ジャンプ+編集長による総評
絵の技術としては、非常にレベルが高かった。一方で、絵をどう見せたいのかという意識が希薄な作品が多かった。
スマホの画面で見られるということは当然、紙の誌面よりも絵が小さくなる。その中で、主人公をどう見せるのか、印象的なアクションをどう描くのか、今までとは違う考え方が必要になるはずだ。ラブコメ部門も同様で、ヒロイン、イケメンたちをどう描くとスマホ画面で映えるのか研究して欲しい。
受賞した大高稲氏の作品は、3つのシーンを描き分け、ヒロインの魅力を最大限に描いていた。志井マサキ氏、ささきのりひと氏はアクションの中で主人公のキメ顔・個性を印象的に描けていたのが決め手になった。