「少年ジャンプルーキー×J SPORTS スポーツマンガ賞」の結果発表です！ 「サッカー」や「野球」だけでなく、「スノーボード」や「スケボー」、「BMX」といった多彩なジャンルの作品が揃い、結果として大賞1本、準大賞2本、奨励賞5本が出ました。
J SPORTSコメント
スノーボードというスポーツの素晴らしさや特色が上手く描けていました。漫画としての全体的なレベルの高さも感じ、大賞に推させて頂きました。 別のスポーツを描いてもらった時にどんなものが見られるのか、次作も大いに期待しています。
編集部コメント
画力、キャラ、演出力など総合的な面で、今回の大賞にふさわしい作品です。さわやかな読み味と勢いが良く、描けば描くほど上手くなるタイプなのではないかと思います。 今後の成長を追っていきたいという気持ちにさせられました。
J SPORTSコメント
とても読みやすく、違和感なくストーリーが頭に入ってきました。 スポーツにかける熱さも画から伝わってきて、素直に好きになれる漫画でした。 読後感もとても良かったのですが、逆に言うと予想外の展開があまりないなという印象もありました。
編集部コメント
キャラクターの熱さと表情が描けているのは好印象。
BMXという題材を漫画の絵として上手く落とし込めていました。 ドラマもしっかりと描けているのですが、事故の設定などリアリティが欠けている部分が少し残念でした。
J SPORTSコメント
「ごっつぁんゴール」という着眼点が面白いと思いました。サッカーの持つ競技性を上手く見せているのも高評価でした。ただ、ゴールを取るまでが意外とあっさりしており、読み手側にドキドキ感があまり伝わってこなかったのが少しだけ残念でした。
編集部コメント
発想が面白かったです。特殊な能力を描きつつ、サッカーへの想いもしっかりと描けていました。最後のピンチ感、ドキドキ感をもっと演出できれば、さらに良い作品になったと思います。
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J SPORTSコメントストーリーには引き込まれるものがありました。 スケートボードという競技の素晴らしさや、人々の感動がもっと画から伝わってくれば、漫画という枠を超えてファンを増やせる作品になるのではないかと思います。編集部コメント魅力のある絵で、兄弟の絆もしっかりと描けていました。 ただ、世界観への疑問点が多く、そこの説明もないまま話が進んでいってしまったので消化不良の面も。 一番の見せ場でも演出が足りず、いまいち盛り上がりに欠けていた点が気になりました
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J SPORTSコメント雨男という企画が「面白いな」と思いました。 ただ、主人公の呪いの説明や、主人公以外のキャラの掘り下げがなく、内容に入って行き辛かったのが残念でした。編集部コメント画など妙な魅力を感じる作品でした。 ただ、ボリュームが少なく、これだけでは判断できない部分も。 もっと長い作品で読んでみたいと思いました。
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J SPORTSコメントスポーツを通して、コミュニケーションが取れるようになるというストーリーはとても好印象でした。 ただ、びっくりするような展開や、すんなりいかないキャラ同士の心の機微などが、もっと欲しいなと思いました。編集部コメント読み味が軽く、すんなりと読めたのは良かったと思います。 ただ、主人公が簡単に壁を乗り越えてしまっており、キャラクターの持つ個性と矛盾が出来てしまっているのではないかと思いました。
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J SPORTSコメント主人公をサッカー選手にするのではなく、サポーターにした設定はオリジナリティがあると思いました。 ライバルと競い合うストーリー良かったのですが、スポーツとしての面白さや熱さがもっと欲しかったです。編集部コメントサポーターに目を向けた企画は良いと思いました。 ただ、「スポーツ選手のすごさ」が薄れてしまう形での協力は、サッカーのスポーツとしての面白さを減らしてしまっている印象も。サポーターの妄想を企画化するならもう少し工夫が欲しかったです。
J SPORTSコメント
キャラの感情の揺れ動きが描けているのは良いと思いました。 「挫折からの立ち直り」、「背の低い男性と背の高い女性」という企画の部分はありきたりだったので、もっと意外性が欲しいなと思いました。
編集部コメント
感情と表情が描けているので、そこを追求していけば成長できるのではないでしょうか。 「女の子がバスケを辞めた理由」、「男の子がバスケをやらせたい理由」がともに弱かったので、話の練りこみがもっと必要だと思います。
総 評
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J SPORTSサッカー・野球・バスケだけでなく、バリエーション豊かなスポーツマンガが揃い、とても読みごたえがありました。
その中でも、大賞に輝いた『SHREDDERS』はスノーボードというスポーツの持つ特徴や、面白さがしっかりと描けていたと思います。
全体としてはもっとスポーツの持つ魅力を前面に押し出した漫画が投稿されると良かったなと思いました。
ただ、スポーツを生で見る機会を提供できれば、そういった作品に近づくのではないかという期待が持てる作品も多く、今後に期待を持てる結果だと思いました。 -
編集部想像以上に個性豊かな作品が集まったスポーツマンガ賞でした。
今後に伸びしろを感じる方ばかりだったのは、編集部としてうれしい限り。
アイデア勝負の作品もありましたが、スポーツマンガの基本はキャラです。
大賞の「SHREDDERS」はもちろん、準大賞の「BUNNY HOP！」、「ごっつぁんの男」はそれぞれのマンガを生きるキャラが描けていました。
奨励賞も5本出るなど、今後のスポーツマンガ界に期待の持てる賞となったのではないかと思います。
