ファンタジー

あくとちから

Fraino Uribow

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夜にこっそりと行進するような兵士について、ぼくが眠れずに考えを巡らせているときでした。流れ星がひとつ、空に閃いたのです。――老魔術師は言います。「鳥は、世界の広さを知っていて、その影の深さも、人よりうんと区別することができるのだ。」…この言葉を、もし信じることができるなら。(その2)