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あとがき
「地獄とは他人である」というフランスの哲学者サルトルの言葉があります。自分の存在価値や人生の歩き方を、常に誰かの評価で決めている人がいるとします。するとその人は、永久に他者から向けられる目から逃れられない人生・・・つまり真の自由を得ることはできない地獄を歩むことになる・・・というメッセージがサルトルの言葉に込められています。 魔法使いパナのような自分を肯定してくれる他者が仮に周りに現れたとしても、結局、最後に自分の価値を決めるという選択を行えるのは「自分」しかいません。果たして・・・主人公の杉並くんは真に自分の夢に自信を持つことができるのでしょうか・・・?