考えられていた作品でした。まだ、絵柄や構成に粗さがあるので、たくさん描いて基礎的な力を焦らずアップしていってください。期待しております、頑張ってください!

月間ルーキー賞ランキング6

編集部コメント

凶悪そうに見える科学者が実は優しいという、ギャップを活かして読者を楽しませるパターンを確立できていた作品でした。パターン化は非常に強力ですが、繰り返し過ぎると展開が予想され、飽きられてしまいやすくなることが弱点になります。読者の期待に応えることを意識しつつ、読者の予想を裏切ることにも挑戦してみて欲しいと思います。

月間ルーキー賞ランキング7

編集部コメント

暖かいエピソードであると同時に、読者がなかなか経験できないことを教えてくれる、知識欲を満たしてくれる作品でした。時代のディティールが非常に細かく描き込まれており、昭和の世界観が体感できる描き方も見事だと思います。

月間ルーキー賞ランキング8

編集部コメント

ヒロインの可愛さが光っていました。キャラクターを見せるための物語構成も丁寧で読みやすかったです。一方で主人公のキャラが見えづらく、二人のやりとりの面白さはまだ示せていない印象を受けました。二人の対比やキャラのギャップを意識しつつ、関係性の中でのキャラクター作りに挑戦してみてください。応援しています。

月間ルーキー賞ランキング10

編集部コメント

ホラー短編のある種の王道の形を丁寧に編み込んでいる作品でした。恐怖を演出する構図、カメラワークが秀逸でした。ただ、リアルなタッチで描こうと試みているので、画力の足りなさは気になりました。またラストシーンの読者自身にも恐怖を感じさせる企み、挑戦自体はとても良いのですが、伝えるためには、少し分かりやすい絵を用意する必要があったかと思います。次回作は画力の向上、分かりやすさに配慮して、執筆してみてください。期待しております。

編集部からの総評

ブロンズ2作品受賞!ハラハラできる作品求む! 今月は全体的にわかりやすい話が多かった反面、物語の起伏が小さい作品が多かった印象を受けました。その中で起伏が激しく、先が読めない展開だった2作品がブロンズ賞を受賞する結果となりました。楽しんで読んでもらうためにはキャラクターを幸せにすることはもちろん、時にはキャラクターに同情し、応援したくなるような不幸な目に遭わせることも有効です。読者をハラハラさせるような作品をお待ちしております!
※9位の作品は作者により削除されたため審査対象外です。