月間ルーキー賞2017年12月期 受賞作発表 編集部奨励賞出る!他ブロンズ賞4本!
ブロンズルーキー賞
「少年ジャンプ電子版」もしくは「少年ジャンプ+」連載枠に掲載 賞金¥100,000-
月間ルーキー賞ランキング7位
編集部コメント
兄と妹、漫画家とアシスタント、という関係性から2人のキャラクターをしっかりと描こうとしているのは好感が持てました。Hなギャグテイストの話から、少しシリアスな話まで、話の演出の仕方が上手かったです。
ただ絵柄の部分では課題も感じました。自分だけにしか描けないオリジナリティのある絵柄に挑戦して頂きたいです。
ブロンズルーキー賞
「少年ジャンプ電子版」もしくは「少年ジャンプ+」連載枠に掲載 賞金¥100,000-
月間ルーキー賞ランキング3位
編集部コメント
キャラクターだけではなく、背景、仕上げまで非常に丁寧で、素晴らしいと思いました。表情の描き分けなどキャラクターの演技も細かく、お話も気持ちいいラストで、楽しく読ませていただきました。
独特なコマ割が多く、演出面の有用性よりも、やや読みづらさを先に感じる部分も多かったのは課題だと思います。今後の成長に期待しております。
ブロンズルーキー賞
「少年ジャンプ電子版」もしくは「少年ジャンプ+」連載枠に掲載 賞金¥100,000-
月間ルーキー賞ランキング2位
編集部コメント
とても優しい作品で、楽しく読ませていただきました。このテーマを扱いながら、きちんとハッピーエンドに着地させることが出来たのは本当に素晴らしいことだと思います。また、時折はさまるギャグも、清涼剤として効果的で、上手さを感じました。
会話劇が中心なので、ここにより印象的な動きのある絵が作れれば、もっと楽しんでくれる人が増えるように思いました。次回作を楽しみにしております。
ブロンズルーキー賞
「少年ジャンプ電子版」もしくは「少年ジャンプ+」連載枠に掲載 賞金¥100,000-
月間ルーキー賞ランキング4位
編集部コメント
底抜けに明るい作風が印象的で、キャラクターも皆可愛くて圧倒的な好感度の高さがブロンズルーキー賞受賞に繋がったと思います。セリフで作るギャグは達者なので、今後は絵も含めたキャラクターギャグで笑わせていくことをより意識していってください。
このままの明るい作風で突き抜けて欲しいと思います。次回作に期待しております。
最終候補作
月間ルーキー賞ランキング5位
編集部コメント
キャラクターを面白く描こうとする意識が高く、テンポも良くて楽しんで読み進めることが出来ました。一方で、過去エピソードの伏線があまり印象に残らないのと、ピンチが唐突に訪れる展開は気になりました。
画力の向上とともに、ストーリー構成力が課題だと思います。次回作での成長を楽しみにしております。
月間ルーキー賞ランキング6位
編集部コメント
子供の視点を通して、お葬式の独特な空気感がよく描けていると思います。少年が手を引かれながら遺影を見上げたり、神妙な面持ちの大人たちを見て真似してみたり、細かい演出で物語に引き込まれました。
次回作は是非、商業的に“自分の作品を売る”ものとして考えて、自分の武器をどう活かすのかを意識してみてください。
月間ルーキー賞ランキング8位
編集部コメント
女の子の可愛さという強みが存分に発揮された作品だと思います。美少女の魔王がやってくるという企画アイデア自体は既視感のあるものですが、後半で描かれている天然の雫との掛け合いにはオリジナリティーを感じました。ストーリー構成の面で、もう少し前フリと見せ場でどういった山谷を作って行くのか意識が出来れば良いと思います。
月間ルーキー賞ランキング9位
編集部コメント
発想力、演出の面で他の作品よりも抜きん出ているものを感じました。ただ、セリフの多さから生まれる読みづらさは気になりました。思いついた面白いことを全て入れていこうとしているのかもしれません。この作品の中で見せたいテーマを絞って、必要のない要素はどんどん削っていってください。発想力・演出力は元々あるので、構成力が高まれば、より良い結果が待っていると思います。成長に期待しております。
月間ルーキー賞ランキング10位
編集部コメント
とても読みやすく、爽やかなエロで好感が持てました。しかし、タイトル通り展開が読めてしまい、読者にとっても驚きが少なかったと思います。肝心のサキュバスに関しても、どこか既視感のあるヒロインとなっていました。“表情”、“仕草”、“デザイン”、“シチュエーション”など、もっと可愛さやエロさが引き立つような、もたげさんにしか描けないキャラを追求してみてください。
編集部からの総評
編集部奨励賞出る!他ブロンズ賞4本!
併催されていた矢吹賞の影響もあり、「可愛い・柔らかい」漫画と「いい話」漫画が集まった最終候補10本。レベルは高く、5本のブロンズ賞、その中でも『そして彼女は今日も生きる』には編集部奨励賞を三か月ぶりに贈呈させていただきました。
完成度の高さや雰囲気の心地よさを評価させて戴いた作品が多かったのですが、あえて言えば、より個性があれば尚良かったです。「一回見たら忘れられない企画」「印象的なセリフ・シーン」など作家さんの「好み」で更に味付けされたものがあれば素晴らしかったです。
漫画や映画作品など皆さまの好きなエンタメ作品Aを同ジャンル別作品Bと比較してみるのも勉強になるかもしれません。「なぜAに惹かれて、Bに惹かれないのか」などを分析して、皆さんの「細かい好み・性癖」を客観的に把握してみるなども手段の一つです。
編集部コメント
まず最初に扉の美しさに目を奪われ、読み進めていくと、とても重いテーマに挑戦していることに気づき、興味を持って読み進めていくことが出来ました。また、コマ割とカメラワークが非常に上手いのも印象的でした。
一方で、「死ねない」という設定と、この作品における死生観の描き方には甘さも感じました。更なる成長と次回作を楽しみにしております。