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その顔に夢を
主人公が課題を抱えつつも最後まで頑張れるキャラクターで、好感度が高かったです。目を奪われる構図が多く、演出力の高さも感じました。「ヒーロー」や「魔王」の作品世界での立ち位置が少し分かりにくく、世界観に入りづらいように感じました。また、主人公独自の「ヒーローとは何か」もストーリーを通してもっと見てみたかったです。次回作も期待しております。
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デスゲーム・リ・バース
デスゲームの支配者側がゲームに翻弄されるというギャグめいた話から青年の苦悩へと展開し、最後のシーンにつながる流れ、騒がしくとも見事でした。丁寧に書き込まれた線や表情の多彩さも目を引きます。ただ全体的に情報量が多く、高カロリーで読者を疲れさせるかもしれないので、今後は引き算を覚えていければよりメリハリのある作品になるかと思います。次回作も期待しております!
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恋は正義に譲るモノ!
動きのある絵を描けていたと思います。これからは読者により認知されやすいキャラを作れるよう、キャラのシルエットやデザインに気を掛けてみてください。内容面に関して、世界観・主人公の説明が足りず、少し読みづらい部分がありましたので、「読者に読まれる」ことを意識して、客観性も持ち合わせましょう。
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離さないで、このままずっと
素朴な絵柄、痛々しいシーンで、思春期のもどかしい感情をうまく表現していました。ラストは根本的な問題が解決しないまま主人公が自己完結してしまっていて、読後の満足感を高められるよう丁寧にドラマを描き切って欲しかったです。応援しております。
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プライマリーソウル
ハッタリの効いた演出が冴え渡る作品でした。アクションシーンも迫力があり、絵の完成度も高かったです。全体的に要素がやや散らかっており、主題が分かりづらい印象を受けましたので、簡単に説明できるようにストーリーを整えられるといいですね。次回作も期待しております!
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安心のサポート!武器家電選ぶならカメダ電機
家電で戦うアイデアが子供心にとてもワクワク出来る作品でした。細かな演出やセリフにもこの企画ならではの遊び心が詰まっていて、読んだ後の満足度がとても高かったです。キャラクターのドラマは既視感を感じてしまったので、この企画ならではの感動させるドラマを作ってみて欲しいと思いました。次回作も期待しております。
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アウトサイダー・イン・ガールズ
演出が素晴らしかったです。間の作り方はとても1作目には思えませんでした。大胆な構図と繊細なセリフでテンポがコントロールできています。「夢で溢れたビー玉」「直線を描かない僕は」など詩的なフレーズも心に残りました。今後の作品も期待しております。
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後片付け
魅力的な絵と感情をキャラのちょっとした仕草や情報で感じさせるような演出を描けるところが将来性を感じました。しかし、物語や設定、説明は足りず、セリフも固いところがあって疑問も残ったままですっきりしないまま終わってしまったのがもったいなかったです。
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扉と怪物
ドラマがしっかり描かれていて読み応えがありました。「扉」というモチーフを最後まで使い切っていたところも良かったですし、ラストの演出も綺麗でした。相手が年下とはいえ、隠したい扉に鍵をつけない、家の中でかくれんぼをする、というのは本当に扉を隠したい人がやらなそうな行動なので、もう少しアイディアがあると尚良かったです。次回作も期待しております。
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アサヒの新世界
冒頭の魚眼レンズ風などの構図の巧みさ、細かな部分のデザインセンス、そして常に何かを企んでいるアサヒのキャラクターに引き込まれました。
作品が展開していくにつれて、リアリティラインが曖昧になったり、設定が過剰になる部分がありましたので、読者が取り残されず世界観を楽しむことができる工夫をしてみてください。 -
忘却列車
安定した画力が光る作品でした。終盤の読者を驚かせる演出も、効果的に使えていたと思います。一方で、ややモチーフが抽象的で、中盤まで読者が強い興味を持てる企画/キャラクターが不在の状態で物語が進んでいくのが惜しく感じました。もう一歩具体的に踏み込んだ企画/キャラクターを探していけるといいでしょう。
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幸福
