審査委員長・矢吹先生が選んだ「第2回 矢吹健太朗 漫画賞」の結果発表です! 大賞が1本、準大賞が1本、奨励賞が1本出ました。
「第2回 矢吹健太朗 漫画賞」について詳しくはこちら。
矢吹先生コメント
エンタメ感のある作品を作ろうとする姿勢が良い。
ところどころ入るギャグが面白いのでもう少し増やしてもいいかもしれない。
シリアスとギャグの落差をもう少し絵で伝えられるようになるとさらに魅力が増すかと。
矢吹先生コメント
少年漫画チックな設定とストーリーなのだが、どうも場面とキャラが多く、主人公の魅力をひきだすのを邪魔している印象。コマわりも単調なので、もうすこしメリハリをつけると見やすくなると思う。
矢吹先生コメント
キャラのかけあいは良いのだが何が見せたい漫画なのかわかりにくい。天然の女の子のかわいさを見せたいのかと思っていたらメタネタがでてきたので混乱してしまった。
絵は可愛いので今後に期待。
読者を意識して工夫しようという作品が今回は多かったように思います。
しかし作品の読後感を左右するクライマックス・ラストの盛り上がりが弱く「惜しい!」と思う部分もありました。前半を読んだ読者が期待する後半の展開はなにか、それを大きく上回る魅力的なシーンや結末を作れているか、ネームが出来たときに意識して見直した方が良いと思います。前半で大切なのは『ハードル作り』後半は『それを大きく超える』ことが「おもしろい漫画を読んだ」という感想につながるのではないかと。わかっていても簡単にできる事ではありませんが、頭に置いておくべき事だと思います。
矢吹先生コメント
画力も演出もネームも安定していて安心して読めた。
ギャグ絵とシリアスの使いわけが上手い。
ストーリー自体はハデな事は起きないので絵的にクライマックスっぽいシーンが入るとさらに良かったかも。