「ジャンプ+インディーズ」連載が2作品スタート!

「ジャンプ+連載争奪ランキング」にて連載権を獲得した作品が少年ジャンプ+で開始!
インディーズ連載とは、編集部のネームチェックを経ずに自由に連載できるジャンプ+の連載枠です。

2021年7月 の連載開始スケジュールは、以下の通りです。

◆7/5 (月) 「ミス・リトルグレイ 」 穂高汐
突然前世の記憶を思い出した超名門伯爵家令嬢ヴィヴィエッタ。
前世でイケメン幼なじみに振り回されて死んだ彼女は、今度こそ厄介ごとにはかかわらず大往生しようと心に誓う。
前世との違いに戸惑いながらもお嬢様ライフを奮闘するが…!?

◆7/9 (金) 「やり直し姫は夫と恋したい 」 田鵺功空
16歳差の政略結婚が決まったアゼルとスフィア。
互いの気持ちとは無関係な結婚…なのに嫁のスフィアは最初からアゼルにベタ惚れしていて…!?
ゾッコン系歳の差ラブコメ!!

8月以降も、新連載開始に向けて現在準備中です。
インディーズ連載権の獲得を目指してさらに多くの方が連載争奪ランキングにエントリーしてくれることをお待ちしています!

・ジャンプ+インディーズ連載の詳細はコチラ
・ジャンプ+連載争奪ランキングの詳細はコチラ
・開催中のジャンプ+連載争奪ランキングはコチラ

 「ジャンプ+インディーズ」連載がスタート!

「第6回ジャンプルーキー! アナログ部門賞」&「少年ジャンプ+ネーム原作マンガ賞」の募集を締め切りました

「第6回ジャンプルーキー! アナログ部門賞」、「少年ジャンプ+ネーム原作マンガ賞」の募集を締め切りました。
たくさんのご応募ありがとうございました。
受賞作品の発表は、いずれの賞も2021年9月頃を予定しております。

※賞の選考に関するお問い合わせには一切お答えできません。ご了承ください。

少年ジャンプ+ネーム原作マンガ賞 に関して
※募集期間内に投稿された作品でも、締切以降に作品を削除・内容変更した場合は選考の対象外になりますのでご注意ください。

 「第6回ジャンプルーキー! アナログ部門賞」の募集を締め切りました
「第6回ジャンプルーキー! アナログ部門賞」の詳細はコチラ

「少年ジャンプ+ネーム原作マンガ賞」の詳細はコチラから
「少年ジャンプ+ネーム原作マンガ賞」の詳細はコチラ

【第78回】「SPY×FAMILY」「怪獣8号」「あやかしトライアングル」ネーム大公開!! 作品の魅力が伝わるネームづくりの極意

はじめまして!ジャンプ+編集部1年目のK谷です!
学生時代は医療系の勉強をしており、大学院では毎日顕微鏡で臍帯血(へその緒の血)の細胞を眺める日々を送っていました。今は少しでも早く一人前の編集者になれるよう、頼りになる先輩に色々なことを教えていただいきながら大好きな漫画を眺める毎日です!

そんな私が最初に「これは難しい…。」と思ったのが「ネーム」です。原稿になった漫画はよく目にする機会がありますが、ネームは今まで見る機会があまり無かったので「読みやすいネーム」の作り方が分かりませんでした。(「読みやすいネームなんて楽勝。」と思った方、まだサイトを閉じないでください。もう少しスクロールしていただくと、大人気作品を連載中の先生方のネームが…!もう少し、もう少しご辛抱ください…!)

「ネームは描いた本人が分かるように描けばいいよね。」と思う方もおられるかと思いますが、「読みやすいネームづくり」は漫画家を目指している皆さんにとっては重要な課題になります。
なぜ重要なのかというと、実はジャンプ+の連載会議には作品をネームでご提出いただくことになっているからです。読切作品をご提出いただく際も同様です。また、最近はジャンプルーキー!でもネーム原作のみを募集する漫画賞「少年ジャンプ+ネーム原作マンガ賞」(現在は応募を締め切っております)を開催しました。
このような理由から、作品の魅力が十分に伝わる「読みやすいネームづくり」は漫画家デビューには必要不可欠と言えます!

皆さん、「読みやすいネーム」「作品の魅力が伝わるネーム」を描いてみたくなってきましたか?
そんな皆さんのために今回はジャンプ+、週刊少年ジャンプでご活躍中の3名の先生方から連載作品の1話目ネームをご提供いただきました!素敵な作品を作っておられる先生方がどんな風にご自分の作品の魅力をネームで伝えたのか、しっかり見せていただきましょう!

