【第8回】ジャンプ+掲載への登竜門!「読切会議」とは

少年ジャンプルーキーへの投稿、いつも本当にありがとうございます。
今回の編集部ブログは、ルーキーのその先…ジャンプ+の「読切会議」について紹介します。

以前このブログで紹介しましたが、ジャンプルーキーに投稿された作品を編集部員が見て連絡し、担当になります。そして作家と担当は打ち合わせを重ねながら、ジャンプ+への掲載を狙っていくことになります。
その大きなチャンスとなるのが、例えば先のニューイヤー読切カーニバル(以下、ニューイヤー)のような、大規模な読切シリーズになります。
その掲載作を決めるのが「読切会議」です。

読切会議に向けて、担当は作家と打ち合わせを重ね、
①作品のネーム
②絵柄、画力の分かるキャラクターカットや、実際の原稿見本
の2つを用意します。

ニューイヤーに掲載された「愛言葉 LEAF WORLD」のネームと絵柄見本。

そして、担当のアピールポイントを書いた紙(編集部では、上書きと呼んでいます)を付け封筒に入れ、提出します。

ニューイヤーに実際に提出されたネームの封筒の一部。上にタイトルや担当のアピール、下に、各編集の感想が記載されている。

作品の提出から会議までに、編集部全員(編集長、副編集長含む)がネームを読みます。そして作品を読んだ各人の感想を、上書きに書き込んでいきます。

そして、いざ会議の時間!
ジャンプ+では、会議も編集部全員で行います。各担当が自分の作品のプレゼンをし、皆で上書きを基にその作品の良さ・欠点・修正すべきポイントなど意見を言い合います。喧嘩になることも…?
そうして一つ一つの作品について検討していき、最後に、どの作品を掲載するのかを決めるのです。ちなみにこの流れは、連載作品を決める「連載会議」でもほぼ同様です。

ニューイヤーでの具体的な数字を挙げます。
・提出された作品総数…35作品(うち、ルーキー出身…13作品)
・掲載された作品…10作品(うち、ルーキー出身…5作品)

会議に出された本数のおよそ3分の1、そして掲載作で言えば、何とその半分がルーキー出身作家の作品です。掲載に至らなかった作品の中には、過去のWJ本誌の連載作家もいました。いかにジャンプ+が新しい才能=ルーキーを重要視しているかが表れているかと。

これからもジャンプ+では、どんどん読切シリーズを実施していく予定です。
ルーキーのその先に進むためにも、まずは投稿から! 力作、お待ちしています!

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