月間ルーキー賞 2018年1月期 受賞作発表

月間ルーキー賞20181月期 受賞作発表 編集部奨励賞またも出る!更なる“上”を期待!!

ランキング上位10作品から編集部の審査で選んだ月間ルーキー賞の発表です!
投稿者は受賞作品と編集部によるコメントを比較して作品作りに活かそう!
ルーキー賞について詳しくはこちら

ブロンズルーキー賞

「少年ジャンプ電子版」もしくは「少年ジャンプ+」連載枠に掲載 賞金¥200,000-

月間ルーキー賞ランキング1

花とセンパイ

体格を気にしている女の子のラブコメです

さなぎむし

編集部コメント

絵もストーリーもキャラクターも、全てにおいて圧倒的な好感度の高さが光りました。またコンプレックスの感情が丁寧に描かれており、デフォルメが効いた絵柄とのギャップで興味を強く引かれました。一方で背景や効果など全体的に拙い部分も感じます。自分の武器はそのままに、レベルアップしていってください。次回作を楽しみにしております。

ブロンズルーキー賞

「少年ジャンプ電子版」もしくは「少年ジャンプ+」連載枠に掲載 賞金¥100,000-

月間ルーキー賞ランキング7

編集部コメント

読みやすいネームから急に読者を驚かせる展開に持っていくテクニックに巧みさを感じました。
どうしても好みが分かれてしまう題材ではありますが、読者にインパクトを与えよう、爪痕を残そうという姿勢も大変素晴らしかったです。

最終候補作

月間ルーキー賞ランキング2

編集部コメント

前回の作品より、特に絵の面で大幅に向上しているように感じました。その点がまず素晴らしかったと思います。お話もキャラクターの組み合わせが面白く、軽妙な掛け合いで楽しく読んでいけましたが、その分、悲しいラストに評価が分かれるように感じました。「死にたがり」というキャラをさらに生かしたラストに出来たら、もっと良かったと思います。更なる成長に期待しています。

月間ルーキー賞ランキング3

編集部コメント

「属性萌え」という一点突破でキャラを作れていたのは好印象でした。ただ、今回ブロンズ賞を獲得した作品などと比べると、それでも突き抜け方が足りなかったのかな、という印象です。また絵の成長がそのまま作品の成長につながると思いますので、原稿を描きまくってレベルアップを図りましょう。

月間ルーキー賞ランキング4

編集部コメント

風変りな見た目だが心優しい主人公マサトと、その周囲を彩るキャラクターたちの人間模様。絵柄はまだまだ未熟ですが、不思議な味のある作品でした。短いページながら、1話ごとの引きも意識できており続きが気になる作りになっていたと思います。今後は画力の向上に努めながら、長いページ数を読み続けられる作品に挑戦するとよいでしょう。

月間ルーキー賞ランキング5

編集部コメント

まだまだ荒削りではありますが、非常に雰囲気のある作画で読みやすかったです。主人公のカラスも色気のある素敵なキャラクターでした。ただ、古くは「鶴の恩返し」など、テーマやストーリーが既視感の強いものになっているのが残念です。次回は是非gacoさんにしか描けない世界観の作品にチャレンジしてみてください。

月間ルーキー賞ランキング6

編集部コメント

短いページの中でも演出やセリフのテンポなど、しっかりと見せ所は作れている点は良かったです。ただキャラの関係性やキャラの行動の動機付けなどがしっかりと見せられると、キャラの魅力をもっと引き出せたのではないかと思います。また話の展開も、あと一歩読者の予想を超える工夫が必要かと思います。反省点を活かし次は賞を狙えるような作品を期待します。

月間ルーキー賞ランキング8

編集部コメント

絵柄も、主要キャラ二人の人間関係も可愛らしい作品でした。特徴ある性格の隼人と宇佐美が徐々に心を通い合わせていく様子も心温まるものがあり、読後感も良かったです。課題は画力。商品としての漫画を作っていく上では、背景などもう少し描き込みが必要だと思います。また、人間関係の心地よさだけでは売りになりにくいので、作品の入口となるキャッチーなコンセプトがあるとよいでしょう。

月間ルーキー賞ランキング9

編集部コメント

主人公、ヒロイン共に好感度が高く、非常に爽やかな恋愛物語でした。しかし、まだまだ不必要な要素(特にキャラクター)が多かったように思えます。2人の恋や関係性をより深く、より魅力的に見せるために、どんな友達や家族、恋のライバルなどのキャラを配置すれば良いのか計算してみてください。

月間ルーキー賞ランキング10

編集部コメント

最後まで押し切った個性的なキャラクターが魅力的で、バリエーション豊かなボケはテンポも良く非常に楽しめました。また顎が尖った主人公の方が、実は視点キャラとなっており、女の子の方が実は変態でその関係性も読んでいてうまさを感じました。さらに賞を獲得するためには、画力の向上は必須ですし、引き続き好感度の高いキャラを見つけ出して行って欲しいです。

編集部からの総評

編集部奨励賞またも出る!更なる“上”を期待!! 「読者目線を意識して欲しい」「自分の武器を探して欲しい」と常々書かせて戴いていますが、その意味ではかつてないほどレベルの高い最終候補がそろった回でした。「読者に伝わりやすいように、自分の好みと武器を上手く加工して100%出し切る」意思を端々から感じる作品が多かったです。作家の姿勢として素晴らしいです。
でもだからこそ改めて伝えたいのは、最後は「その商品が実際どれだけ読者に刺さるか、売れるか」です。
実力を100%出し切ったとしても、読者に刺さらなかったらプロ作品としては意味がありません。なので、100%で加工するだけではなく、100%の殻を破ってより良い題材・キャラを探し、作品を生み出す意識も今後強く持っていただきたいです。
重ねて今回は素晴らしい最終候補でした。今後さらなる作品を期待してます。