一人目はジャンプ+大人気作品「SPY×FAMILY」の遠藤達哉先生のネームです。


最初にお見せするのは、メインキャラクターのロイドが登場するシーンです。
ネームの線は少なめですが、ロイドのクールな表情や敵の焦っている顔はしっかりと伝わってきます。
表情はキャラクターの感情が一番見える部分なのでネームでもしっかり描いていきたいですね。


次はロイドのアクションシーンです。
ロイドと敵のコマごとのポーズが一目で見て分かるので、激しいアクションなのにかなり読みやすいです!
また、ラストでロイドが椅子を敵に叩きつけているコマでは、折れた椅子の破片も省かずにきちんと描いてくださっているので、こういったところから戦いの激しさが伝わってきます。

最後は娘のアーニャのロイドに対する印象が変わった瞬間を描いたシーンです。
作品の見せ場では、キャラクターが一番かっこよく見える演出が必要になります。
ここでは、アーニャの表情からロイドの後ろ姿がどれ程かっこよかったかが伝わることにも注目していただきたいです。もしネームの段階だからといってアーニャの表情を曖昧に描いてしまったとすれば、このシーンの魅力はここまで伝わらなかったと思います。

以上遠藤先生のネームでした!
描きこみが多い印象では無かったのですが、それぞれのコマで伝えたいことがきちんと伝わるネームになっていましたよね。たくさん描きこめば読みやすいネームになるわけではない、ということがよく分かりました。
遠藤先生、ご協力いただき誠にありがとうございました!


二人目はジャンプ+史上最速コミックス累計300万部を突破した「怪獣8号」松本直也先生のネームです。

まずは討伐された怪獣が見開きいっぱいに描かれたページです。
この世界での「怪獣」のイメージが伝わってきますね。
そして怪獣だけを描くのではなく、怪獣に押しつぶされた建物や信号機を描くことで怪獣の巨大さと「マジで今週中に終わるのかよ…」という怪獣専門の清掃業務を行うカフカの台詞に読者が共感できるようになっています。
こういった部分を伝えるために、一番見せたい怪獣以外の部分も描き込む必要があったことが分かりますね。

続いてカフカとレノが怪獣に遭遇するシーンです。スピード感がビシビシ伝わってきます!
キャラクター同士の位置関係が分かるように描写してくださっているので、激しい動きがあっても混乱せずに動きについていけますね。
また、カフカとレノが来ている防護服のデザインなど省略してよい部分は省略していることに注目です。


最後は1話のラストシーンです。
カフカが怪獣になったコマは原稿になった時に、窓の外に大きな月が出ていた背景が印象深かったのですが、ネームの段階からそういった演出がきちんと描かれています。
この背景が白い壁か大きな月が見えるかでこのコマの印象は大きく変わりますよね…。
こういった演出の部分はネームの段階から入れておく必要がありそうです!

以上、「怪獣8号」松本先生のネームでした!迫力がビシビシ伝わってくるネームでしたね。
それぞれのコマで見せたいものを自分で決めて、それ伝えるのに必要なものを丁寧に描く重要性が分かりました。
松本先生、ネームをお見せいただきありがとうございました!



最後のお一人は週刊少年ジャンプで「あやかしトライアングル」を連載中の矢吹健太朗先生のネームです。
今回は連載会議用にかなり描き込みを多めにしたネームをご提供いただきました!もちろん、普段の週刊連載ではここまで描き込みの多いネームを作るのは難しいので、もう少しラフに描いたネームで打ち合わせを行っているそうです。なので、皆さんも「こんなに描き込まなきゃいけないのか!」とは身構えずに、矢吹先生のネームの魅力を探していきましょう!



最初にお見せするのは、すずの可愛さが目一杯表現されたシーンです。
すずが着ている洋服や靴も丁寧に描かれており、すずがどんな可愛いらしさを持った女の子なのかがよく伝わってきます!
「自分が可愛い/かっこいいと思うキャラクターはこれです!」ということが伝わるネームにすることが作品の魅力を伝えるネームを作る第一歩になりそうです。


次は祭里のアクションシーンです。
技の1つ1つの迫力が伝わってきます!かっこいいですね。
祭里がどんな忍者でどんな敵と戦うのかがよく理解できます。
決めポーズや決め台詞にはキャラクターの性格が映し出されるので、そういったシーンではキャラクターの仕草や表情の描写を丁寧するとキャラクターの魅力が伝わりますね!

