月間ルーキー賞 2017年4月期 受賞作発表

月間ルーキー賞20174月期 受賞作発表 自分の武器を見せてくれ!!

ランキング上位10作品から編集部の審査で選んだ月間ルーキー賞の発表です!
投稿者は受賞作品と編集部によるコメントを比較して作品作りに活かそう!
ルーキー賞について詳しくはこちら

ブロンズルーキー賞

「少年ジャンプ電子版」もしくは「少年ジャンプ+」連載枠に掲載 賞金¥100,000-

月間ルーキー賞ランキング3

ラフ&ピース

"お笑い"が最大の娯楽となった国で年一回開かれる賞レース"W-キング"。その大会での優勝を目指す漫才コンビの友情を描いた物語

ryoNO8

編集部コメント

お笑い芸人の世界を見事な演出力で描いた今作は、審査した編集部員の満場一致でブロンズ賞獲得が決まりました。ストーリーラインの上手さと演出の巧みさで読ませる力は、高レベルにあると思います。矢吹健太朗漫画賞、松井優征漫画賞、そして今回のブロンズ賞獲得と、文句無しの力量だと思うので、次回作は、ぜひキャラクターの魅力で引っ張る連載を目指した作品を期待します!

ブロンズルーキー賞

「少年ジャンプ電子版」もしくは「少年ジャンプ+」連載枠に掲載 賞金¥100,000-

月間ルーキー賞ランキング7

恋中さんの問題

おっぱいのカップ数を当てるお話です。

泰斗

編集部コメント

非常に読みやすく読後感も良かった点、そして既存作品の影響は感じますが、その中でもギャルやエロに特化した狙いの面白さなどが評価され、ブロンズ賞獲得となりました。
欲を言えばギャルという設定をもっと活かしたキャラ回しをすると、既視感も拭えオリジナリティが出るのかと思いました。次回作はぜひ、キャラ・設定・ストーリーなどオリジナリティ溢れる漫画をお待ちしています。

最終候補作

月間ルーキー賞ランキング1

編集部コメント

絵本のようなストーリーと演出で楽しめましたが、商業誌として考えると我々は魅力を感じませんでした。今作を含め、過去11作とも独特な世界観で読ませていく作家さんだと思いますが、もう一歩読者の目線を考えた作品づくりを心がけて欲しいです。

月間ルーキー賞ランキング2

編集部コメント

「家族愛」をテーマにした吸血鬼物で、読切としてとても良くまとまっています。ただ、物語を展開させることに終始しており、主人公やヒロインの魅力を伝える描写が足りていない印象です。読者は、興味のある人物の物語だからこそ、その展開を追い、共感してくれるものだと思います。次回作では、魅力あるキャラを作ることを念頭に取り組んでください。また、画力も手堅くはありますが印象に残りにくい絵なので…。研鑽を続けてほしいです。

月間ルーキー賞ランキング4

編集部コメント

読者を驚かせようとする、ひとひねりある構成がよかったです。
しかし、その他の点について印象に残りにくいことが気になりました。次回作では、その驚きを、続きを読みたくなったり、キャラクターの魅力につながるよう生かしてみてください。

月間ルーキー賞ランキング5

編集部コメント

自身に起こった不思議な体験を描いた短い作品でしたが、独特な読み味で引き込まれました。今作は本人としても賞を狙った作品ではないと思いますが、企画をしっかりと練った体験(ルポ)漫画であれば受賞の可能性も見えてくるはずです。

月間ルーキー賞ランキング6

編集部コメント

羊を擬人化した会社員が会社の同僚とジンギスカンを食べる…という一風変わった状況設定を淡々と描写していくシュールコメディ。
キャラ描写やちょっとしたディティールに味わいがあり面白く読めました。ただ、最初の着想の延長で最後までいってしまうので、後半にもう少しひねりを加えて欲しかったところです。画力の向上にも励んでください。

月間ルーキー賞ランキング8

編集部コメント

可愛い女の子の表情、キャラ主体でのストーリーラインなどが好印象でした。設定としては、たわいもない学生カップルの帰り道、と状況はいたって普通の中で、潔癖すぎる男の子というシンプルなキャラで最後まで読ませるあたりは会話のテンポの上手さもあるのかなと思います。
しかし、受賞を目指すには全体的にまだまだ弱いです。キャラ、展開、設定など次回は編集部を唸らせる作品をお待ちしています。

月間ルーキー賞ランキング9

編集部コメント

キャラクターの持ってる企画は期待できたのですが、実際にはそれをうまく生かせていない印象です。
会話劇より出来事としてもっと面白い展開でキャラクターを読者に打ち込んだ上で二人の背景に迫るなど、面白い漫画にする仕掛けがもう少し欲しかったです。

月間ルーキー賞ランキング10

編集部コメント

画力の高さと、シンプルな企画が光る作品でした。しかし、「その設定自体を圧倒的な画力で楽しむ」という切り口なので、それだと多くの読者の支持をえることが難しいと思われます。
企画を狙うのはよいことですが、次回作では、正攻法でキャラクターの魅力を描き出すような作品も読んでみたいと思います。

編集部からの総評

自分の武器を見せてくれ!! 今月も多くの投稿ありがとうございました!!
前回に続きブロンズ賞が2本出た今月ですが、毛色の違った様々な作品がランクインして、選考会も盛り上がりをみせました。各作品とも作家それぞれの良さが出ていたとは思うのですが、やはり連載を考えた時に、作品の肝といえるキャラやそのキャラを魅力的に感じてもらうストーリーに商品性として物足りなさを感じました。
とはいえ新人作家に対して、それを絶対として要求するのはハードルが高いかと思います。そこで皆さんに意識して欲しいのは、他の漫画には無い、他の作家には真似できない、そんな自分の武器を全面に押し出した作品を意識して、そして投稿して欲しいと思います。
ジャンプ+はそんな才能の片鱗を感じた作家には、もれなくお声掛けさせていただいています。その上で、足りない部分のアドバイス、更にサポートをしてより良い作品を一緒に作っていきたいと思います。
今一度、自分の武器は何かを見つめ直し、自分らしい作品をお待ちしています!!!