編集部が選んだ「少年ジャンプ+ お仕事漫画賞」の結果発表です!
準大賞が2本、現実部門賞3本、ファンタジー部門賞1本が出ました。
「少年ジャンプ+ お仕事漫画賞」について詳しくはこちら。
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文化財調査補助員という専門的な職業を扱いながらも、主人公の悩みは身近で分かりやすく、応援したくなるお話でした。主人公が自分の内面に向き合い奮起するシーンの描写が巧みで、読後感も良かったです。一方で、中盤が中だるみしており、全体的にセリフ量が多く感じられるなど、構成力が課題だと思われます。見せ場を作る力のある方だと思うので、構成に気配りしつつ、今後も頑張ってください。
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先輩含む魅力的なキャラクターたち、展開の早いドラマが魅力で、ページをめくらせる力のある作品でした。主人公のキャラクターと上手く噛み合ったドラマと、それによって生まれるラストも満足感が高く良かったです。一方で、人の描き分けが甘く感じられるなど、画力に課題があるように思います。これから多くの作品を描いて画力を研鑽し、ご自分のレベルを高めていってください。
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全体的に構図が格好良く、絵柄やセリフ回しも含めてセンスの高さを感じました。才能をテーマに苦悩する気持ちをオリジナリティのある演出で描けていました。一方で、キャラクターの個性・印象の薄さも感じました。次回作以降はより面白い主人公を中心に回る作品を期待しています。
「お仕事漫画賞」へのたくさんのご応募ありがとうございました!
お仕事漫画としての王道を攻めた作品、ファンタジー職業ものという独自路線を極めた作品、どれも面白いものばかりでした。
今回は「仕事」という一見狭いテーマでしたが、皆さん想像力を膨らませて自分の作品に落とし込んでくださったと感じています。
一方で、テーマに上手く応えてはいるものの、読者への目配りに欠けた作品も多く見受けられました。
この作品を初めて目にした人がつっかかる箇所はないか、セリフ量や構図が適切かどうか、満足してもらうためのカタルシスを用意することはできているか、常に振り返って確認してみてください。
「ジャンプルーキー!」では今後も様々な漫画賞を開催予定です。才能あふれる皆さんのご応募、お待ちしております!
漫画としてのコマ運びが上手く、迫力のある表情、画面作りが出来ていると思いました。また激しいアクションシーンの中でも、主人公と相手の位置関係などが混乱なく、表現できており才能を感じます。主人公の目的意識が掴みにくい部分はありましたので、次はもっとシンプルな感情の物語に挑戦してみてもいいかもしれません。この賞をきっかけにさらなる飛躍を期待します。