月間ルーキー賞 2017年10月期 受賞作発表

月間ルーキー賞201710月期 受賞作発表 ブロンズ賞2本!! 個性豊かな作品ばかりで次回以降にも期待!!

ランキング上位10作品から編集部の審査で選んだ月間ルーキー賞の発表です!
投稿者は受賞作品と編集部によるコメントを比較して作品作りに活かそう!
ルーキー賞について詳しくはこちら

ブロンズルーキー賞

「少年ジャンプ電子版」もしくは「少年ジャンプ+」連載枠に掲載 賞金¥100,000-

月間ルーキー賞ランキング6

あの子はいつも揺戸瑠菜

常に振動してる女の子の漫画

AKA

編集部コメント

居そうでいなかった「常に揺れている」という面白い設定の女の子と、それを冷静に突っ込む女の子とのバランスが非常にうまく面白く読めました。「商品性」を感じつつも、今のままではワンアイディアでの漫画になっているという印象も否めません。今後はよりキャラクターで物語を転がしていく点を意識してもらい、さらなる成長を期待します。

ブロンズルーキー賞

「少年ジャンプ電子版」もしくは「少年ジャンプ+」連載枠に掲載 賞金¥100,000-

月間ルーキー賞ランキング2

野生探偵くんかくんか

探偵とは名ばかりで推理とか全くしてません! 野生児の女の子が活躍するコメディです!お気軽にどうぞ!

金子 こがね

編集部コメント

画力、構成力、演出力と全体的なレベルの高さを感じる中で、特にキャラクターへの意識が高いのがブロンズルーキー受賞の決め手になりました。 一方で、読者がアッと驚くような意外な展開は乏しかったように思います。 可愛い絵柄やキャラクターを武器として、さらに目立てる展開を考えてみて下さい。

最終候補作

月間ルーキー賞ランキング1

編集部コメント

柔らかい読み味の作品が多く集まった今月の最終候補の中で、しっかりとした作風で異彩を放つ作品。 題材にオリジナリティがあって新鮮だったのですが、だからこそ「主人公の気持ちへの共感」で物足りなさを強く感じてしまいました。 「独自性」はイコール「誰もが一瞬で共感できる『あるある』ではない」という長所短所の両刃です。 なので「刀に魅了されて人生を懸ける」説得力にエピソードや絵力を費やして欲しかったです。 ページ数の関係もあるのかもしれませんが、その点がダイジェストやモノローグで流れてしまってるのが強く気になりました。

月間ルーキー賞ランキング3

編集部コメント

ノリがよく、ギャグも詰まっていてよかったです。 さらにレベルアップするには、「キャラクター性」の強化と、そのキャラクターの「好感度」がポイントになると思います。 今作では、見た目などキャラを感じる部分もありますが、まだ弱かったです。また、好感度という意味でも、もっと凄さなりカッコよさなり期待したいところです。

月間ルーキー賞ランキング4

編集部コメント

既存の作品の影響も少し感じましたが、キャラクターの掛け合いがとてもテンポ良く面白かったです。 絵もとても丁寧で好感が持てました。 ギャグをたくさん入れようとする姿勢はいいのですが、少し数を絞って、ストーリー構成力がつけば、さらに良い結果が待っていると思います。

月間ルーキー賞ランキング5

編集部コメント

<この作品は他商業誌に発表済みの作品であるために、公開規約に則り最終候補ではありますがルーキー賞の受賞対象外とさせていただきました。>
一枚絵としての上手さ、好感を持てる主人公が描けていると思いました。 ただ、描き込み、セリフが多く、読みづらさを感じるページも。 見せたい絵はどこなのか意識して、ページにも強弱をつけると、より良くなると思います。

月間ルーキー賞ランキング7

編集部コメント

非常に緻密な絵柄で、キャラクターの服装に対する作者の強いこだわりを感じました。 「移動風呂屋」というコンセプトにも目新しさがありましたし、文字通り「読んで温かくなる」作品でした。 ただ、物語の起伏はそこまで激しくないので、今後は「もっと続きを読みたい!」と読者が強く感じられる設定や企画を考えるとよいでしょう。

月間ルーキー賞ランキング8

編集部コメント

縦スクロールを上手く使った演出や、異世界転生というテーマをイジリながらも丁寧に描いていたのは好印象でした。
ただ、絵やセリフ回しが漫画の表現としてはまだ拙く、次回作で努力して頂きたい部分だと感じました。

月間ルーキー賞ランキング9

編集部コメント

毎月ランキング常連となっている作者さんですが、今作もレベルの高さを感じました。ただ、もう少し丁寧に<設定>や<世界観>を説明して欲しかったです。1Pに文字ばかりを並べて説明するのではなく、わかりやすいシチュエーションを作って説明したりと工夫してみてください。

月間ルーキー賞ランキング10

編集部コメント

短いページ数でテンポもよく、非常に読みやすい作品でした。ただし作品として物足りなさを感じたのも事実です。毎話毎話の<驚き>や<満足度>が読者に「次も読みたい!」と思わせる大きな要因です。次回作はもっと長い話(構成)で実力を見せて欲しいです。

編集部からの総評

ブロンズ賞2本!! 個性豊かな作品ばかりで次回以降にも期待!! 今月もたくさんのご応募ありがとうございました。今月は企画を感じる作品から、読み応えのある作品など、それぞれに作者の色が出ており、次回作にも期待したい作家さんが多く見られました。
その中でも、可愛いキャラクターが光った2作品が頭一つ抜けてのブロンズ賞獲得となりました。賞を逃した他の作品も力作揃いでしたが、受賞作に比べると「商品性」に劣る部分を感じました。
ただ、受賞がゴールではなく漫画家としてのゴールは、連載、そしてヒット作を作ることだと思います。今回は受賞を逃してしまいましたが、面白い企画、魅力的なキャラさえ見つかれば、すぐに連載が始められるのが『少年ジャンプ+』なので、その高みへ迷うことなく挑み続けて欲しいと思います。