最後に祭里が女の子になってしまう衝撃のシーンです。
女の子になった祭里をどう見せるかは1話の肝になるので、コマ割りや構図が正確に伝わるネームが求められます。
今回のネームは読者にどんな風に祭里を見せたいかがしっかり分かる内容になっていますよね!
読者をどうやって驚かせたいのか、頭の中にある作戦がネームを見た人に伝わるように描くのが大切なのかなと思います。

以上、矢吹先生のネームでした!
キャラクターの目までしっかり描き込まれていたので、キャラクターの感情が強く伝わってきましたね。
ここまで濃密なネームを描くのは大変かとは思うのですが、メインキャラクターの目だけはネームの段階から丁寧に描いてみるとキャラクターの魅力が伝わるネームになるかもしれません。

ここまで3人の先生方の素敵なネームをご覧いただきましたが、いかがでしたか?
線の密度は一人一人で違いはありましたが、どの先生も作品の魅力が伝わるネームになっていたと思います。
ネームは漫画の設計図であり、作品の出来不出来の半分はネームで決まるとも言われています。
ネームの時点から「読者の目」を意識して読みやすいネームを作ることは必ず作品の読みやすさにもつながるので、このブログの内容を参考に「読みやすいネーム」を意識して作っていただきたいです。

そして作品が完成したら、ぜひジャンプルーキー!に投稿又はジャンプ+にWeb持ち込みいただけると嬉しいです!!
編集部一同、いつでも皆さまの作品をお待ちしております。
最後になりますが、ご協力くださった遠藤達哉先生、松本直也先生、矢吹健太朗先生、本当にありがとうございました!


■少年ジャンプ+への持ち込みはコチラ↓

■現在募集中!
『世にも奇妙な物語×少年ジャンプ+ presents『奇妙』漫画賞』はコチラ↓

少年ジャンプ+にルーキー出身作家の読切が続々掲載!

少年ジャンプ+でルーキー出身作家の読切作品が掲載決定!
掲載スケジュールは、以下の通りです。

◆6月28日(月)「暗殺者クリア」原作:矢薙 漫画:綾広
透明人間の殺し屋・クリアは、母リザの組織の指示に従い日々殺しを重ねていた。
ある日、盲目の女性に出会うのだが ──…!?

◆6月30日(水)「ハートシェルター」夏目尚祈
事故のあと、記憶を失った少女は、閉鎖空間でアンドロイドに育てられるのだが……!?

◆7月1日(木)「我ら!青春応援部!!」つみきどう
皆の青春を全力でサポートする青春応援部!部長の武田と後輩の阿久津は依頼が来るのを待ちあぐねていた。
そんなある日、漫画研究会の寺沢が青春応援部のドアを叩く!
二人は無事に依頼者の願いを叶えることが出来るのか…!?

◆7月3日(土)「玉兎の一発」幸橋明希
闇に生きる殺し屋の少年・一発。仕事終わりに怪しげな爺さんに「クラスメイトを守る」任務を依頼されるが…。
「異常な普通の人」と「普通な異常の人」がせめぎ合う、白と黒じゃないグレーの住人たちのちょっと血なまぐさい話。特別読切57P。

・矢薙先生の少年ジャンプ+掲載作品コチラ
・夏目尚祈先生の少年ジャンプ+掲載作品コチラ

 少年ジャンプ+にルーキー出身作家の読切が続々掲載!

『奇妙』漫画賞 応募受付開始!!

本日『奇妙』漫画賞の募集を開始しました。

「世にも奇妙な物語」でのドラマ化のチャンス!!
『奇妙』な漫画、求む!

型にはまらない極上の短編ドラマを作り続けてきた伝説の番組『世にも奇妙な物語』とWEB時代の型破りな漫画誌を目指す『ジャンプ+』が合同で漫画賞を開催!

ドラマ化に値する作品は『世にも奇妙な物語』で実際にドラマ化のチャンスも!
現代の読者の心を深く揺さぶる『奇妙』な漫画、求む!!!

締切は2021年9月30日(木)です。
あなたの力作をお待ちしています!!
→くわしくはコチラから

少年ジャンプ+にルーキー出身作家の読切が掲載!

少年ジャンプ+でルーキー出身作家の読切作品が掲載決定!
掲載スケジュールは、以下の通りです。

◆6月27日(日)「デビルズギフト」今 學
幼い頃に両親を亡くし、姉のグリシャと二人で暮らす少年・リンボ。
ある日、学内でも人気者のグリシャは悪魔に取り憑かれていると忠告する男が現れて…!?
新鋭によるダークファンタジー読切60P!

・今 學先生の少年ジャンプ+掲載作品コチラ

 少年ジャンプ+にルーキー出身作家の読切が続々掲載!

2021年5月期のルーキー賞受賞作を発表しました!

本日、2021年5月に投稿された作品のランキング上位10作品の中から、ジャンプ編集部の選んだ月間ルーキー賞受賞作品を発表しました。

2021年5月期 受賞作発表はコチラ

受賞作はもちろん、最終候補作となったランキング上位10作品の全てに編集部がコメントしていますので、受賞作と合わせてご覧ください。

月間ルーキー賞は毎月開催しているマンガ賞で、現在は2021年6月期のランキングを毎日更新中です。月間ルーキー賞について詳しくは「月間ルーキー賞とは」をご覧ください。