月間ルーキー賞2021年9月期 受賞作発表 期待の作家が大豊作!
ブロンズルーキー賞
「少年ジャンプ電子版」もしくは「少年ジャンプ+」連載枠に掲載 賞金¥100,000-
月間ルーキー賞ランキング6位
編集部コメント
セリフや説明に頼らず表情や構図で悟らせる、コマ1つ1つの見せ方がとても上手でした。親との確執という難しいテーマで、最後の母親との決別は賛否を呼びそうですが、作家さん自身が思う前向きなラストをきっちり描き切ったという印象を受けます。これから多くの作品を描いて、大きく成長していってください。期待しております。
ブロンズルーキー賞
「少年ジャンプ電子版」もしくは「少年ジャンプ+」連載枠に掲載 賞金¥100,000-
月間ルーキー賞ランキング10位
編集部コメント
「オトドケモノ」という一つの不思議ルールで、徹底的にエピソードを作ることが出来ていました。最後はどうなるのかハラハラしながら読み、そこから意外性のあるオチに辿り着き、面白かったです。一方で、冒頭からセリフが多いのは気になりました。前半はあまり情報量詰めすぎずに極力読み手のストレスを減らすように意識してみてください。次回作を楽しみにしています。
編集部期待賞
賞金¥50,000-
編集部コメント
この作品は最終候補の10位以内に含まれない作品でしたが、複数の編集者の強い期待を集めたので「編集部期待賞」を贈呈します。ルーキー賞の仕組みはこちらを参照ください。ホラーにありがちな生きてる人の方が怖いというだけオチではなく、幽霊をヒーローにすることで後味良くまとめられていて好感が高かったです。まだまだ絵の密度や荒さはありますが、魅力的に描こうという意識が感じられますのでぜひ頑張ってください。応援しております。
編集部期待賞
賞金¥50,000-
編集部コメント
この作品は最終候補の10位以内に含まれない作品でしたが、複数の編集者の強い期待を集めたので「編集部期待賞」を贈呈します。ルーキー賞の仕組みはこちらを参照ください。独自の世界観でありながら、その設定の説明は最小限にしっかりとキャラクターのドラマを描くことが出来ています。絵の構図などにも工夫があり、ページとしてしっかりと目に留まるシーンも作れていました。次回作に期待しております。
編集部期待賞
賞金¥50,000-
編集部コメント
この作品は最終候補の10位以内に含まれない作品でしたが、複数の編集者の強い期待を集めたので「編集部期待賞」を贈呈します。ルーキー賞の仕組みはこちらを参照ください。絵で作品の世界観を丁寧に表現できていました。印象的な絵もあったので、終盤で説明が多くなり絵の魅力を見せきれなかったことが少し残念でした。全体的にややキャラクターの表情や仕草がぎこちなかった印象だったので、画力に力を入れて作品の魅力を高めてほしいです。また、台詞が多めのコマがあったので今後は台詞の取捨選択をしていくと読みやすい作品が作れると思います。次回作も期待しております。
編集部期待賞
賞金¥50,000-
編集部コメント
この作品は最終候補の10位以内に含まれない作品でしたが、複数の編集者の強い期待を集めたので「編集部期待賞」を贈呈します。ルーキー賞の仕組みはこちらを参照ください。演出が作品とぴったりあっていて、高い演出力を感じました。導入部分から少し重いシーンなので、中盤〜終盤にかけて読者のテンションが一気に高まるようなシーンが欲しかったです。ストーリーにアクセントをつけるだけでグッと読みやすくなると思います。世界観はしっかり伝わってきたのですが、キャラクターのことが分からないままストーリーが進んでいってしまった印象があったので、今後はそういった部分も意識していけると良いと思います。次回作も期待しております。
最終候補作
月間ルーキー賞ランキング1位
編集部コメント
世界観の説明が上手で自然と情報が入ってくる描写ができていました。ラストシーンの絵も静かな迫力があって引き込まれました。主人公の設定が作品の中でやや浮いていた印象があったので、この作品をより分かりやすく魅力的に見せられる主人公にできれば良かったと思います。また、少し表情や仕草が硬かったので柔らかい表現を研究してより作品に深みを生んで欲しいです。次作も期待しております。
