月間ルーキー賞2020年8月期 受賞作発表 光るストーリーでシルバー賞!ブロンズ・期待賞含め4作品受賞!
ブロンズルーキー賞
「少年ジャンプ電子版」もしくは「少年ジャンプ+」連載枠に掲載 賞金¥100,000-
月間ルーキー賞ランキング5位
編集部コメント
ギャンブル漫画という難しい題材ですが、ギャンブル自体を盛り上げるよりもキャラクターや博の世界を盛り上げるコマ割り・構成に割り切っている所に他の新人さんにはない力量を感じました。表情も強い絵が描けているので、良い意味で「雰囲気だけで面白そう」な作品に仕上がっており、評価が高かったです。
編集部期待賞
賞金¥50,000-
編集部コメント
この作品は最終候補の10位以内に含まれない作品でしたが、複数の編集者の強い期待を集めたので「編集部期待賞」を贈呈します。ルーキー賞の仕組みはこちらを参照ください。ラストシーンの演出が美しく、10Pとは思えない濃密さを感じる作品でした。しかし、少し設定を詰め込みすぎて、主人公とセイラの関係性の描写が駆け足なように感じます。設定にとらわれず、キャラクターの関係性で魅せる話作りを意識してみてください。期待しております。
編集部期待賞
賞金¥50,000-
編集部コメント
この作品は最終候補の10位以内に含まれない作品でしたが、複数の編集者の強い期待を集めたので「編集部期待賞」を贈呈します。ルーキー賞の仕組みはこちらを参照ください。ルーキーとは思えない引き込まれる画面で評価を集めました。話のラストもひねりが効いていて良かったです。次は会話(モノローグ)劇にとどまらず動きや場面転換のある長尺の読切を期待します。
最終候補作
月間ルーキー賞ランキング2位
編集部コメント
魅力あるキャラクターが描けており、設定もよくあるものの作者独自の視点があって良かったです。演出も読者の目を楽しませようと努力していたと思います。ですが、作画と構成(設定)の甘さが見えてしまってもったいないので、一つずつ丁寧に描くことを意識するとさらに一歩上のステップに上がれると思います。次回作も楽しみにしています。頑張ってください。
月間ルーキー賞ランキング3位
編集部コメント
桃太郎が鬼との未来を考えるというテーマが面白く、どのキャラクターも生き生きと描かれていてテンポ良く読むことができました。しかし、バトル要素とラブコメ要素が混在しており、作品の軸が定まっていない印象を受けます。一番見せたい要素は何なのか考え、盛り上がりを作ることを意識してみてほしいです。
月間ルーキー賞ランキング4位
編集部コメント
狼女の主人公が噛みついた時の表情がなんとも可愛らしく、楽しく読むことができました。しかし、展開が「主人公が狼女として苦悩→男の子に噛みつくことで解決」というワンパターンになってしまっているように感じます。メリハリのあるストーリーで読者を驚かせられるよう頑張ってください。次回作もお待ちしております。
月間ルーキー賞ランキング6位
編集部コメント
画力が高く、かつ見やすい絵が描けていると感じました。ゾンビと吸血鬼という分かりやすいモチーフを使い、テンポの良いコメディが展開できていると感じます。ただページの短さと、展開の乏しさ故か、薄味な印象は否めません。しっかりストーリーのある作品も、是非拝見したいです。
月間ルーキー賞ランキング7位
編集部コメント
ロリコンだが熱い主人公、タイトルからは想像できない重厚なストーリー、とギャップが非常に魅力的な作品でした。特殊班突入→こずえが告白、の流れは主人公の熱さが見える迫力のあるシーンでしたが、それだけに強引さが目立ってしまったように思います。また少女を性的な目で見る主人公は読者の好き嫌いがかなり分かれると感じたので、それを補えるような魅力が、特に序盤に感じられるとより良いのではないでしょうか。
月間ルーキー賞ランキング9位
編集部コメント
確かな画力と画面構成で見やすさとクオリティ満点の画面でした。キャラクターと企画も十分おいしいものです。ただ、山内さん独自の味やノリなどをもう少し追及して戴きたいです。読者と共有できるオリジナリティが見つけられれば、更に素晴らしいです。
月間ルーキー賞ランキング10位
編集部コメント
1ページ目のインパクトが強く、思わずページをめくらせられる構成になっていたと思います。ただ、セリフが長く、そのせいでテンポ感が悪くなってしまっていたのがもったいなかったです。コメディ漫画では特にキャラの掛け合いがスムーズに感じられるよう、コマ内の文字数などに気を配ってみてください。次回作に期待しております。
編集部からの総評
光るストーリーでシルバー賞!ブロンズ・期待賞含め4作品受賞! 今回は独自の世界観を作り込んだ作品、そして少ないページ数でキャラ・シチュエーションの可愛さを伝えようとするショート作品で二極化した印象を受けました。そんな中受賞作に共通して言えるのは、心に残る読後感だったということ。世界観やキャラの魅力ももちろん大切ですが、ストーリーの盛り上がりやキャラの見せ場を意識し、読み手の心に残るような作品をお待ちしております。
編集部コメント
シンプルな物語だからこそ、丁寧なキャラクターの心情描写と表情が印象的な作品に仕上がっていたと思います。良くあるネタでも切り口や見せ方を変えれば、刺さる作品へと昇華されるというのが伝わってきました。まだ画力やオリジナリティに関しては発展途上ですが、作品をたくさん描いて経験値を積んでいけば、さらに素晴らしいものができると思います。頑張ってください、期待してます。