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月間ルーキー賞 2016年11月期 受賞作発表

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月間ルーキー賞201611月期 受賞作発表 クオリティは高い!されど今一歩を!

ランキング上位10作品から編集部の審査で選んだ月間ルーキー賞の発表です!
ルーキー賞について詳しくはこちら

ブロンズルーキー賞

「少年ジャンプ電子版」もしくは「少年ジャンプ+」連載枠に掲載 賞金¥100,000-

月間ルーキー賞ランキング2

編集部コメント

カラーで縦スクロールというだけでなく、ストーリーやテンポもスマホ漫画に適した読みやすさ・わかりやすさがよかったです。絵柄もポップで好印象でした。
一方、ドラマがわかりやすいと同時にもう少し読者の心を強く動かすとがった部分も出てくるとよりよいと思いました。

最終候補作

月間ルーキー賞ランキング1

編集部コメント

常連のセキセイイン子さんの新作。『オーク』と『女騎士』という既存のネタをパロディした作品ですが、元ネタをうまく外して面白い作品に仕上がっていると思います。しかし、既存ネタのパロディという以上のキャラや展開は見られなかったのが受賞に届かなかった一因とも言えるでしょう。また既存ネタを知らない人には届かない作品であることも否めません。受賞まであと一歩と迫っているので、次回作ではオリジナリティー溢れるキャラ・作品を期待します。

月間ルーキー賞ランキング3

編集部コメント

前月ブロンズ賞受賞作に引き続きドラマなどは良かったのですが、キャラを擬獣化しすぎた結果、前回より「作品の味、雰囲気」が下がってしまった印象です。前月講評でも書きましたが、味・雰囲気は絶妙なバランスが必要です。今回はそのバランスが今一でした。その辺を狙って出来るよう、更に精進しましょう。

月間ルーキー賞ランキング4

編集部コメント

分かりやすい設定に読みやすい絵柄に好感が持てました。園長先生のキャラも印象的で、王道なエンディングも読後感が良かったです。改善して欲しい点はセリフ。全体的に文字が多過ぎて、文章を読まされているような気分になってしまいます。もっと「間」を意識して、現在の三分の一程度の文字量で同じ内容を表現できないか工夫してみましょう。

月間ルーキー賞ランキング5

編集部コメント

フルカラーで迫力のある画面が描けていますね。
ただ、主人公を含め、キャラクターの顔にもう一歩魅力が出るとより良いと思います。物語は非常にシンプルですね。次回は、より深みのあるキャラクターとストーリーを期待します。

月間ルーキー賞ランキング6

編集部コメント

ストーリーは面白く、グイグイ読めました。
ただ一発企画であり、独創性もそこまで高くはなかったので、審査会ではあまり推す声はあがりませんでした。ネーム力は感じられますので、それを生かして「魅力的・独創的な企画、キャラ」を表現して下さい。

月間ルーキー賞ランキング7

編集部コメント

「神様が現れて欲しい能力を与えてくれる」というのは、読者の興味を引きやすいよい題材ですし、そこからキャラごとに異なる行動を見せていく流れも面白かったです。またオチにひねりもきいていました。ただ、5人というのは読切の登場人物の数としては多い方なので、もっと体格や顔つきなどの描き分けが必要です。また、導入部があまりにも唐突なので、もっと読者に親切な始まり方を意識しましょう。

月間ルーキー賞ランキング8

編集部コメント

事故で両親を亡くし、残された兄弟たちを描いた今作。ベタな作りではありますが、それぞれのキャラをしっかりと見せているあたり、見やすい画面の上手さは高評価で、完成度の高い作品でした。しかし作品の特徴、いわゆる「ウリ」となるものが弱い印象です。家族をテーマに感動させるには今ひとつ物足りなさを感じました。何かもう一つフックとなるものが作品で見られれば、または泣けるまでの話に昇華できれば、連載も見えてくるかと思います。ぜひ次回作に期待します。

月間ルーキー賞ランキング9

編集部コメント

入りにくさがもったいない作品でした。
読者を置いてきぼりにしたまま、どんどん物語が進み新たな設定が登場していくので、読者に近いキャラクターの目線で丁寧に物語を進めていく必要があります。また、設定が強めなので、何より読者にキャラクターへ興味を持ってもらうよう意識をして作品作りをしてほしいと感じました。

月間ルーキー賞ランキング10

編集部コメント

中盤のどんでん返し含め、構成力を感じます。ただ、主人公のキャラクターや思想に今一歩深みや説得力が無く、その主張に説得力が無いと感じてしまいました。「読者を驚かせよう」という仕掛けを目的とし、それを実現できる力はあると思いますので、次回はその構成力を生かせるようなキャラクター、舞台を模索して欲しいです。

編集部からの総評

クオリティは高い!されど今一歩を! 今月の10本は、読み易いネームや興味を持ちやすい企画など一定のクオリティの高さが感じられる作品ばかりでした。読者の事を考えて漫画を作っている事が感じられ、頼もしいです。ただ残念ながら審査会で各編集が「この作品を強く推す」ということもありませんでした。全体的に「読みやすさ」「読者目線」などでは評価できるのですが、「ベタから一歩踏み込んだ独自性」「その作家だけの味」などが足りないと感じた結果とも言えます。
漫画は「商品」です。「商品」には「お客様が食べやすいもの。食べたくなるもの」という面が余程の事が無い限り必要です。ただ同時に「その商品でしか味わえないもの」という側面も非常に重要です。様々な漫画が溢れている昨今だからこそ「どこかで読んだ。どこかで読めそう」な漫画は、その漫画を連載として追い続ける力が弱くなってしまいます。
それを「プロレベルではなく新人賞レベルでも物足りなかった」というのが今回の本音です。クオリティの高さを、ある部分で感じるからこそ、皆さんの更なる一歩を編集部一同期待しております。