キャラクターの感情が丁寧に描かれた作品でした。シリアスなシーンもありつつ、コメディシーンもあるので読者が楽しみやすい形になっていたと思います。種族の話でもあるので「エルフがこの世界でどう扱われているのか」をより分かりやすく描くと、今回のストーリーのドラマがより映えた印象でした。次回作も楽しみにしております。
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ギャグ漫画の世界線で生きてる魔法少女
2ページ目でまんまと笑ってしまいました。細かく笑いを取りにいっているので、印象に残るコマが多かったです。発想がユニークで魅力的でした。色々なジャンルにチャレンジして、作風の幅を広げていってください。次回作も楽しみにしております。
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魔法少女
線に色気を感じます。構図も捻りがあり、読むのに飽きませんでした。画面がごちゃついて見えるのがもったいないです。キャラと背景の線を分かりやすく区別するなど「どの線をどう引くか」を工夫すれば、もう少し見やすくなるはずです。引き続き応援しております。
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夢創作
「傑作が夢に現れる」という冒頭の展開に引き込まれ、その能力ゆえに苦悩する主人公の描写も非常に丁寧で、続きをどんどん読まされました。突然能力を失って、主人公が凋落していく展開がやや尻すぼみだったのと、1pあたりのコマ・セリフ数が多く少し読みづらかったのが改善点です。
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壁の向こう、違う空
それぞれ悩みを抱えた二人のキャラクターの、交流を通じて互いに変化していく様子が丁寧に描かれた作品でした。いかんせん会話主体で進むため地味さとセリフの多さが気になりました。出来事、エピソードをもっと描けるようになると、より読者の心に届く作品になるかと思います。
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友人・故人・有名人
冒頭の入りがキャッチーな点、曲や周りの反応を通して亡くなった友人と残された主人公との絆を見せていく手法が面白く描けていて良かったです。ただコマが出来事の羅列になっている傾向があるので、キャラの動きや会話で物語を作れると尚良くなると思いました。
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ナツが死んだ
先が気になるオープニングが作れていてよかったです。謎で引いて読ませるものの、ラストまで驚きがなく展開されてしまい物足りない印象でした。次回作はストーリーの起伏を意識しながら作ってみてください。応援しております。
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君は一番星
表情が安定していました。感情の機微/流れが表情によく出ており、感情移入しやすかったです。コマ割りで遊んでみたり、アイテムを使ってみたり、印象的な演出を作れると作品の厚みが増すと思います。次回作を楽しみにしています。
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プロローグ
他と比べてしまい自分の不甲斐なく感じる気持ちを、若者らしく描き切ったところが良かったです。憧れや苦悩などいま感じている感情を、共感性高く描けるところは良い武器なので、あとは物語をコンパクトにまとめる力を付けられると尚良いです。
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つきもの
まだ線の粗さや展開の急さは目立つものの、「こういうかっこいいシーンが描きたい!」という熱が伝わってくる作品でした。毎ページ見せゴマが入っている印象で、読んでいて飽きなかったです。今後の成長に期待しております。
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星と雨
キャラクター二人の掛け合いに愛嬌があり、魅力的に仕上がっていました。思い切りのいい演出も気持ちよかったです。読んだ後、この主人公は何を得たのか若干分かりづらく感じてしまったので、物語の前後で何が変わったのか明確に整理してみるとよいでしょう。次回作も期待しております!!
10代のための漫画賞へのたくさんのご応募ありがとうございました。
少年ジャンプ+としては初となる10代限定の漫画賞でしたが、多くの才能ある作家さんから投稿いただき、
大賞2作品、準大賞2作品、佳作7作品、奨励賞11作品の受賞が決まりました。
特に完成度の高い4作品が準大賞以上受賞という結果になりましたが、佳作・奨励賞も、それぞれが、
10代の今の自分なりの着眼点、そして「好き」を発揮できている作品が多かった印象です。
惜しくも受賞に至らなかった作品も、ぜひご自身ならではのこだわりや視点を大切にしながら、
スキルアップに励んでみてください。
今後も、ジャンプルーキー!や各種漫画賞への投稿をお待ちしております!