才能溢れる投稿作が読み放題!ジャンプでデビューできるマンガ投稿サービス
編集部が選んだ「少年ジャンプ+ 恋愛漫画賞」の結果発表です! 準大賞1本、佳作5本、期待賞が4本でました。 「少年ジャンプ+ 恋愛漫画賞」について詳しくはこちら。
SML
作品に自然な空気感が漂っていて、読みやすい作品になっていました。AIと恋愛を掛け合わせた時にこんな展開もできるのか、と読者を楽しませることもできたと思います。特にラストシーンなどでややストーリーの描写が薄くなり、読者にキャラクターが考えていることが伝わりにくくなってしまった印象でした。もう少し丁寧な描写ができるとより作品に深みが出ると思います。次回作も期待しております。
みたけゆめ
絵柄が可愛らしく、演出も頑張っていたと思います。企画も着眼点が面白く分かりやすいネタでした。ただ、全体的に所々で見づらくひっかかりました。ネームの時には内容を練るだけでなく、コマからコマへの視線の動かしやすさ、セリフの読みやすさ、場面転換の入りやすさなども重要です。無駄を削いで分かりやすく読みやすい構成とネームを心掛けると良いかと思います。頑張ってください。期待してます。
南乃暦
ドア越しの会話全てに優しさがあり、読んでいて心地よくなる作品でした。キャラクターの一人の顔が見えないため、感情を表現することが難しかったかと思いますが、丁寧な言葉選びやテンポ感でしっかり感情表現ができていたと思います。やや中盤に単調さが感じられたため、今後は作品全体の構成を上手く練っていくことを意識してみてほしいです。次回作も期待しております。
九柳やなぎ
設定を工夫して、読者を楽しませようとする意気込みが感じられる作品でした。キャラクターの表情が豊かなところも良かったです。設定が特殊なので、やや読みにくくなってしまったことが残念でした。読者が負担なくストーリーを追えるように、情報の出し方や文字の整理が必要だったと思います。また、印象に残るような構図やセリフを置けるとさらに作品の魅力を表現できるので今後の課題の1つとしてみてください。次回作も期待しております。
朦朧太郎
キャラクタービジュアルの独特さにセンスを感じました。会話のテンポ感もよく、言葉の選び方も上手なので読者が楽しく読める作品になっていたと思います。場面展開がやや雑になってしまい、作品のテンポ感を損なっていたところがあったので、ページ作りを少し丁寧にしてみるとより読みやすい作品になると思います。また、次回はもう少し長いページの作品にチャレンジしてみてください。次回作も期待しております。
月島大
恋を始められない二人の関係性が新鮮で、キューピットのキャラもよく活かされていると感じました。この関係が提示されて、この二人はどうなるのか!?という美味しい部分の手前で終わってしまったのが勿体ないので、ぜひ次作はキャラ、関係性を提示した上でどう面白く展開していくか、長めのページにも挑戦してみてください。
市川苦楽
クローン同士の恋という一見難しそうな題材とドラマを上手く掛け合わせて、エピソードに重みはありつつ爽やかな読後感を生んだ作品でした。線やキャラの体格がまだ不安定なところが散見されたので、たくさん描いてアップデートを進めてください。期待しております。
新堂
防災シェルターを買う、という流れから王道展開に上手く持っていった作品でした。柔らかな線が好印象で、ドキッとするシーンも上手く混ぜ込めており、基礎力の高さを感じます。デフォルメ絵が多く可愛すぎる印象も受けたので、書き込みとデフォルメのメリハリを効かせられるように意識してみてください。
乙原おきと
真面目に下品なことをすることでヒロインを救うという一風変わったラブコメ作品ですが、キャラクターが魅力的で楽しく読み進められました。自制心が強く求められる今の時代に合っている企画ですが、キャラの設定が唐突で少々無理があるようにも感じます。シリアスな絵で全ページ構成されていますが、どんな感情で読めばいいのか難しいシーンもありました。作品の楽しみ方を分かりやすく提示することも大事です。
モルダウ
テンポの良い展開が気持ち良く、女装ヒロインの可愛さの提示が秀逸な作品でした。既視感のある企画ではありますが、視点役のリアクションやワードセンスが面白く、この作品にしかない魅力も感じます。ただ、キレのある短いセリフに比べて、視点役のモノローグが冗長に感じたのも事実です。次の恋愛・ラブコメ作品を描く際には、<ヒロインを可愛く見せる>ことに対して邪魔をしているセリフや文字を推敲してみると良いかと思います。
「恋愛」というテーマで漫画賞を行い、様々な作品が集まりました。受賞作含め、独自性のある作品もあったのですが、型にはまり過ぎてしまっている作品も多い印象でした。「恋愛」と言われてすぐに想像できるテイストの作品が多く、「この発想はなかった!」というような切り口、キャラの作品がもっと見たかったというのが正直な感想です。テーマが設定された漫画賞に限らず、自分にしか描けないものを描こうとする姿勢は作品づくりにおいて大事になります。皆さんが“描きたいもの”を存分に描いた作品を今後も楽しみにしております。
現在ご利用のブラウザでは、本サイトをご利用いただけません。
対応ブラウザについて詳しくはヘルプをご覧ください。
作品に自然な空気感が漂っていて、読みやすい作品になっていました。AIと恋愛を掛け合わせた時にこんな展開もできるのか、と読者を楽しませることもできたと思います。特にラストシーンなどでややストーリーの描写が薄くなり、読者にキャラクターが考えていることが伝わりにくくなってしまった印象でした。もう少し丁寧な描写ができるとより作品に深みが出ると思います。次回作も期待しております。