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月間ルーキー賞 2016年1月期 受賞作発表

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月間ルーキー賞20161月期 受賞作発表 自分を出し切った上で読者目線を

ランキング上位10作品から編集部の審査で選んだ月間ルーキー賞の発表です!
ルーキー賞について詳しくはこちら

ブロンズルーキー賞

「少年ジャンプ電子版」もしくは「少年ジャンプ+」連載枠に掲載 賞金¥100,000-

月間ルーキー賞ランキング7

編集部コメント

ベタな話ではあるのですが、それを巧みな演出力で「誰もが好きな王道な話」に進化しており編集部の評価を得ました。
また発展途上ではありますが、絵・ネーム共に「より魅力的なキャラを努力して生み出そうとしている挑戦の姿勢」が見えて、今後の成長にも期待出来ます。

最終候補作

月間ルーキー賞ランキング1

編集部コメント

シリアスな環境の兄と妹の感情がよく伝わってくる良作。クライマックスに驚きとご褒美が盛り込まれているのもグッド。
ひとつの読切としての完成度は高いので、今後は読者が興味を持ち続けられるキャラクターや企画設定を練りこんで欲しい。 また、表情はよく描けているが更なる画力の向上を望みたい。

月間ルーキー賞ランキング2

編集部コメント

「良い話」としてキッチリまとまっています。ラスト等に登場する、光を意識した透明感のある絵など、確かな表現力を感じました。難点は…「まねキング」のキャラクターでしょうか。魅力を高めようと工夫されたのだと思いますが、正直ちょっと浮いてます。もっとまねキングを生かしたコメディ調の話であればいいのですが、現状中途半端な印象です。次回は、思いっきり「感動」に振り切ってみるのも手だと思います。

月間ルーキー賞ランキング3

編集部コメント

家族や母親をテーマにしているだけあって、女王の装飾品や女性の姿を描くことは上手だなと思いました。ただ、上手いが故に描き込みが多くなってしまうという難点も見受けられました。読者の視点になって読みやすさを意識して、無駄なものは省く画面の引き算が出来ると更に漫画としてレベルアップが可能になると思います。また、能力物にもチャレンジしていて少年漫画らしさが出ていて良かったです。しかし冒頭でもう少し能力者である解りやすい描写があれば尚良かったと思います。

月間ルーキー賞ランキング4

編集部コメント

昨年ブロンズ賞を受賞した作品に比べ、画力がアップしています。女の子を、演出や表情、仕草などで可愛くみせられる力を持っています。
オチが弱かったところは気になったものの、作者の力を考えると、次はWEB投稿でなく連載でヒットを狙うステップに進んでほしいと思います。

月間ルーキー賞ランキング5

編集部コメント

印象的なキャラクターを作ろうという意識は感じられるが、キャラのデザインも内面もまだまだインパクト不足。 せっかく動物の姿をした店員を出すなら、もっとぶっ飛んだ行動をするキャラクターを見せて欲しい。また、最後に視点人物が逆転しているのもギャグ作品としては考え物。

月間ルーキー賞ランキング6

編集部コメント

ネームが上手くテンポよく進んでいるので、出落ちで終わりそうな所が終わらず、楽しんで読めました。ただ逆に言えば「最大限魅力を引き出しても楽しめるのは読切まで」なネタなのも事実です。
最終目標は連載で楽しめる漫画です。最終候補常連のいぬころすけさんには、是非その殻を破る企画・キャラクターを模索して欲しいです。

月間ルーキー賞ランキング8

編集部コメント

高い画力に感心しました。コマ割の問題を含め読みやすさに課題は残りますが、力を感じる描写が多くありました。一方、ストーリーについては問題点がいくつかありました。まず、話に入りにくいことです。
次回作では、読者が知らなかったり興味が薄い設定は極力減らし、誰にでも読みやすい始まりを意識して下さい。

月間ルーキー賞ランキング9

編集部コメント

アメコミを意識した作品であり、その中でも進路に悩む高校生の心情が上手く描かれています。ただ、漫画として見せ場のシーンが感じ取れなかったのが残念です。例えば同じアメコミを意識した作品『僕のヒーローアカデミア』1話目では、主人公の緑谷が勇気を出して飛び出すシーンや、オールマイトが助けに来たシーンなど見せ場として強く印象に残るシーンがあります。そのようなカッコイイ見せ場を作ることが出来れば、例え続き物の漫画であっても1話だけで十分に面白さは伝わるので、ぜひ意識してみてください。

月間ルーキー賞ランキング10

編集部コメント

説明文の「事実を基にした」…正にそんな作品ですね。コンビニバイトのあるあるが詰まってます。
ただ、本当にそれだけの漫画になっちゃってるのが残念。事実を、エンタテイメントとして脚色していく事が必要だなと思います。特に、店員やお客さんのキャラクターに個性をつけていって欲しかったです。

編集部からの総評

自分を出し切った上で読者目線を 今回の最終候補全体の印象としては、「私はこれが面白い、好き、カッコいい、可愛い」という作家のフェチズムがネーム・絵の構図・台詞などに込められている漫画が多く、『作家』として頼もしい作品が多かった様に感じました。この点は更に更に突き詰めていって欲しいのですが、同時に必要なのは読者の目線です。
商業漫画は人に見せる・売るものなので、自分の好きを読者に共有させられるかが非常に重要です。自分の好きを突き詰めつつ、読者に売る『商売人』という側面も磨かなくてはいけません。と言っても読者に媚びることを起点に考えろというのではなく、自分の好みが詰まった漫画もキャラのちょっとした魅力出し・テンポのいい演出・読者を引き込む構成などに一味加えるだけで、ガラリと読者の印象、読みやすさを上げることが可能です。
その一味の違いが大きな違いになるということを頭に入れて、プロの漫画を見直してみて下さい。そして自身の漫画を描く際に推敲していって欲しいです。