月間ルーキー賞2017年6月期 受賞作発表 粒ぞろいの6月期は個性派作品3本がブロンズ賞に選出!
ブロンズルーキー賞
「少年ジャンプ電子版」もしくは「少年ジャンプ+」連載枠に掲載 賞金¥100,000-
月間ルーキー賞ランキング2位
編集部コメント
魅力的なキャラクターが炸裂した今作は、文句無しでのブロンズ賞贈呈です。キャラクターが大事というのは講評でも何度も上がっていますが、今作はそのキャラクターが見事なまでに立っていました。
漫画において一番大事な点、キャラクターが次にどんな行動に出るのか、どんな困難を乗り越えるのかなど、キャラクターに興味を持たせるという点が押さえられていたのが大変良かったです。
ブロンズルーキー賞
「少年ジャンプ電子版」もしくは「少年ジャンプ+」連載枠に掲載 賞金¥100,000-
月間ルーキー賞ランキング4位
編集部コメント
わがままお嬢様のツンデレな可愛さが際立った作品で、評価を集めました。
しかし、登場人物の感情や、意図が読み解きにくかった点が気になりました。漫画を読み慣れた人であれば雰囲気で補完して読めてしまうかもしれませんが、そうではない読者も多く読むことを想定して欲しいと思います。
最終候補作
月間ルーキー賞ランキング3位
編集部コメント
可愛らしいファンタジーな世界観が魅力的で、絵柄も味があると思います。ただし、ストーリーに関しては「赤ずきんちゃん」をちょっと改変しただけという印象でした。誰もが知っている“童話”や“昔話”をもとに漫画を作る場合は、読者の想像を遥かに超える強烈な個性やフックが必要です。そういった点を踏まえ、企画からしっかりと作り込んだ次回作をお待ちしております。
月間ルーキー賞ランキング5位
編集部コメント
エンディングも含めて作家の「いい意味で好みが出た」クオリティの高い作品。
ただ、前回のブロンズルーキー賞の講評同様「だからこその読者に向けての『商品』としての更なるレベルアップ」を期待します。
月間ルーキー賞ランキング6位
編集部コメント
ブロンス賞を獲得した4位作品と同じ作者によるショート作品。短いページ数の中でも、表情が上手に描けている点や、オチのあるラストを描けていて好印象でした。しかし、ページ数が少ないことでキャラに感情が乗せにくく、ラストのオチでは読者の心を動かすまでには至っていない点が課題とも言えるでしょう。ぜひ、次回は読み応えのあるストーリーを考えて投稿してみてください。
月間ルーキー賞ランキング7位
編集部コメント
4コマで姉と弟の会話を描くだけのシンプルな形だからこそ、作者の独特のセンスや空気感が浮き出て、そこが魅力的な作品でした。また舞台も入りやすく、スムーズに読み進めることができました。しかし、センスだけで勝負できるほどインパクトはなく、そうなるともっとキャラクターの魅力に磨きをかけてほしいと思います。ぜひ次回作以降、色んな主人公にチャレンジしてみてください。
月間ルーキー賞ランキング8位
編集部コメント
14歳になると性別が決定するという一つのフィクションで最後まで物語が構成されていて、全体としてまとまっており、かつ読者を驚かせようという姿勢も見えて、良かったと思います。一方でキャラクターや世界が掴めない前半に読みづらさを感じます。読者視点を純に固定し、純自身のこと、ひかる、野球部、性別を選ぶ世界などの一つ一つに対して、(1)彼が感じていることを、(2)どんな順番で見せるのがいいか、再考してみてください。単なる説明ではなく、物語の案内人となる主人公の感情を見せる意識を高めてください。
月間ルーキー賞ランキング9位
編集部コメント
今月は3つもの作品が最終候補に残り、そのレベルの高さがわかるきつねこさんでしたが、その中でも今作は、作品の押しポイントが弱い印象でした。野草の知識を楽しむ漫画というコンセプトは面白いと思いますが、そこで勝負するにはもう少しその知識の質と量が欲しいと感じました。またそういった「企画」がある漫画においても、大事なのはやはりキャラなので、そこは引き続き追い求めて欲しいと思います。
月間ルーキー賞ランキング10位
編集部コメント
漫画を描き慣れており、作品もよくまとまっている読みやすい作品でした。主人公の鐘木も明るく前向きだが欠点を抱えている…という親しみやすいキャラクターでした。ただし、サッカー漫画としての絵の見せ方には大きな課題が残ります。選手の身体の描き方、特にサッカーにおいてはシュートのシーンでの足の振り抜きやボールの軌道で爽快感を作ることが非常に大切ですが、本作品ではそこが抜けています。今後は描きやすい構図を描くだけでなく、「読者が気持ちよくなる絵」をどれだけ沢山入れられるか工夫してみて下さい。
編集部からの総評
粒ぞろいの6月期は個性派作品3本がブロンズ賞に選出!
今月は面白い作品が多く出揃い、ブロンズ賞が3本選出となりました!受賞した3作品とそれ以外の作品を分けたのは、一言で言えば「作品の売りがはっきりしているかどうか」。
一般的なファンタジーの勇者とスライムの関係性を逆手に取った『スライムと勇者』、強烈なキャラクターとテンポのいい掛け合いで笑いを取る『殺し屋の新人研修』、ツンデレお嬢様との楽しい掛け合いをキャッチーな絵柄でまとめた『辛口お嬢様』…それぞれに違った良さがありました。
受賞した方も、惜しくも今回受賞を逃した方も、今後もっともっと自分の武器が何かを意識し、それを磨き上げることで上のステップに進んでください!
編集部コメント
誰もがわかる設定を上手く活かした入りやすい内容でした。オチもしっかりとついており、月間ランキング1位も納得の作品で見事ブロンズ賞獲得となりました。
ルーキーの常連でもある作者ですが、今後の課題はやはり「キャラクター」で話を作ることに挑戦して欲しいです。今作も、「スライム」「勇者」という設定以上のキャラクターはあまり感じられませんでした。ぜひ連載を目指す上で重要な「キャラクター」というものをもう一度見つめ直してみてください。