月間ルーキー賞 2019年2月期 受賞作発表

月間ルーキー賞20192月期 受賞作発表 ブロンズ賞2本 さらなる奮起を期待…!

ランキング上位10作品から編集部の審査で選んだ月間ルーキー賞の発表です!
投稿者は受賞作品と編集部によるコメントを比較して作品作りに活かそう!
ルーキー賞について詳しくはこちら

ブロンズルーキー賞

「少年ジャンプ電子版」もしくは「少年ジャンプ+」連載枠に掲載 賞金¥100,000-

月間ルーキー賞ランキング1

編集部コメント

冒頭は女の子の可愛さで読者を引っ張り、終盤では感動的なドラマで物語を締めるという素晴らしい構成の作品でした。魅力的な画風ではあるのですが、画力についてはもっと研鑽を積んで欲しいです。そうすることで少女の表情や悪魔のデザイン等、更なる作品のクオリティアップに繋がると思います。

ブロンズルーキー賞

「少年ジャンプ電子版」もしくは「少年ジャンプ+」連載枠に掲載 賞金¥100,000-

月間ルーキー賞ランキング4

PSI ある双子に関する実験と観察

不死者となり実験の日々を送る双子と、その担当研究員のSF物語。全2話。

岩葉

編集部コメント

自分の描きたいテーマがしっかりと定まっており、それを高い画力で描くことが出来ていました。2話構成になっていますが、合わせて40P程度でしっかりと物語をまとめられており、構成力も感じます。全体的に高いレベルにありますが、物語の企画部分はどこか既視感のあるものだったのが少し残念でした。今後は読者を想定した上で、その期待を上回るようなオリジナリティのある作品作りを心がけてみて下さい。次回作に期待しております。

最終候補作

月間ルーキー賞ランキング2

編集部コメント

読みやすいコメディでテンポも丁寧でした。ただ、前作の作品の方が面白さとギャグのレベルが高かったです。笑いのパターンが近いネタが続くのと、ギャグの手数が一定で、エスカレートが弱いことが原因だと思います。ネーム運びの読みやすさは武器なので、磨きつつ、キャラとシチュエーションの組み合わせから産まれる笑いの型を増やしていく工夫をしてみて下さい。

月間ルーキー賞ランキング3

編集部コメント

1位の作品と同様で非常に気持ちの良い読み味の作品でした。ただし、この作品に既視感を感じたのも事実です。シンプルな企画で読者を感動させることのできる作者さんなので、今後は自分にしか描けないオリジナリティ溢れる企画を追求してみてください。

月間ルーキー賞ランキング5

編集部コメント

企画やキャラに関しては特に真新しさはないのですが、疲れたOLの表情や感情、そして猫の飼い方の知識などとてもリアルなところが共感を生んでいて良かったです。また猫の可愛さもや絵柄の雰囲気もWEBっぽさがあり今時なところが高評価です。しかし、商品としてはやはり物足りなさがあります。次回はキャラや企画の乏しさを考慮した作品を期待します。

月間ルーキー賞ランキング6

編集部コメント

可愛らしい雰囲気が魅力的な作品ではあるのですが、1位、3位の作品と比べては内容が薄いように感じました。魔女のカフェが題材なのに、そのお店の魅力が描かれてないことが受賞から外れた大きな原因となっています。自身の企画の大事なポイントを理解して、しっかり読者に伝えることを心がけてみてください。

月間ルーキー賞ランキング7

編集部コメント

シマエナガとマシュマロ、白くてフワフワしている者同士のやり取りは大変可愛く、ホッコリした気分になりました。台詞がない中で2人の感情はしっかりと描かれていて、段々と絆が出来ていく様子も上手く描かれていたと思います。一方で、先が気になるという要素はないので、どうしても回を追うごとに飽きてしまう印象もありました。読者の興味を持続させる工夫も考えてもらえたらと思います。次回作を楽しみにしております。

月間ルーキー賞ランキング8

編集部コメント

ダンジョンの冒険者として主人公が可愛く描けていました。ただ、構成が非常にもったいなく、14ページではキャラクターたちのドラマが描き切れていない印象です。壮大な世界観や複雑な過去があるキャラクターを描く場合は読者がキャラクターに感情移入できる作りを意識してみてください。

月間ルーキー賞ランキング9

編集部コメント

読者を喜ばせようという意識が見える作りになってるのは良い点でした。ただもう少し企画の新規性が欲しいのと、この企画をやるならば女の子の魅力をより引き出せる画力が欲しいと思ってしまいました。

月間ルーキー賞ランキング10

編集部コメント

テンポよく話が進み、シーン毎に引き込まれる作りになっていたのが良かったです。ただ、企画やストーリー進行がメインの漫画なので、主人公のキャラクターがどうしても普通になってしまってます。読切型ではなく、連載の形が見える作品だとより良かったです。

編集部からの総評

ブロンズ賞2本 さらなる奮起を期待…! ブロンズ賞2作ながら、不調の月ではありました。丁寧に描かれている漫画は多いのですが、予想の範囲内に収まってしまっている作品が多く見受けられました。読者の予想はしっかり超えたシーンや感情を描いて欲しいです。描いた漫画のキャラやドラマが、読者にどのような「面白さ」を与えるのか、今一度考えて、企画・ネームを練り込んで下さい。皆様の次回作期待しております。