月間ルーキー賞2017年8月期 受賞作発表 圧巻の表現力!大きな話題を呼んだ「ロッキンオン!!!」にシルバー賞!
ブロンズルーキー賞
「少年ジャンプ電子版」もしくは「少年ジャンプ+」連載枠に掲載 賞金¥100,000-
月間ルーキー賞ランキング2位
編集部コメント
画力はもの凄く上手というわけではありませんが、雰囲気のある絵柄、またそれにあったキャラやストーリーが展開されており、とても入りやすかったです。物語もモンスターである主人公の感情の変化が、子供を通して暖かく描かれており良かったです。
編集部員満場一致のブロンズ賞獲得でしたが、さらに上のシルバー賞を目指す為にも、画力の向上、商業作品として読者を満足させられる漫画としての質などさらなる高みを目指して欲しいと思います。
ブロンズルーキー賞
「少年ジャンプ電子版」もしくは「少年ジャンプ+」連載枠に掲載 賞金¥100,000-
月間ルーキー賞ランキング4位
編集部コメント
言葉のセンスやコメディ的なテンポ、絵的なアイディアの上手さなどでキャラクターが非常に魅力的に演出されており、シンプルな漫画ながら面白く読めました。
企画・キャラクターコンセプトもはっきりしており、この段階で十分商品としてみれる1作でした。あとはどれだけ実際に読者に受け入れられるか=プロの商品としての勝負として、長所を伸ばし、短所を改善して行きましょう。
プロの作品に満点はないです。百点、千点、1万点を目指して研鑽して欲しいです。
最終候補作
月間ルーキー賞ランキング3位
編集部コメント
12ページと短い作品ながら、描きたいテーマが伝わってくる内容でした。ただ、キャラのデザインには既存の作品の影響を強く感じます。キャラの見た目は、作品を形作る重要な魅力の一つ。物語、世界観、キャラの性格を生かすためには、どんな外見にする必要があるのか、自分だけにしか描けないキャラ作りを心がけてみて下さい。
月間ルーキー賞ランキング5位
編集部コメント
セリフのテンポ、キャラの表情から生み出される独特な雰囲気には光る物があります。ただ、自分の頭に浮かんだものをそのまま漫画にしてしまっている印象も。自分の持ち味を生かせるテーマを見つけて、読者を意識した次回作を期待しています。
月間ルーキー賞ランキング6位
編集部コメント
スマホで読みやすいシンプルなコマ割りとテンポの良いギャグに好感が持てました。短いページ数で上手くまとまっていると思います。ただし、作品のパンチ力に少し物足りなさを感じます。登場人物の<デザインや表情>、<ツッコミやリアクション>等、どうすればもっとキャラクターが活きるかを意識してみてください。
月間ルーキー賞ランキング7位
編集部コメント
<この作品は他商業誌に発表済みの作品であるために、公開規約に則り最終候補ではありますがルーキー賞の受賞対象外とさせていただきました。>
縦読み&フルカラーという、スマートフォンで読むことに特化した現代的作品でした。色彩も豊かで、ファンタジーの壮大な世界観を感じさせられました。キャラクターの正面顔と目の書き込みにこだわれば、より読者の感情を強く揺さぶることができるでしょう。今回はルーキー賞規定により授賞対象外となりますが、是非今後もこうした新しいマンガ表現に挑戦&投稿して頂きたいです!
月間ルーキー賞ランキング8位
編集部コメント
語り部と旅人の会話の掛け合いの面白さや、ついつい先が気になる会話の内容がよかったです。しかし、最後のオチのインパクトや、読者との距離が遠いままストーリーが進むところに課題を感じました。また、画力についても、もう一歩向上できるとよいと思います。
月間ルーキー賞ランキング9位
編集部コメント
可愛らしい絵柄と、マスコット的なキャラクターが魅力的な作品。ウェブ漫画っぽく、緩い空気の中、縦読みでサクサク読めるところは非常に良かったです。ただその緩さが長所でもあるのですが、それと同時に味気のない作品になってしまっている印象です。よりキャラクターの個性を高めて読者を魅了するぐらいに昇華して欲しいと思います。
月間ルーキー賞ランキング10位
編集部コメント
とても丁寧で、全体的にレベルの高さを感じました。また、何を見せたいかがハッキリとしているので、読んでいてストレスがありませんでした。主人公に対して、瀬戸内さんのキャラクターがやや弱く感じるので、もう少し前半から個性が見えると、もっと良くなると思います。オチまで描かれてはいないので、受賞にはいたりませんでしたが、後半を楽しみにしています。
編集部からの総評
圧巻の表現力!大きな話題を呼んだ「ロッキンオン!!!」にシルバー賞!
8月は全体的にレベルが高く、どの候補作を賞に選出するか編集部でも議論に。その中でもキャラクター、演出力が特に評価された「ロッキンオン!!!」がシルバー賞に輝きました。
漫画作りでよく言われる「キャラを立たせる」ですが、シルバー賞、ブロンズ賞を獲得した3作品はここに工夫がありました。キャラの魅力となるギャップを作る、背景を掘り下げリアリティも持たせるなど、キャラを生かすための方法は無限大。自分だけにしか描けないキャラを描ければ、大きな武器となります。読者に「もう一度会いたい」と思わせるようなキャラ作りを目指して頑張って下さい。
まだ見ぬ力作に出会えることを、編集部一同楽しみにしています!
編集部コメント
描き手の熱が読者にビリビリと伝わってくる、その勢いが素晴らしかったです。
音楽を漫画という手法で表現するには難しさもありますが、圧倒的な演出力で軽々とそのハードルをクリアしています。
文句なしのシルバールーキー賞とさせていただきました!