月間ルーキー賞2017年9月期 受賞作発表 異例の受賞者5人!さらに編集部特別賞まで飛び出す!!
ブロンズルーキー賞
「少年ジャンプ電子版」もしくは「少年ジャンプ+」連載枠に掲載 賞金¥100,000-
月間ルーキー賞ランキング3位
編集部コメント
非常に爽やかな読み味に好感が持てました。これまでの投稿作に比べて、主人公の性格や置かれている状況が丁寧に描かれていて読みやすかったです。
今作での欠点を挙げるとすれば<何を一番読者に伝えたいのか>がわかりにくかったところです。「主人公の成長」を見せるのか、「先生との関係性」で読者を感動させるのか。次回はさらに狙いを絞ったテーマの作品を期待しています。
ブロンズルーキー賞
「少年ジャンプ電子版」もしくは「少年ジャンプ+」連載枠に掲載 賞金¥100,000-
月間ルーキー賞ランキング2位
編集部コメント
ソーシャルゲームをモデルとした設定は非常に入りやすく、魔王の性格含め親近感の持てる内容でした。バニー怪人も可愛く描けており、とてもツボをおさえた作家さんだと感じました。2話目以降を読んでも、ストーリーの回し方などこなれた技術を持っている方でもあります。強いて言うならば、カメラの寄り引きを意識し、背景のクオリティを上げて見やすい画面を作れるようになるとプロへの道が開けるでしょう。
ブロンズルーキー賞
「少年ジャンプ電子版」もしくは「少年ジャンプ+」連載枠に掲載 賞金¥100,000-
月間ルーキー賞ランキング6位
編集部コメント
低年齢の子供ならまだしも…と思ってしまうような「ウンコ」というキーワードを、会話の中で巧く何度も使うことで笑いを生み出せるセンス。
そして、実はかわいい女の子であるというストーリー展開・構成が秀逸でした。
次回作では、より魅力あるキャラクターを生み出せるよう期待したいです。
ブロンズルーキー賞
「少年ジャンプ電子版」もしくは「少年ジャンプ+」連載枠に掲載 賞金¥100,000-
月間ルーキー賞ランキング10位
編集部コメント
画力は未熟ですが、青山さんも佐倉くんもキャラクター設定に大きな可能性を感じました。セリフ選びも独特のセンスがあり、ハマるとずっと読んでいたくなる妙な魅力がある作品です。作者さん自身が好きなものノリノリで描いてらっしゃるように感じ、そうしたエネルギーは確実に読者に伝わると思います。プロとして活躍するためには、とにかく画力の向上が課題なので、自分が憧れる絵柄の作家さんの絵(それもなるべく沢山の人数)を模写して、商品として通用する絵の力をつければすぐにファンがつくことでしょう。
最終候補作
月間ルーキー賞ランキング4位
編集部コメント
短いページながらもキャラの魅力が伝わってきたのは良かったと思います。
表情もしっかりと描けていました。
ただ、この話では1アイデアだけしか見ることが出来なかったので、もっと長い話で実力を見せて欲しいです。
月間ルーキー賞ランキング5位
編集部コメント
8本のラブストーリーを綴ったオムニバス形式で、作者の独特のセンスが光る作品でした。ただし、セリフを入れず世界観だけで見せていくには、もっと「演出力」が必要に感じます。どうすれば読者が物語に共感したり、憧れたり、感動できるのかを意識してみてください。独自のセンスがもっと多くの読者に伝えられるような次回作をお待ちしております。
月間ルーキー賞ランキング7位
編集部コメント
企画もありますし、テンポよく読める良い作品です。
ただ、この系統の漫画ですと「女の子を可愛くみせる画力」「よりコメディが笑える様な構成力・更なるテンポの力」を要求したくなってしまいます。
その意味での地力不足を強く感じる作品でもありました。
月間ルーキー賞ランキング8位
編集部コメント
今回も企画先行のストーリーでキャラクターが不在の漫画になっており残念です。
ルーキーの常連である真徒氏ではありますが、何度も最終候補に残り、企画発想力やメッセージ性のある漫画が描ける、実力ある作家さんだからこそ、キャラクターで読者を魅了する連載に耐えうる漫画や商品性のある漫画を目指して欲しいと思います。
月間ルーキー賞ランキング9位
編集部コメント
画力が高く、キャラの感情を描けていたのは魅力的でした。
しかし、企画のわかりやすさや、キャラの共感性が少なく、読者の納得感がないまま物語が進行してしまっている印象がありました。細かな設定にこだわるのではなく、自分の一番伝えたいこと、見せたいものを意識して、次回作を描いてみて下さい。
編集部からの総評
異例の受賞者5人!さらに編集部特別賞まで飛び出す!!
前月同様に9月期も非常にレベルの高い作品が集まり、5作品がブロンズ賞に選出されました。巧みな演出力が評価された『心の底から』に関しては、今後の作品に大きな期待を感じ「編集部奨励賞」を新設して、ブロンズ賞と共に受賞とさせていただきます。
自身の武器を活かした様々なジャンルの作品が多かった今月ですが、商業誌として一般読者に刺さるレベルにはあと一歩足りないと感じたのも事実です。『この続きはどうなるのか!? 何度も何度も読みたい!お金を出してでも読みたい!』と読者を虜に出来る作品を目指して、自分にしかない武器を磨き続けてください。
編集部コメント
一つのテーマで丁寧に心情の変化を追えていて、とても面白かったです。特に最後のコマの演出が秀逸でした。
まだ全体的には粗削りで、完成度の面からシルバー受賞には届きませんでしたが、今回からブロンズの中でも特に期待する作品には+奨励賞を新設し受賞となりました。次回作を楽しみにしています。