唯一無二の露出狂ギャグ漫画『剥き出しの白鳥』で少年ジャンプ+に強烈なインパクトを残し、
ほのぼの背後霊ギャグ『ミタマセキュ霊ティ』で、少年ジャンプ読者に愛された、新進気鋭のギャグ漫画家・鳩胸つるん先生に、創作の秘訣と連載獲得までの道のりをインタビューして来ました!
―――はじめに、鳩胸先生が漫画を描き始めたきっかけは何でしたか?
その後、大学4年生くらいまでバスケを頑張って、引退して就職活動しなきゃという時に、あ、俺、そういえば漫画家になりたかったなと。
急に本格的に漫画家を目指すようになりました(笑)
―――バスケにしばらく打ち込んでる間は、漫画家になりたいという夢はなくなっていたんですね。
―――その中で、ギャグ漫画を描こうと思ったのは何故でしょうか。
―――そうしてギャグ漫画を初めて描き上げた後、持ち込みか漫画賞か、具体的にどのようなチャレンジから始めていったのでしょうか。
―――いきなり受賞するとは凄いですね。その後、連載を目指す中でどれくらいのペースで作品を描いていましたか?
―――ペースとしては早い方なのではないでしょうか。
―――いきなり受賞はしたものの、その後が長かったわけですね。
―――6年間も諦めずに頑張り続けられたのには、何か理由があったのでしょうか。
―――『剥き出しの白鳥』『ミタマセキュ霊ティ』と2作ギャグ漫画を連載されましたが、連載をしてみて改めて感じたことや気づいたことはありますか?
―――より読者を意識するようになったという事でしょうか。
自分が好きなものを描くというのは大前提としてあって、かつ読者に受け入れてもらえるというバランスを取るのが、すごく難しいなというのを感じていますね。あとは、とにかく週刊連載ってやらないとわからないことの方が多いなと。逆に、思いもよらない嬉しい誤算もあったり。
―――例えばそれは、どんな誤算でしたか?
ハゼレナを描けたのが、僕にとっては『ミタマ』を描いて一番よかった事でしたね。
―――漫画賞や読切掲載を目指して頑張ってる新人さんたちが、自分の予想しない良いキャラになったという喜びを味わうためには、どうすれば良いのでしょうか。
でもやっぱり、僕も9年くらいやってますが、描いてみないとわからないことの方が圧倒的に多いなと、やればやるほど思うようになりましたね。そして僕はセルフボツよりも、描いたらすぐに担当さんに見せてましたね。完成した達成感で、すぐ見せに行っちゃうみたいな。出来はいいや、みたいな(笑)
―――良い意味で、フットワークの軽さがありますね。
―――それではネームは具体的にどういった手順で描いていきますか?
―――鳩胸先生はキャラクターを作る時にどのような点にこだわっていますか。
―――ギャグを考える上でのコツや大事にしていることは何かありますか?
自分でもイマイチだなって思ってるギャグが反応悪いと、すごく精神的にダメージがあるんですが、自分が面白いなって思ってるギャグがウケなくても、意外とダメージはないんですよ。僕も面白くて、担当さんの反応も良くて、それでも人気が取れない時もあって、もうそうなると、その結果も含めて面白くなっちゃうというか。
あとは、細かいことで言うと、ツッコミは最小限の方が良いのかなと思ってます。理想で言うと、単語ぐらいが良いなと。あまり長台詞のツッコミを描いていると、芸人さんのマネをしているようで自分でも冷めちゃうというか。漫才じゃなくて、漫画なのだから、絵で笑えるのが理想だなと思っています。