月間ルーキー賞ランキング2位
編集部コメント
擬人化させていないのに、家電の表情が見えるような気がする描写が印象的でした。最後のまとめ方も丁寧で、読後に爽快感がありました。終盤、家電が大暴れするシーンで引きのコマが少なかったので、今どういった状態なのかが読者に伝わりにくい場面がありました。1ページの中でできるだけバランスの良いコマ構成をするように心がけていただくと、読みやすい作品になると思います。とても心温まるお話でした。次作も期待しております。
月間ルーキー賞ランキング4位
編集部コメント
幼馴染の関係性がとても可愛く、前フリからオチまで綺麗に構成されていました。一方でページ数に対してキャラ数とセリフ量がやや多く、詰めすぎで読みづらくなっている印象もありました。何を描き何を削るか、要素の取捨選択が今後の課題のように思います。また可愛いさを武器とするショート作品は、群雄割拠で差別化が難しいです。どうすればより可愛くなるか、他の同系統作品よりも目立てるか、更なる魅力の探究を続けていって欲しいと思います。次回作を楽しみにしております。
月間ルーキー賞ランキング5位
編集部コメント
今っぽいテーマで、アイドルを目前にした主人公の挙動も面白く、ゆっくりと進んでいく関係性が美味しい作品だと感じました。特に主人公やえっちゃんが興奮気味に話しているシーンなど、会話メイン、かつ絵があまり入らず文字数が多くなってしまうページがあり、ちょっとテンションにおいていかれる感覚があったので、内輪っぽくなりすぎず、読者の笑いを取れる温度感を探ってみましょう。
月間ルーキー賞ランキング7位
編集部コメント
独特の雰囲気と気だるい感じさえも面白さに変える味のあるキャラクターで、二人だけの会話劇という難しい設定で面白さを成立させてしまうその手腕はすごいと思います。ずっとこの二人の会話を読みたいと思うと同時に、広がりの限界も感じました。今後の目標としては今の魅力的なキャラクターを活かしつつ、連載にも繋がるような企画を模索していって欲しいと思います。
月間ルーキー賞ランキング8位
編集部コメント
違和感を積み重ねてじわじわと怖さを煽る構成が上手く、しっかりとオチも付けられていて良かったです。ただ、主人公も実は植えられていた…という最後のオチが容易に読めてしまうため、ラストにもうひと驚き欲しいところでした。読者の予想を良い意味で超えられるようなアイデアを練ってみてください。
月間ルーキー賞ランキング9位
編集部コメント
設定で読者をしっかり楽しませることができている作品でした。キャラクターの自然な仕草や表情が作品の魅力をさらに高めていたと思います。メインキャラクターの性格が悪く見えてしまう可能性があるので、もう少しストーリーを長くしてそういった部分をカバーできるとより読者が楽しみやすい作品になると思います。また、モノローグが多い作品だからこそ絵でどう見せるかを研究してもらいたいです。次回作も期待しております。
編集部からの総評
期待の作家が大豊作! 今期の受賞作品は、多様な作品で幅広く評価されたブロンズ賞3本に加え、編集部期待賞も過去最多の4本選出と、将来を期待する作家さんたちが多く見られる回でした。ジャンプルーキーでは何か一つでも強く惹かれるもの、強い作家性を感じる方など、魅力的な作品を描いていただければ多くの方を評価する仕組みになっております。受賞された 方々は今後の更なる飛躍を期待すると同時に、受賞に届かなかった方々はご自身に足りないもの、そしてご自身の武器をしっかりと分析して、より良い作品の投稿をお待ちしています!
編集部コメント
ラジオをめぐって時空が交差する、不思議で心温まるお話。未来の自分が過去の自分を救う、鮮やかな構成が見事でした。丁寧なネーム運びも好印象です。まだ絵とコマ割りが硬い印象なので、これから作品を描きながら力を伸ばしていってください。期待しております。